じゅくちょー

「社会は、できたと思う。」
テストの日の夜のふり返りで、そう答えた生徒がいちばん多かった教科です。
戻ってきた答案を見ると、たしかに地理はよく取れていました。落とした点の半分以上は、明治からあとの歴史に集まっていました。

10月7日に行われた、令和8年度(2026年度)第1回基礎学力テスト。

社会は、時差の計算が出ず、何手も考える問題もない回でした。

だからこそ、「知っていたのに落とした」が、そのまま点の差になります。

落とし方は、はっきりしていました。問題文のすぐそばに見えている似た言葉を書く。

完答や並べかえで一つだけちがう。「2番目に古いもの」の注文を読み落とす。

その代表が、明治の政策を漢字4字で答える問題と、江戸時代の都市の行動の名前を答える問題でした。

5教科まとめての雑感は、前の記事に書きました。

落とし方は、三つの学習のどれから来たかで読むと、見通しがよくなります。字面だけの丸暗記。○がつくことだけを目的にした作業。根拠を見つけずに何となく選ぶ解答。

5教科をまとめた見方と、第2回までの2週間の予定は、第2回までにやることの記事に書きました。この記事では社会だけを、大問ごとに見ていきます。

5教科でいちばんやさしい。だから、取りこぼしが点差になる!?

まず、骨組みです。

大問中身配点
1世界の地理(図法・気候・宗教・人口・資源・モノカルチャー経済・EU)21点
2日本の地理(東北・九州・関東など)19点
3日本の地理(中部・九州・瀬戸内・中国・四国)10点
4古代から中世(縄文〜室町)17点
5近世から近代(戦国〜大正)16点
6世界と日本の近現代(アメリカ独立〜日中平和友好条約)17点

47問で100点。

地理3題、歴史3題で、公民はありません。例年どおりです。

『つばさ』では、一問ごとに「難しさ」を1〜5でつけています。

難しさ別の問題数と配点(47問・100点) 難しさ1すぐ解ける 34問(68点) 難しさ2 11問(26点) 難しさ3 2問(6点)=戸籍の記述・出来事の並べかえ 難しさ4・5 0問。5教科でいちばん「すぐ解ける問題」が多い回でした 一つちがえば0点の「完答・並べかえ」が、別に 8問・17点。

難しさ「1」が68点分。「4」「5」は0問です。

知っていれば解ける問題が、ほとんど。

いま集まっている学校の平均を見るかぎり、社会は例年並みです。

そのぶん、落とし方は三つに分かれます。

一つ、すぐそばの似た言葉を書いた。下線部や表の中の言葉、時代のちがう似た出来事。

二つ、完答・並べかえで、一つだけちがった。

三つ、「2番目に古いもの」「すべて選ぶ」のような注文を読み落とした。

答案を見ると、この三つで落とした点が、地理よりも歴史、それも明治からあとの大問5と6に集まっていました。

どれも、じゅくちょーが国語で言っている「何について」を四角でかこみ、「どのように」に波線を引く、で防げるものです。

大問ごとに、どこで分かれた!?

ここからは大問ごとに。

落としやすい一問は、「設問の注文→資料や本文の根拠→答えの形→採点の扱い」の順で深く見ます。

ほかの問題は、表にまとめました。

大問1 世界の地理は、資料から「一歩進めた」かで分かれた!?

問内容答えひとこと
(1)地図上で同じ長さの3本の線を、実際の長さの順に(完答)イ→ウ→ア赤道から遠い線ほど引きのばされている。逆に並べない
(2)赤道の近くなのに涼しい都市(語句と位置・完答)ア/d高地だから
(3)①インドで最も多い宗教ヒンドゥー教「ヒンデュー」は×(採点基準の書きこみ)
(3)②中国の人口政策一人っ子政策
(4)雨温図=大陸の内陸ウ年降水量が最も少ない
(5)①②アメリカの人口/ペルシア湾岸からの輸入品イ/原油
(6)①モノカルチャー経済の国エ輸出品目の割合で分かる
(6)②モノカルチャー経済の課題を、資料を参考に(記述)(例)特定の産物の国際価格が下がると、国の収入も大きく減る価格の上下で止めない
(7)EUについて正しいもの(完答)イ、ウ一つだけ選ばない。余分に選ばない

予想どおり、世界の姿(図法)から始まりました。

大問1は、ほとんどの問題でほとんどの生徒が正解しています。

深く見るのは、(6)②の記述です。

設問の注文=モノカルチャー経済にたよる国が抱える課題を、資料を参考に簡潔に書く。

資料の根拠=輸出品の割合のグラフ(一つの産物が約3割で最大)と、その産物の国際価格が大きく上がったり下がったりしている折れ線。

ここで、「価格が上がったり下がったりする」と、資料の読み取りだけで止めてしまう。

本人は、課題を書いたつもりになります。

答えの形=採点基準の例は、「価格が下がると、国の収入も大きく減る」。

資料から一歩進めて、国にとって何が困るのか、まで結ぶのです。

社会の資料の読み取りは、「読めた」で終わりません。「だから、どうなる」まで書いて、答えになります。

(1)の図法と(7)のEUは完答です。(1)は赤道に近い線を長いと思って逆に並べる、(7)は一つだけ選んで終える。

どちらも一つのちがいで0点になります。

大問2・3 日本の地理は、「割合」と「凡例」で分かれた!?

問内容答えひとこと
2(1)〜(3)白神山地/夏の冷たい風/暖流と寒流がぶつかる所世界自然遺産・やませ・潮目「自然遺産」「自然文化遺産」は×
2(4)シラス台地の性質を「水」を使って(記述)(例)水はけがよい「しみこむ」「吸いとる」「はじく」は×
2(5)①②地熱発電所の分布/エネルギーの名前◆/再生可能エネルギー火山のそば。凡例の記号を見比べる
2(6)①野菜の県別生産割合から読み取れることエ割合は、全体の量をかけてから比べる
2(6)②大都市の近くの農業近郊農業「効」は×(採点基準の書きこみ)
2(7)伝統的工芸品が多い理由を「冬」「農作業」で(記述)(例)冬に雪でおおわれて農作業ができないため「冬は寒いので」で止めない
3(1)〜(5)フォッサマグナ/九州の農業/瀬戸内の工業/島根県/6次産業化フォッサマグナ・イ・C・島根・ア出雲大社と石見銀山は島根

九州、東北、中国・四国。島根と徳島も出ました。

本命の地方が当たっています。

記述の2(4)「水はけがよい」と2(7)、用語の2(6)②近郊農業は、ほとんどの生徒は正解しています。

採点基準の余白には、2(4)で「水を通す」は○、「水がしみこみやすい」「水を吸いとる」「水をはじく」は×、と書きこまれていました。指定の「水」を入れても、畑作がさかんな理由になる言葉でないと点になりません。

点が割れたのは、2(6)①の割合と、2(5)①の凡例です。

2(6)①の注文=野菜の県別生産割合の表から、読み取れることを選ぶ。

キャベツ146万tの19.5%と、はくさい87万tの27.9%。割合だけ見ると、はくさいのほうが大きく見えます。

でも、全体の量がちがう。量に直すと、約28.5万tと約24.3万tで、キャベツのほうが多い。

割合は、全体の量をかけてから比べる。この一手で、正しい選択肢が決まります。

2(5)①の地熱発電所は、火山のそばにある、という筋は合っています。落とすのは、地図の凡例で◆と▲を取りちがえるところ。

記号を答える問題は、答えを書く前に凡例をもう一度指でおさえます。

大問4 古代から中世は、二つの資料を「結べた」かで分かれた!?

問内容答えひとこと
(1)弥生時代の説明ウ土偶は縄文、渡来人の漢字は古墳時代
(2)律令の税のしくみが崩れた理由を、資料をふまえ「負担」「戸籍」で(記述)(例)税の負担から逃れるため、戸籍をいつわる人が増えたから今回いちばん重い問題
(3)〜(5)北九州を守る兵/貴族や寺社の私有地/上皇の政治防人・荘園・院政院政を摂関政治と取りちがえない
(6)武士で初めての太政大臣エ(平清盛)頼朝は征夷大将軍
(7)六波羅探題イ京都で朝廷を見張る。鎌倉の役所と区別
(8)室町の農民の自治組織惣商工業者の座と区別

深く見るのは、(2)の記述。書き方の条件まで入れると、今回の社会でいちばん重い問題です。

設問の注文=平安時代に律令の税のしくみが崩れた理由を、資料ⅠとⅡをふまえ、「負担」「戸籍」の2語を使って書く。

資料の根拠=資料Ⅰは税の負担の表で、庸・雑徭・兵役は男性だけが負担する、と注があります。資料Ⅱは平安時代のある地域の戸籍で、女子が男子の6倍以上。

この戸籍、じつは阿波国、いまの徳島のものです。

大問4(2) 二つの資料を、一つの理由に結ぶ 資料Ⅰ 税の負担の表 租は田にかかる。 庸・雑徭・兵役は、男性だけが負担。 → 男性の負担が、とても重い 資料Ⅱ 平安時代のある地域の戸籍 男子 女子 ↑ ふつうなら、ほぼ半分ずつ → 女子が男子の6倍以上。おかしい 重い負担から逃れるため、男性を女性といつわって戸籍に届けた (例)税の負担から逃れるため、戸籍をいつわる人が増えたから。=2語を使い、「〜から」で結ぶ。 「女性が多かった」と読み取ったままでは、理由になりません。「なぜ多いのか」まで一歩進める。

「女性が多かった」と読み取ったまま書くと、理由になりません。

人が自然に生まれて育つなら、男女はほぼ半分ずつのはず。だから、この戸籍は正しく書かれていない。

なぜか。男性だけが負う重い負担から逃れるために、男性を女性といつわって届けたからです。

答えの形=(例)税の負担から逃れるため、戸籍をいつわる人が増えたから。2語を入れて、「〜から」で結びます。

採点の扱い=「負担が軽い女子」を「税のない女子」と書くと、減点でした。女性にも負担はあり、軽いだけです。

「なぜ女性がそんなに多いのか」と一歩進める。二つの資料を、この一文で結ぶ問題でした。

用語では、(5)の院政を「摂関政治」と書く取りちがえ、(8)の惣を「座」と書く取りちがえが目立ちました。

摂関政治は藤原氏が摂政・関白として行う政治、院政は上皇が行う政治。座は商工業者、惣は農民。

対にして覚えます。

(7)の六波羅探題は、「京都で朝廷を見張る」の一点で決まります。鎌倉にある役所と取りちがえると、別の記号を選びます。

字の形も一言。「荘園」の「荘」の下は「士」、「戸籍」の「籍」は竹かんむり。

採点基準には、この2字への注意が書きこまれていました。

今回、漢字で書く指示のない用語は、ひらがなでも○でした。ただし高校からは、社会の用語も漢字で書かないと基本的に×になります。

漢字で答える用語は、いまから一画まで書いて覚えます。

大問5 近世から近代は、「下線部の言葉」で分かれた!?

問内容答えひとこと
(1)戦国から安土桃山のころの世界の出来事(完答)ア、ウ16世紀=新航路と宗教改革
(2)見返り美人図の作者イ(菱川師宣)広重は化政文化
(3)1837年・大阪・元役人の反乱大塩平八郎人名は姓名そろえて
(4)近代的な産業の育成をめざした政策(漢字4字)殖産興業「富国強兵」は×。「興」を「工」と書かない
(5)日露戦争・シベリア出兵・韓国併合・二十一か条の要求を古い順に(完答・3点)ア→ウ→エ→イ年号ではなく、つながりで
(6)日比谷焼き打ち事件が起きた理由(記述)(例)日清戦争よりも死者や戦費が多かったにもかかわらず、賠償金が得られなかったから「多かったのに」と「得られなかった」の両方
(7)大正の民主主義を求める風潮大正デモクラシー

当日のふり返りで、迷った所に挙がったのは歴史でした。「大塩平八郎」「年号の並べかえ」「日本の産業革命」という声が出ています。

答案でも、落とした点はここから増えます。

深く見るのは、(4)。今回の社会を象徴する一問で、かなり多くの生徒が間違えました。

設問の注文=明治政府が、官営工場などを造って近代的な産業の育成をめざした政策を、漢字4字で書く。

本文の根拠=表の下線部に「富国強兵」。こちらも漢字4字です。

大問5(4) 「富国強兵」は目標、「殖産興業」はその中の政策 富国強兵=国を豊かにし、強い軍隊をもつ(国全体の目標) 産業を育てる 殖産興業 官営工場(富岡製糸場など) ← 問われたのはここ 軍隊をつくる 徴兵令 財政を立てる 地租改正 下線部の「富国強兵」も漢字4字。条件に合って見えるが、聞かれたのは「産業を育てる政策」の名前。

条件に合って見えるので、そのまま書きたくなる。

でも、富国強兵は国全体の目標。聞かれているのは、そのうち「産業を育てる政策」の名前です。

答えの形=殖産興業。「殖」は「ふやす」の字で、「植」ではありません。

「興」は「おこす」の字で、「工」でもありません。

採点の扱い=採点基準の正答欄の横に、「産業に関する政策」「富国強兵は国全体の方針」と書きこまれていました。採点する側も、この取り違えを見こしていたのです。

落とし方は二つ。富国強兵と書く。

殖産興業と分かっていて「殖産工業」と書く。後ろの一字で、4字がまるごと0点になります。

「何について」は「産業を育てる政策」。四角でかこめば、下線部の言葉とずれていることに気づけます。

(5)の並べかえも、かなり多くの生徒が間違えました。4つすべて合って3点。

3つ合っても0点です。

落とした答案の並びはばらばらでした。どれか二つの入れかわりより、流れそのものが入っていない形です。

年号の数字ではなく、出来事のつながりで並べる。

日露戦争に勝って韓国併合。大戦が始まって二十一か条の要求。

ロシアで革命が起きて、それをおさえるためにシベリア出兵。

革命が起きる前に、出兵はありません。

(3)の大塩平八郎は、ほとんどの生徒は正解しています。姓か名の片方で止まる筋だけ、気をつけます。

大問6 近現代は、「いつの話か」と「何番目か」で分かれた!?

問内容答えひとこと
(1)アメリカ独立宣言と同じころ、都市の民衆が商人の家を襲った出来事(品物と行動・完答)X 米/Y 打ちこわし米騒動は大正
(2)奴隷解放宣言エ(リンカン)宣言の文に引かれず、人名で選ぶ
(3)国際連盟について正しいものをすべて(完答)ウ、エアメリカ不参加・本部ジュネーブ・軍隊なし
(4)ブロック経済で本国と囲うもの植民地
(5)戦後の選挙の変化イ女性参政権
(6)冷戦の中で日本の復興が進んだ理由を「朝鮮戦争」「軍需物資」で(記述)(例)朝鮮戦争が始まり、アメリカが軍需物資の生産を日本に注文したからだれが注文したか
(7)戦後の出来事で2番目に古いものウ「2番目」に印。憲法公布→国連加盟→日韓基本条約→沖縄復帰
(8)1978年の日本と中国の条約日中平和友好条約「平和」「友好」の両方を、この順で

落とした点がいちばん大きかった大問です。

深く見るのは、(1)。かなり多くの生徒が間違えました。

設問の注文=1776年のアメリカ独立宣言と同じころ、日本の都市で民衆が買い占めた商人の家を襲った。その品物(X)と、行動の名前(Y)を書く。

完答。

根拠=年表の下線部の年。1776年は、日本では江戸時代の中ごろです。

品物は「米」。だから、行動も「米騒動」と書きたくなります。

落とした答えは、ほぼすべてこの形でした。

大問6(1) 「米」で「米騒動」と書く前に、時代を確かめる 江戸時代 明治 大正 1776年 アメリカ独立宣言(下線部a) ○ 打ちこわし(都市) 米を買い占めた商人の家を襲う 百姓一揆(農村) 年貢の軽減などを訴える × 米騒動(1918年) 大正時代。時代がちがう Xの「米」とYの「打ちこわし」で完答。Yを米騒動と書くと、米が合っていても0点です。

答えの形=Xが米、Yが打ちこわし。2つそろって正解です。

採点の扱い=採点基準の正答欄の横に、「米騒動は大正時代です」と書きこまれていました。

米騒動は1918年、大正時代です。

江戸時代の都市の行動は、打ちこわし。農村なら百姓一揆です。

「いつの話か」も、「何について」の一つ。年表の位置から、江戸時代だと先に決めてから答えます。

もう一つ、(7)の「2番目に古いもの」。ここも、かなり多くの生徒が間違えました。

憲法公布、国連加盟、日韓基本条約、沖縄復帰。この順番そのものは、多くの生徒が分かっています。

落としたのは、いちばん古いものを選んだ答えと、4つを全部順に書いた答えでした。

聞かれているのは「2番目」の一つだけ。注文の「2番目」に印をつけてから、記号を一つ書きます。

(3)の国際連盟は、「すべて選ぶ」の完答。国際連合の知識とまざって、「アメリカ中心でニューヨークに本部」を選ぶ。

1つだけ選んで終えるのも0点です。

(2)のリンカンは、選択肢の中の「奴隷解放宣言」という言葉に引かれて別の記号を選ぶ形が目立ちました。聞かれているのは人名です。

(6)の記述は、「朝鮮戦争」「軍需物資」の2語を入れても、だれが日本に注文したのかが抜けると、復興の理由になりません。

アメリカが、日本に、軍需物資を注文した。この向きを書きます。

聞かれていないことを足すと、かえって減点の筋です。

(8)も、かなり多くの生徒が間違えました。「日中平和」「日中友好」のように片方で止まる、「友好平和」と順番が変わる。

1972年の日中共同声明と区別して、「日中平和友好条約」まで一語で覚えます。

予想は、当たった!?

試験前の社会の傾向と対策で書いた予想の、答え合わせです。

予想結果
地理3題・歴史3題・公民なし当たり
世界の姿当たり(地図の図法)
明治当たり(大問5)
日本の諸地域の本命=九州、中国・四国当たり(シラス台地・島根・徳島)
日本の諸地域の大穴=北海道・東北東北が出た
日本の諸地域の対抗=中部地方としては出ず
時差の計算外れ(出題なし)

時差の計算は、令和1〜7年度の第1回で7年中5年出ていましたが、今年は出ませんでした。

第2回以降で出ることも考えて、計算の手順は練習しておきます。

外れた予想も消さずに残して、次に生かします。

第2回(11月11日)までに、社会でやること!?

今回の社会で落とした点は、知らなかったのではなく、知っていたのに、下線部の言葉を字面で書いた、注文を読み落とした、並べかえを年号だけで組んだ、という問題がほとんどでした。

やることは三つ。どれも「〜のときは、〜する」の形です。

  • 一つ目、設問を読んだときは、「何について」「いつの話か」「何番目か」に□。「誤っているもの」「あてはまらないもの」の「ない」には×印。答えを書く前に、必ず□を一つ入れる。それだけで、「2番目」の読み落としが消えます。
  • 二つ目、下線部の言葉がそのまま答えに見えたときは、「それは何についての言葉か」を一言で言う。富国強兵→国全体の方針。殖産興業→産業。□と合う方が答えです。意味を言うと、字面では選べなくなります。
  • 三つ目、完答・並べかえのときは、書いたあとに一つずつ理由を言う。並べかえは、年号ではなく「〜が起きたから→次に〜」と、出来事のあいだを声に出す。言えない所が、入れかわっている所です。「すべて選ぶ」は、選ばなかった選択肢にも×と理由を一語(本部がちがう・時代がちがう)。理由が書けない×は、まだ決まっていません。

取りちがえやすい用語は、相手と並べて、ちがいを一言で書きます。米騒動(大正・米の値段)と打ちこわし(江戸・都市の貧しい人々)。日中共同声明(1972・声明)と日中平和友好条約(1978・条約)。漢字は一画まで。「殖」を「植」と、「興」を「工」と書かないこと。

できたかどうかの見分け方。答えを書いたら、□の言葉と答えを一度つなぐ。「産業の政策は、殖産興業」。つながれば○です。

過去問を解いたら、×を次の5つに分けてください。×の横に番号を書き、「本当は何をすればよかったか」を一文で書きます。

×の中身社会では、こういう×次から
① 字面で書いた殖産興業を殖産工業・米騒動と打ちこわし・共同声明と平和友好条約相手と並べて、ちがいを一言で書く。漢字は一画まで
② 手順を飛ばした並べかえを年号だけで組んだ・選ばなかった選択肢を見なかった・資料の読み取りで止めて影響まで書かなかった「〜が起きたから→」で言う。×に理由一語。「だから国の収入は〜」まで書く
③ 何となく選んだ下線部の富国強兵を書いた・割合だけで比べた「何についての言葉か」を一言。割合は、もとの数にかけてから比べる
④ 注文を読み落とした「2番目に古いもの」「誤っているもの」「すべて選べ」□と「ない」に×印をつけてから解く
⑤ 知らなかった浮世絵の画家・社会権意味と一緒に入れる。教科書を閉じて書けるまで

どの番号が多いかで、第2回までにやることが決まります。

5教科をまとめた手順と、2週間の予定は、第2回までにやることの記事に書きました。

平均点は、学校ごとに発表されます。

集まったものから、年度別の平均点のページにまとめていきます。

じゅくちょー

答案が返ってきたら、×の問題を一つ選んで、聞いてみてください。
「この問題、何について聞かれてた?」
すぐに言えれば、知識の問題。答えと同じ言葉をくり返したら、問われていることをつかむ前に答えていた、ということです。どちらも、次から取れる点です。

答案を持って、どこで落としたかを一緒に数える学習相談を、公式LINEでの学習相談で受け付けています。

徳島の国語英語専門塾『つばさ』は、第2回に向けて、一人ひとりの「落とした一手」を探していきます。

ちゃん♪ちゃん♫

徳島市で「読解力」を育てる国語専門塾つばさ

この記事を読んだ保護者の方へ

徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。