じゅくちょー

理科、国語、英語と来て、今日は社会です。

社会の基礎学、令和元年度から令和7年度までの21回分。

1問ずつ表にして数え、全部で928問!

分野、単元、資料の種類、答え方、指定語、模範解答。

採点基準も21回分、全部そろえて照合しました。

数えてみて、いちばん驚いたことを先に言います。

社会は、暗記科目ではありませんでした。

今日は、そんなお話です。

基礎学平均点情報ページは、コチラ

基礎学社会の傾向のおさらいから!?

まずは、おさらいから。

第一回の社会は、大問6つ。

1が世界の地理、2と3が日本の地理、4から6が歴史。

公民は、出ません。

この形、令和元年度から7年連続です。

7年間で公民から出たのは、令和5年度の歴史の年表の中に紛れていた「国際連合」の1問だけ。

公民は第二回から入ってきて、第三回で経済が加わります。

小問は40〜48問、記述は6〜9問。

配点が書かれている年の採点基準を見ると、記述が1問3点、語句と記号が2点です。

ここまでは、毎年見ていれば分かること。

問題は、ここからです。

928問で、同じ答えが2回出た用語はいくつ!?

語句で答える小問は、21回でおよそ380問あります。

この380問の答えの中で、同じ用語が2回以上出たものを数えました。

いくつだと思いますか?

53語です。

3回以上出たものは、11語。

最多は「南極大陸」と「公共の福祉」の4回でした。

つまり、過去問の答えをそのまま覚えても、次の年にはほとんど出ないのです。

「社会は暗記科目」と思っている子が、第一回で点を落とす理由がここにあります。

では、何が繰り返されているのか。

用語ではなく、「型」です。

  • 時差の計算。第一回で7年連続。「○月○日午後○時」まで書かせる
  • 雨温図で都市を選ぶ。21回で13問
  • 統計表やグラフから国や県を選ぶ。21回で約30問。畜産が突き抜けていれば鹿児島、人口なら中国(最近ではインド)、鉄鉱石ならオーストラリア
  • 年代順の並べかえ。毎回1〜2問。半分が幕末から戦後
  • 指定語を入れた記述。140問中67問に「〜を用いて」がつく

この五つの型は、用語が変わっても毎回出ます。

私は以前のブログで、点の知識ではなく線の知識として枝葉を問う問題が多く、「だいたい」「なんとなく」「〜な感じ」と曖昧な知識を蓄えることを社会の暗記と思っている生徒を苦しめる問題でした、と書きました。

928問を数えて、その感覚が数字で裏づけられた形です。

じゅくちょー

①問題の文章を読む 
②指定された資料を見る 
③選択肢を見る

この順番で答えを導き出しているでしょうか? 

その②と③の間にある思考を加えて欲しいんです!!!

これは、令和4年度の第一回のときに書いた言葉です。

資料から読み取れる情報を、選択肢を見る前に一つ書き出す。

国語の読解で「設問の注文を先に決めてから本文を探す」のと、まったく同じ順番ですね。

第一回の本命は、世界の姿と明治、そして九州!?

理科と同じように、第一回の7年分で、どの単元が何年出たかを数えました。

単元出た年数中身
世界の姿7年/7年緯度・経度・時差・本初子午線・対せき点。28問
明治7年/7年地租改正・憲法・日清日露・条約改正。25問
全国の産業6年工業地帯をグラフで判別・貿易・産業の空洞化
飛鳥・奈良6年冠位十二階・大化の改新・墾田永年私財法
江戸前期6年鎖国・産業の発達・元禄文化
戦後6年農地改革・独立回復・高度経済成長
九州5年促成栽培・シラス・筑紫平野。令和7年度は出ていない
中部3年令和6・7年度に連続。日本アルプス・レタス・北陸・中京
北海道2年令和2・3年度以来出ていない
地形図1年令和4年度だけ

世界の姿と明治は、7年皆勤。

ここは予想ではなく、確定です。

日本の地理は、九州・中国四国と中部が交互に来ています。

令和5年度が九州・中国四国、令和6年度が中部と九州・中国四国、令和7年度が中部。

順番から言えば、令和8年度の本命は九州・中国四国。

対抗は、令和2・3年度以来ご無沙汰の北海道・東北です。

歴史は、第一回の時点で飛鳥から戦後まで、通史でまるごと出ます。

「学校でまだ習っていないから」は、基礎学では通用しませんよ。

記述は「指定語+30字+〜ため。」!?

21回分の記述は、140問。

採点基準の模範解答を全部並べて、字数を数えました。

最短6字、最長72字、真ん中が28字。

半分が20〜38字に収まります。

長く書くほど点になる教科ではないのです。

令和6年度の第一回、北陸で地場産業が発達した背景を「雪」「副業」を用いて書く問題。

模範解答は「雪が多く降り、農作業のできない時期の副業」

採点基準の備考には「同意可」「『雪』『副業』の2つとも使用すること」とあります。

指定語は、答えの骨です。

指定語を入れて、理由をつないで、「〜ため。」で結ぶ。

この一文の型で、140問のほとんどが書けます。

逆に、指定語を落とした答案は、どれだけ立派に書いても点になりません。

じゃあ、どこから手をつける!?

対策の順番は、こうです。

  • 世界の姿を1枚にまとめる。緯度・経度・本初子午線・対せき点・時差の計算。第一回の大問一の入口
  • 九州・中国四国と中部を、地図帳を開いて「位置+産業の言葉」で。促成栽培・シラス・筑紫平野、日本アルプス・レタス・北陸・中京
  • 明治を線でつなぐ。地租改正→憲法→日清・日露→条約改正を「誰が・なぜ・結果」で言えるように
  • 記述の型を固定する。指定語を入れて、理由をつないで、「〜ため」。書いたら指定語に印をつける
  • 過去問は第一回を令和5・6・7年度の順に。時差・並べかえ・記述を先に採点して、落とした型を数える

「社会は覚えるだけ」と思っている子ほど、用語は知っているのに、地図上のどこかを聞かれて止まります。

用語が出たら、地図帳を開いて指で押さえる。

この習慣が、そのまま第一回の点になります。

過去の第一回の問題分析は、令和4年度令和3年度に、大問ごとに書いています。

じゅくちょー

「出る型と用語」の一枚は、教室に置いています。地図帳を横に置いて、位置と一緒に覚えてくださいね。

では、みなさまの健闘を祈ります!!

ちゃん♪ちゃん♫

徳島市で「読解力」を育てる国語専門塾つばさ

この記事を読んだ保護者の方へ

徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。