じゅくちょー

「国語は簡単やった。」
テストの日の夜、いちばん多かった感想です。
戻ってきた答案を見ると、本文はちゃんと読めていました。落としたのは、答えらしい言葉を見つけたあと、文の初めや別の資料に戻って確かめる一歩でした。

10月7日に行われた、令和8年度(2026年度)第1回基礎学力テスト。

塾生の答案が、そろいました。

国語は、読むだけなら易しい回でした。

それでも、点を落とした所ははっきりしていました。

一つは古文(大問三)です。麻と蓬のたとえを、人の話に置きかえられたかどうか。

もう一つは資料の問題(大問四)です。空らんのすぐそばにある言葉を答えてしまったか、それとも別の資料まで戻って確かめたか。

どちらも、知識の問題ではありません。答えらしい言葉を見つけたあと、別の場所へ戻って確かめたかどうかです。

5教科まとめての雑感は、前の記事に書きました。

落とし方は、三つの学習のどれから来たかで読むと、見通しがよくなります。字面だけの丸暗記。○がつくことだけを目的にした作業。根拠を見つけずに何となく選ぶ解答。

5教科をまとめた見方と、第2回までの2週間の予定は、第2回までにやることの記事に書きました。この記事では国語だけを、大問ごとに見ていきます。

読むのは易しいのに、点にならない!?

まず、骨組みです。

大問中身配点
一漢字の読み4・書き4・文法・書写20点
二小説22点
三古文『十訓抄』19点
四三つの資料とノート(月面で作物を育てる話)24点
五作文(二段落・二百〜二百六十字)15点

五つの大問で100点。

この形は、ここ数年変わっていません。

変わったのは、点の取り方です。

年度記号で選ぶ抜き出し記述作文
令和6年度36点9点12点15点
令和7年度36点15点10点15点
令和8年度17点30点18点15点

記号で選ぶ問題は、迷っても何かを選べば手応えが残ります。

抜き出しや記述も、「場所は見つかった」「中身は分かった」という手応えは同じように残ります。

ちがうのは、条件が一つ合わないと、まるごと点にならないところです。

『つばさ』では、一問ごとに「読む難しさ」を1〜5でつけています。

今年の国語は、いちばん易しい「1」の問題が46点分。

じゅくちょーが一問ずつ解き直しても、読んで分からない問題はほとんどありません。

そこに、字数・指定の言葉・答えの形といった「書き方の条件の重さ」を足して、つけ直してみました。

難しさ別の配点(100点の内訳) 難しさ1 2 3 4 5(いちばん難しい) 読む難しさだけ 46点 22点 17点 15点 「5」=0点 条件込み 25点 33点 10点 24点 8点 「5」=小説の記述4点+資料の記述4点。作文(15点)は「4」 条件込み=読む難しさ+書き方の条件の重さ(字数・指定の言葉・答えの形)。つばさ式国語読解のルールで数えました。

読む力だけなら、いちばん難しい「5」は0点分。

条件を足すと、8点分になります。

小説の記述(4点)と、資料の記述(4点)の二つです。

作文(15点)は減点法で部分点が残るので、「4」に置いています。

生徒が感じた「簡単」は上の見方で、採点は下の見方。

答案を見ると、この見方は半分だけ当たっていました。

条件で落とした問題(資料の記述・作文の減点)は、たしかにありました。

ただ、それより多くの点を落としていたのは、古文のたとえの読みと、空らんのそばの言葉を書いてしまう問題でした。

書き方の条件を確かめる前の段階、答えをどこから取ってくるかで落としていたのです。

大問ごとに、どこで分かれた!?

ここからは大問ごとに。

落としやすい一問だけを、「設問の注文→本文の根拠→答えの形→採点基準」の順で深く見ます。

ほかの問題は、表にまとめました。

大問一 漢字と文法は、「同じ読み」で分かれた!?

問内容答えひとこと
1a読み「指摘」してき欠点などを取り上げて示すこと
1b読み「示唆」しさ「指示」「持続」など似た熟語に引かれない
1c読み「眺める」なが(める)傍線の範囲に合わせて書く
1d読み「漂う」ただよ(う)音読みは漂流の「ヒョウ」
2a書き「ハイボク」敗北「北」をボクと読む熟語
2b書き「キンイツ」均一「一」をイツと読む熟語
2c書き「ソナえて」備(えて)準備する意味。ささげるのは「供える」
2d書き「ノびる」延(びる)期日がのびるのは「延びる」
3文節どうしの関係イ(補助の関係)下の文節が本来の意味を失っている
4書写(行書)エ「適切でないもの」を選ぶ

漢字の読み4問、書き4問は、例年どおりです。

点を落としたのは、読みの「示唆」でした。

「しさ」です。「しじ」「じぞく」のように、形の似た別の熟語の読みが出てきてしまいます。

「示」は「指示」では「ジ」と読みますが、ここでは「シ」。「唆」は「サ」です。

読みの問題で点を落とすのは、知らない字が出たときより、形の近い別の熟語を思い出してしまったときです。

書き取りの「ソナえて」は、準備するなら「備える」、神仏にささげるなら「供える」。

どちらの字も浮かぶからこそ、意味で選ぶ必要があります。ここは、ほとんどの生徒は正解しています。

「ノびる」も同じです。

ふだん「のびる」は「伸」で書くことが多いので、迷わずに書いてしまう。

期日や期間がのびるのは、延長・延期の「延」です。

文法は、文節どうしの関係から「補助の関係」を選ぶ問題でした。

「〜て+動詞」の形だけで選ぶと、まちがえます。

「開けておく」の「おく」は、物を置いていません。

下の文節が本来の意味を失っているかどうか。ここを確かめるのが一手です。

書写の行書は、「適切でないもの」を選ぶ問題。

注文を読み落とすと、正しい説明のほうを選んでしまいます。

大問二 小説は、文の頭まで戻れたかで分かれた!?

問形式配点落とす一手
1抜き出し・十二字3点同じ中身の十三字・十一字を書く
2一文の初めの五字3点一文の頭を見落とし、途中から五字を書く
3人物像・記号3点前半の昆虫の話だけで人物をまとめる
4(1)二十字の初めの五字3点「そういう」をさかのぼらず、似たせりふから抜く
4(2)抜き出し・十八字3点末尾の「から」まで入れて二十字にする
4(3)一文の初めの五字3点順番が前の「ハッとする」文を選ぶ
4(4)記述・二十五〜三十字4点「場所」の語を落とす

抜き出しが5問で15点。

この5問には、採点基準に「同意可」が一つもありません。

一字ずれると点にならない、ということです。

最初の十二字の抜き出しは、ほとんどの生徒は正解しています。

点が割れたのは、2の「一文の初めの五字」でした。

設問の注文=吉岡さんが昆虫の話題に強い興味があることを示す一文を、傍線部より前から探し、初めの五字を書く。

本文の根拠=吉岡さんは、「興味がある」とせりふで言っているわけではありません。

メガネのレンズが光る、という様子の描写で表されています。

見つけること自体は、むずかしくありません。

答えの形=「一文の初めの五字」。

「一文の初めの五字」は、文の頭まで戻る 見つけた所(レンズが光る)から数えると、一文の頭ではない 句点。 そうつぶや くと、…… メガネのレンズが光る ……。 ○ 文の頭から五字=「そうつぶや」 × 見つけた所から五字=点にならない 「興味」はせりふではなく描写で表されています。見つけたら、文の頭(句点のあと)まで戻って数える。

その文は「そうつぶやくと、」から始まっています。

レンズが光った所から五字を数えて書くと、一文の初めではないので点になりません。

もう一つの落とし方は、「前に嗅いでみたけど」のような吉岡さんのせりふを選ぶこと。

吉岡さん自身が興味を口にしている文を探すと、せりふのほうを選んでしまいます。

採点基準=「そうつぶや」。同意可はありません。

描写を見つけたら、その手前の句点まで戻り、句点の次の字から五字を数える。

文の初めまで戻って数える手順は、2・4(1)・4(3)の三問に共通です。

配点がいちばん大きい4(4)の記述は、条件が二つあります。

設問の注文=「わたし」の気持ちはどのように変化したか。

条件は「場所」という言葉を使うこと、「〜という前向きな気持ち。」に続く形、二十五字以上三十字以内。

本文の根拠=変化したあとの気持ちは、本文の最後の段落にあります。

「わたし」は自分に合わない場所を、泳ぎづらい水にたとえています。

そこで無理をしなくても、別の場所でもやっていける。そう思えたのが、変化です。

答えの形=「〜という前向きな気持ち。」に続くので、書くのは変化したあとの気持ちだけ。

変化の前(八方美人を長所と思えない)から書き始めると、字数が足りなくなります。

採点基準=同意可。ただし「『場所』がなければ不可」。

正答例は「『合わない』場所でも、別の場所でも、うまくやっていける」(という前向きな気持ち。)です。

中身が合っていても、「どこでも」「水の中でも」と書いて「場所」の一語を落とすと、4点がまるごと消えます。

もう一つ、筋のちがいもあります。

「今いる場所を出て、別の場所へ移ればいい」と読んでしまう筋です。

本文が言っているのは、合わない場所でもやっていける、という前向きさ。

「別の場所でも」の「も」が、その印です。

大問三 古文『十訓抄』は、注を借りられたかで分かれた!?

問形式配点答え・ひとこと
1現代仮名遣い・2問各2点あわん・おのずから。すべてひらがなで
2「の」の識別・記号3点イ。「が」に置きかえて通れば主語
3(1)抜き出し・五〜十字3点心の悪しき人。草の話と人の話が対
3(2)現代語で・五〜十字・2問各3点Ⅰ 正しく過ごしている/Ⅱ 自然と正しくなる
4出典の時代・記号3点ウ。鎌倉時代は『徒然草』

現代仮名遣い、「の」の見分け、出典の時代は、例年の形です。

「の」は、「が」に置きかえて意味が通れば主語を示す「の」。

「麻の中」だけが「が」で通らないので、これが答えです。

「心の悪しき人」は、「人」の前にあるので下にかかる「の」に見えますが、「心が悪い」で通ります。

点が割れたのは、3の(1)と(2)です。三問とも、かなり多くの生徒が間違えました。

3(1) 設問の注文=「麻の中の蓬」のたとえで、「蓬」がどのような人をたとえたか。古文から五字以上十字以内で抜き出す。

本文の根拠=この古文は、前半が麻と蓬の話、後半が人の話で、同じ組み立てで対になっています。

蓬の「まっすぐでない」に当たるのが、後半の「心の悪しき人」。

前半と後半に、「〜なれども」という同じ形があるのが目印です。

落とし方は二つ。一つは対の相手を取り違えて、麻に当たる「うるはしくうちある人」を書くこと。

これも十字で字数に合うので、本人は書けたと感じます。

もう一つは、たとえから離れて「まっすぐに生きている」のように自分の言葉で書くこと。

抜き出しの問題なので、自分の言葉では点になりません。

続いて、3(2)の「現代語で書く」問題です。

設問の注文=説明文「心根が良くない人も(Ⅰ)人と交わっていれば、(Ⅱ)ということ。」のⅠとⅡを、五字以上十字以内の現代語で書く。

本文の根拠=この古文は、前半が麻と蓬の話、後半が人の話で、同じ組み立てで対になっています。

説明文は後半の言いかえなので、Ⅰは「うるはしくうちある」、Ⅱは最後の一文に当たります。

答えの形=「現代語で」。

古文の言葉をそのまま書くと、注文に合いません。

ここで一手。

Ⅰの「うるはしく」には、その行に注がありません。

でも、前の行の同じ言葉には注がついています。

草について書かれた注を、人の話に移して「正しく」と言いかえる。

注は、同じ言葉がほかの場所に出てきたときにも使えます。

Ⅱも同じで、「おのづから」の注と、草の「まっすぐ」を人に移した「正しく」を組んで、「自然と正しくなる」。

採点基準=「同意可」。ただ、答案の採点を見るかぎり、その幅はかなりせまいものでした。

Ⅰは「正しく」の意味が入っていない答え、Ⅱは「自然と」を落とした答えが、点になっていません。

多かった落とし方は、注を借りずに、自分の言葉で空らんを埋めてしまうことでした。古語をそのまま書く答えは少数です。

「おちついている」「仲のよい」と書いた答えは、麻のたとえ(まっすぐ)を人の話に移せていません。

その行に注がなくても、同じ言葉の注を前の行から借りる。

草の話を人の話に移してから、現代語にする。

この二つの手順が、古文で点を取る近道です。

大問四 資料は、一覧に戻ってヒントで絞れたかで分かれた!?

問形式配点答え・ひとこと
1ノートの空欄・3つ各2点輸送費・非現実・八。「的」の前は三字だけ
2抜き出し・語句3点水耕栽培
3記号・二つ選ぶ4点イ・エ。地下に置く理由は資料二の後半
4記述・二十〜二十五字4点資料の文を写すと字数を超える
5記述・二十五〜三十字4点指定の言葉2つ+「……から、……」の形
6作物の名前3点レタス。資料一の一覧に戻る

月面で作物を育てる話。

三つの資料とノートを行き来します。

答え一つずつは見つけやすいのですが、往復に時間がかかります。

作文の直前にあるので、ここで時間を使うと作文が短くなります。

深く見るのは、5の記述です。

設問の注文=ノート「イネは(③)必要がある。」の③を書く。

条件は「日本の気候」「日照時間」の二つの言葉を使うこと、「……から、……」の形にすること、二十五字以上三十字以内。

本文の根拠=資料三で「必要がある」を探すと、月面農場でも地上と同じような日照時間や気温を再現する必要がある、という文があります。

その文は「だから」で始まっています。

「だから」の前に理由があるはず。

日本で育てられてきたイネは、たんぱく質が日本の気候を記憶している、という内容です。

答えの形=理由を「から、」の前に、することを後ろに。

「……から、……」の型に流し込む 理由(「だから」の前の段落) 日本の気候を記憶している ■ 指定の言葉①「日本の気候」 から、 すること(「必要がある」の前) 地上の日照時間や気温を再現する ■ 指定の言葉②「日照時間」 書いたら、次へ行く前に三つ確かめる ✓①「日本の気候」が入っている ✓②「日照時間」が入っている ✓③「……から、……」の形になっている(二十五〜三十字) どれか一つ欠けると「不可」 (採点基準の文言)

正答例は「日本の気候を記憶しているから、地上の日照時間や気温を再現する」。

採点基準=同意可。ただし、二つの言葉のどちらかがない答えも、「……から、……」の形でない答えも不可。

条件が三つ重なります。

中身は合っているのに、「日照時間」の一語が抜けている。

この落とし方が、いちばん起こりやすい形です。

書き終わったら、指定の言葉が二つとも入っているか、「から、」があるかを確かめてから次へ。

4の記述も、落とし方が決まっています。

資料の文をそのまま写すと、作物の名前が並んで二十五字を超えます。

並んでいる名前を「作物」とひとまとめにすると、字数に収まります。

写した人ほど「資料どおりに書けた」と感じるのが、この問題のこわいところです。

6の「□に入る作物の名前」は、この大問でいちばん点が割れました。

かなり多くの生徒が間違えました。

□のすぐ後ろに、葉物の野菜の名前が二つ出てきます。

葉物だという筋は合っています。

でも、答えはそこにはなく、資料一の八種類の一覧に戻らないと出てきません。

ここで、もう一つ手順があります。

一覧に戻っても、八種類のどれかを選ぶだけでは足りません。

資料三には、作物をしぼるヒントが三つあります。

日の長さに鈍感であること、葉を食べる野菜であること、工場で長い時間光を当てて育てること。

この三つに合うのは、一覧ではレタスだけです。

ヒントを確かめずに一覧へ戻ると、ダイズやイネなど、一覧にある別の作物を書いてしまいます。

正答はレタス。

空らんのそばの言葉で答えない。一覧に戻るときは、ヒントを三つ確かめてから選ぶ。この二つで点が分かれました。

大問五 作文は、本人に見えない減点で分かれた!?

グラフは、動画などを倍速で見る人に、その理由を聞いたものでした。

条件は三つ。

題名を書かず一行目から書く。

二段落で書く。

前段は、グラフから読み取ったことと、それに関連する体験。

後段は、前段をふまえて「情報やメディア」とどのように接していきたいか。

二百字以上二百六十字以内。

テストの日の夜、生徒たちは「二段落で書けた」「字数に収まった」と答えてくれました。

ちゃんと条件を見て書けている、ということです。

ただ、作文の採点は減点法で、項目は10個あります。

作文の減点項目(一つにつき3点) ▲① 原稿用紙の使い方・表記 ② 題や名前を書いている ③ 語句の誤りが三つ以上 ▲④ 文のねじれ・長すぎる一文 ⑤ 常体と敬体の混同 ⑥ 前段に読み取り+体験 ▲⑦ 後段が情報やメディア ◎⑧ 段落の分量のかたより ▲⑨ 筋が通らない・言葉足らず ⑩ 文章が完結していない ◎ 字数(二百〜二百六十字) ◎ 二段落と字数を守れば、自分で防げる ▲ 答案で実際に引かれていた減点 15点満点の減点法。採点基準から。

二段落と字数で守れるのは、⑧と字数の項目くらい。

答案で実際に引かれていた減点は、二段落と字数とは別の所でした。

引用に「 」を付けていない(①の表記)。

主語と述語が対応していない、一文が長すぎる(④)。

「見る時間」とだけ書いて、何を見るのかが抜けている(⑨)。

後段が「情報やメディア」との接し方になっていない(⑦)。

どれも、本人は条件を守って書けたと感じる種類の減点です。

グラフは「倍速で見る人に理由を聞いたもの」なので、全体の何割が倍速で見ているかとして読むと、前段の読み取りもずれます。

二つ減点されると、15点が9点です。

書き終わったら、引用に「 」が付いているか、一文が長すぎないか、主語と述語が合っているか。この三つだけ、一度見直す。

後段は、題の言葉を使って書き始める。

これだけで、見えない減点はかなり防げます。

予想は、当たった!?

試験前の国語の傾向と対策で書いた予想の、答え合わせです。

予想結果
漢字の読み4問・書き4問当たり
古文と現代仮名遣い当たり(『十訓抄』)
作文15点・二段落・二百〜二百六十字当たり
行書当たり
大問一の文法(本命=表現技法・文学史/対抗=品詞・活用/大穴=画数・部首・音訓)外れ(出たのは補助の関係)

「必ず出る」としていたものは、すべて出ました。

大問一の文法・語句は、本命・対抗・大穴とも外れ。

出たのは、文節どうしの関係(補助の関係)でした。

外れは消さずに残して、次に生かします。

第2回(11月11日)までに、国語でやること!?

今回の国語で落とした点のほとんどは、知識が足りなかったからではありません。答えらしい言葉が見えた瞬間に、根拠の場所へ戻らずに書いた問題と、たとえを人の話に置きかえずに書いた問題でした。

やることは三つ。どれも「〜のときは、〜する」の形です。

  • 一つ目、設問を読んだときは、「何について」に□、「どんな形で」に波線を引く。字数・「から」で終える・現代語で・すべてひらがなで、はすべて波線の中です。答えの最後の言葉(〜から。/〜こと。)を、解答らんの右端に先に書きます。これで、条件の読み落としが消えます。
  • 二つ目、答えらしい言葉が見えたときは、書く前に□に戻る。その言葉は「何について」の言葉か。資料三の野菜が見えたら、資料一の「何について」まで戻って同じ言葉を探す。抜き出しなら、句点「。」まで戻り、次の字に○をつけてから字数ぶん数える。これが根拠を指さす、ということです。
  • 三つ目、古文で注のついた言葉が出たときは、注に=を引く。たとえ(麻・蓬)は、「人でいうと誰か」を注と本文で決めてから、現代語で書く。古文の言葉をそのまま写すのは、字面で答えることです。

できたかどうかの見分け方。書き終えたら□と波線に目を戻し、□の言葉が答えの中にあるか、波線の形(字数・文末・現代語)に合っているかを見ます。二つとも○なら次の問題へ。

過去問を解いたら、×を次の5つに分けてください。×の横に番号を書き、「本当は何をすればよかったか」を一文で書きます。

×の中身国語では、こういう×次から
① 字面で書いた古文の言葉をそのまま写した・「示唆」を「じさ」と読んだ注に=を引き、人の話に置きかえてから現代語で。読みは清音か濁音かを声に出す
② 手順を飛ばした句点まで戻らずに途中から数えた・「から、」の形にしなかった句点の次の字に○→字数ぶん数える。答えの最後の言葉を先に書く
③ 何となく選んだ空らんの隣の野菜を書いた・吉岡さんのせりふを選んだ書く前に□に戻る。「何について」の言葉かを言う
④ 注文を読み落とした「すべてひらがなで」「現代語で」「適切でないもの」設問に□と波線、「ない」に×印をつけてから読む
⑤ 知らなかった注の言葉・漢字の読み意味と一緒に入れる。音読で言いかえの材料をためる

ふだんの読解で、手順を踏まなくても解けてしまう問題は多いと思います。それでも毎回同じ手順で練習しているのは、本番で、正確に、速く、同じことができるようになるためです。今回は、それが点に出た回でした。

どの番号が多いかで、第2回までにやることが決まります。

5教科をまとめた手順と、2週間の予定は、第2回までにやることの記事に書きました。

平均点は、学校ごとに発表されます。

集まったものから、年度別の平均点のページにまとめていきます。

じゅくちょー

「簡単やった」は、まちがっていません。
ちゃんと読めていた。
あとは、答えらしい言葉を見つけたあとに、別の場所へ戻って確かめるだけです。

答案が返ってきたら、どこで落としたかを一緒に数える学習相談を、公式LINEでの学習相談で受け付けています。

徳島の国語英語専門塾『つばさ』は、第2回に向けて、一人ひとりの「落とした一手」を探していきます。

ちゃん♪ちゃん♫

徳島市で「読解力」を育てる国語専門塾つばさ

この記事を読んだ保護者の方へ

徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。