令和8年度、第一回基礎学力テスト、国語の傾向と対策!?
理科の予想に続いて、今日は国語です。
面談などで、基礎学がどのような試験であるかの資料をお見せすることがあります。
「国語って、こんなに決まった形で出ているんですね。」
そう驚かれたのが、この記事のきっかけです。
事実、14年分を並べてみると、驚くほど同じ形をしています。
今日は、そんなお話です。
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基礎学国語の傾向のおさらいから!?
まずは、おさらいから。
基礎学の国語は、大問が5つ。
大問1が漢字・文法・行書などの知識。
大問2から大問4が小説・論説・古典。
大問5が作文です。
配点は、令和7年度の第一回で言うと、知識が約25点、読解の三題で約55点、作文が15点。
ここまでは、毎年お伝えしているとおりですね。
「国語は勉強しても意味がない」
「国語は何をすればいいか分からない」
と言う中学生に、じゅくちょーはいつもこう返しています。
知識だけで25点、作文の条件を守るだけで15点。
読解を一問も解かずに、40点は用意されているのです。
意味がないどころか、いちばん「やった分だけ返ってくる」教科ではないでしょうか?
14年分・211問を並べ直してみた!?
今年は、理科と同じことを国語でもやってみました。
平成25年度から令和7年度までの第一回の読解問題、211問を「型」で分類し直したのです。
結果は、こうでした。
| 設問の型 | 14年分の延べ数 | どんな問題か |
|---|---|---|
| 抜き出し | 56 | 「本文中から二十三字で探し、初めの五字を書きなさい」 |
| 言いかえ | 53 | 「〜とはどういうことか」「『これ』が指す内容を」 |
| 記述の組み立て | 43 | 「二語を用いて二十五字以上三十字以内で」 |
| 理由・心情 | 34 | 「なぜか。『〜から。』に続く形で」 |
| 選択肢 | 29 | 「最も適切なもの」「合わないもの」を選ぶ |
一つの設問が二つの型にまたがるので、延べ数です。
お気づきでしょうか。
「作者の気持ちを想像して答えなさい」という問題は、一問もありません。
すべて、「本文の、ここから、この形で」という注文です。
令和7年度の第一回では、小説の理由記述にこんな指定がありました。
「あぶれる」という言葉を用いて、「〜から。」に続く形で、十字以上十五字以内で書きなさい。
採点基準には、「『あぶれる』がなければ不可」と書かれています。
どれだけ気持ちが読めていても、本文の言葉が入っていなければ0点なのです。
逆に言えば、設問の注文どおりに本文から拾えば、点になる。
国語も数学の方程式のように、広く考えると「これ=?」を問うているわけです。解答が一つに決まるわけですからね。
もう一つ、令和に入ってはっきり変わったことがあります。
空欄補充の「形」です。
平成の頃は、本文の( )に言葉を入れる形でした。
令和になってからは、生徒どうしの話し合い、ノート、表、スライドの空欄を埋める形が主流です。
中身は、抜き出しと二語指定の記述の組み合わせ。
見た目が変わっただけで、やることは同じなのです。
ちなみに、平成には定番だった「抜けた一文をどこに戻すか」の問題は、令和になってほぼ消えました。
古典は、三回で一巡する!?
第一回の話をしているのに、第三回まで見ておいてほしい理由があります。
古典です。
令和5年度から令和7年度までの9回を並べると、こうなっていました。
- 第一回は、古文。徒然草、十訓抄、枕草子と、現代語訳や注がついた形が多い
- 第二回は、漢文。返り点、書き下し文、故事成語、対句
- 第三回は、古文と和歌。句切れ、掛詞、係り結び、歌集の知識
3年間、9回すべてでこの順番です。
つまり、第一回で古文を固め、11月までに漢文、1月までに和歌。
山を張る順番が、最初から決まっているのです。
知識問題も、第三回にはっきりした癖があります。
行書は、平成26年度から一度も欠かさず第三回に出ています。
国文法は、「れる・られる」「ない」「そうだ」「ようだ」の識別。
この10年で「れる・られる」が3回、「ない」が3回。
令和6年度は「に」、令和7年度は「た」でした。
そして読解は、第三回がいちばん難しい。
スピーチ原稿、スライド、講演と質疑応答。
本文に資料がくっついた「資料型」が、令和5年度から3年続けて第三回に出ています。
第一回と第二回が簡単なため、気を抜いてしまい第三回で足元をすくわれる生徒が毎年いるのは、このためでしょうね。
じゃあ、どこから手をつける!?
対策の順番は、こうです。
- 知識で約25点を固める。漢字の書きは小学校の漢字を熟語で。行書はへん9種。助動詞は5つの識別
- 記述の作法を一本にする。設問を先に読み、文末を先に決め、指定語を入れ、字数を八割以上で数える
- 古典は回ごとに山を張る。第二回までに返り点と書き下し、第三回までに句切れ・掛詞・係り結び
- 作文は条件チェックの型を固定して、15点を毎回取り切る
- 過去問は第三回から解く。いちばん難しく、資料型がそろっているから
国語で困っている生徒の多くは、筆者の考えていることや主人公の気持ちなんかは考えても分からないと言います。
しかし、「気持ちがわからない子」ではなく、解くための「手順をまだ習っていない子」と考えるほうが正しいと考えます。
そう見方を変えるだけで、自宅での学習への取り組みも変わります。
「回答の根拠はどこに書いてあった?」と、本文や設問にチェックをいれるところから始めて見ましょう。
感覚で選ぶ癖は、これだけで抜けていきますよ。
昨年の第一回の問題分析は、こちらから5回に分けて書いています。
行書や国文法の細かい出題データは、こちらの記事をご覧くださいね。
型ごとの解き方は、教室で一つずつ渡しています。気になる塾生は、聞きに来てくださいね。
では、みなさまの健闘を祈ります!!
ちゃん♪ちゃん♫
この記事を読んだ保護者の方へ
徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。
