令和8年度、第一回基礎学力テスト、英語の傾向と対策!?
本日の基礎学データ分析シリーズは、英語です。
基礎学の採点基準のデータストックを引っぱり出しました。
令和元年度から令和7年度まで、第一回から第三回、全部で21回分。
問題そのものは毎年見ています。
ですが、採点基準の「(例)」の英文を21回分ずらっと並べて眺めたのは、初めてでした。
並べてみると、見えてくるものがあります。
今日は、そんなお話です。
基礎学平均点情報ページは、コチラ!
基礎学英語の傾向のおさらいから!?
まずは、おさらいから。
基礎学の英語は、大問7つ。
1から3がリスニング、四が文法・語彙、5がポスターやチラシを見ながらの対話文、6がスピーチと条件英作文、7が400〜500語の長文です。
この骨組み、令和元年度から令和7年度の21回、一度も崩れていません。
配点は、令和7年度の第三回で言うと、リスニング26点、文法19点、対話文12点、スピーチ13点、長文30点。
理科は「どの単元が出るか」、国語は「どの型で出るか」で予想しました。
英語は、どちらも予想の必要がありません。
7題が固定なのですから、「どの大問で何点落としているか」が、そのまま対策の順番になるのです。
21回分の採点基準を、並べてみた!?
採点基準の欄外には、毎回同じ三行が書かれています。
- 大文字、小文字、句読点の誤りは一つにつき1点減点
- 文法・綴りの間違いには点を与えない。ただし条件英作文は、条件を満たした上で、間違い一つにつき1点減点
- その他、正答と認められるものには点を与える
この三行、生徒たちには意外と知られていません。
綴りを一つ間違えると、その設問は0点。
ピリオドを忘れると、1点減点。
ところが条件英作文だけは、条件さえ守っていれば、間違い一つで1点しか引かれない。
つまり、英作文は「上手に書く」より「条件を守って、簡単な語で書く」方が点になるように作られているのです。
そして、模範解答の英文を並べると、もう一つ分かることがあります。
英作文の「型」は、模範解答が教えてくれる!?
第一回の条件英作文、令和5年度と令和6年度の模範解答です。
I think we don’t need school uniforms because our school uniforms are not so good to wear in summer.(令和5年度・9点)
I think singing school songs is important for Japanese students because I can feel that I am a member of our school.(令和6年度・8点)
どちらも、一文です。
I think で始めて、because で理由をつなぐ。
語数は20語と22語。指定は15語以上25〜30語以内ですから、一文で条件を満たしています。
難しい構文も、かっこいい単語も、一つもありません。
21回分の模範解答で、いちばん多く使われていたのは because。次が You can や We can でした。
リスニングの最後の設問も同じです。
令和6年度の第一回は、ALTの先生が「What makes you happy?」と聞いてきます。
模範解答は「Reading books makes me happy.」。
質問の動詞を、そのまま借りればいいのです。
設問から得られる情報で「自分がどんな解答を作らなければならないか」を先に決めてから、本文を探しに行く。この考え方は『つばさ』の国語読解の解き方と全く同じですね。
一つだけ、注意点があります。
令和7年度の第一回で、対話文の補充問題に「It is exciting for me to see his performance.」が出ました。
It is 〜 for 人 to 不定詞、いわゆる It 構文。
読解の本文には毎回のように出ていましたが、書かせる形で出たのは第一回では初めてです。
英作文の型として、一本は入れておいてくださいね!
文法は5系統、第三回は後置修飾!?
大問四の並べかえと適語選択で、令和の7年間に問われた文法点を数えました。
| 文法の系統 | 件数 | 例 |
|---|---|---|
| 動詞+人+to/動詞の原形 | 10 | tell me to come, let you know, help my brother finish |
| 後置修飾(分詞・関係代名詞) | 8 | a dog sitting under the tree, a present that my friend gave me |
| 不定詞のその他の用法 | 6 | something to write with, It is difficult for you to |
| 受動態 | 3 | is called, was built, be known to |
| 比較 | 3 | has more books than, one of the most famous |
この5系統で、全体の約7割です。
そして、後置修飾の8件のうち、第一回に出たものは0件。
第三回には5年連続で出ていて、令和7年度は2問とも後置修飾でした。
第一回は「動詞+人+to」と比較、第三回は後置修飾。
文法の山を張る順番も、最初から決まっているのです。
もう一つ。
令和5年度から、問題冊子の英文の量が3回とも約4割増えました。
当塾に集まった学校平均でも、第三回は3年続けて最も低い回です。
読む速さが、そのまま点になる時代になっています。
じゃあ、どこから手をつける!?
対策の順番は、こうです。
- 文法の5系統を、並べかえで固める。19点の土台
- 英問英答の作法を一本にする。質問の主語と動詞を借りて1文。長文30点の入口
- 英作文は「I think 〜 because 〜.」の一文を、15〜30語で書けるようにする。書いたら大文字と句読点を数える
- リスニングは、質問と選択肢を先に読む。「ふれられていない情報」は聞こえた項目に印
- 過去問は第三回から解く。後置修飾と自由英作がそろっているから
「英語は単語を覚えれば何とかなる」と思っている子ほど、綴りの0点と句読点の1点で失っています。
答案が返ってきたら、大問ごとの失点を書き出してみてください。
それが、その子の対策の順番です。
過去の第一回の問題分析は、令和4年度と令和3年度に、リスニングの原稿つきで書いています。
21回分の模範解答の一覧は、教室に置いています。音読して、書き写して、型を体に入れてくださいね。
では、みなさまの健闘を祈ります!!
ちゃん♪ちゃん♫
この記事を読んだ保護者の方へ
徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。
