こんにちは!杏ちゃんです!
年末に、辛いニュースが飛び込んできました。
文部科学省は、このようになった原因として
「コロナ禍での行事など、
難しい判断が増えている影響も考えられる」
としているようです。
生徒さんに対する
スクールカウンセラーの配置が進められている中、
教員のケアも喫緊の課題となっていることが見て取れます。
しかし、これは学校業界だけの話ではありません。
産後うつ
冬季うつ
など、仕事に関係なく
誰もがなってしまう可能性があるものです。
そして、精神的な病気といっても
うつ病だけでなく
適応障害、パニック障害など
さまざまな症状があります。
私が大学生の頃、
学校に通うことができなくなった生徒さんと
田舎で勉強をするという活動をしたことがありました。
その子が当時、精神的な病気を
持っていたのかどうかは分かりませんが、
症状の名前がついていなくても
心が苦しく、身体が動かないという
現象に苦しんでいたことは事実でした。
私は初めて、こんな小さな子でも
薬を飲み、病院に行っているということを
目の当たりにしました。
うつ病になると、
びっくりするほど感情が動きません。
(もちろん、感情の起伏が激しくなるタイプの
症状もあるので、一概には言えません)
身体を起こすことができず、
お風呂に入ることも、ご飯を食べることも
めんどくさくなります。
眠たいのにも関わらず寝られない
だからこそ、次の日動けないということも
日常茶飯事です。
今までにはなかった欠席(欠勤)の数、
顔つきや口調、口数も変わり
それまでの生活には戻れなくなります。
しかし、今までの方法が間違っていたからこそ
身体が「このままでは危ないよ」というサインを
病気という形で示してくれている訳です。
だから、以前の生活に戻る必要はないのですが、
今がダメだと強く思い込み
『前みたいにできるようにならなきゃ』と
焦ってしまうのです。
しかし、これは決して
私たちの“心が弱い”から
うつ病になるのではありません。
脳には神経細胞が無数にあり、神経伝達物質を介して
身体やこころにさまざまな指令を伝えています。
その中でも、意欲や気分、記憶などに関する
こころの調整は、神経伝達物質のセロトニンや
ノルアドレナリンを介して行われ、
感情をコントロールしています。
しかし、過度のストレスや心身の疲労などで、
神経伝達物質のセロトニンやノルアドレナリンが
減少して十分に機能しなくなると、
感情のコントロールができず、
憂うつ感や無気力などを引き起こすといわれています。
つまり、心が弱いからではなく
心的要因や外的要因によって
脳が通常の機能を
果たせなくなってしまったということです。
参考:https://www.alfresa-pharma.co.jp/general/utsu/about/cause.html
だからこそ、うつ病になったからと
恥ずかしがることもないですし
自分を責める必要もないです。
“これ以上はダメだよ”と
サインをくれているだけ。
そう思って、十分に休みましょう。
なかなか素直にそう思えないのが現実ですが、、、
今、このブログを見てくださっている方の中で
もし疲れている生徒さんや保護者の方がいらっしゃったら
ぜひゆっくり休んでください。
もちろん、迷惑をかけることもあるかもしれませんが
そこは思いっきり甘えましょう。
自分の身体が第一ですからね。
そして、元気な方は
こういった方々がいることを
知ってくださるだけでもありがたいです。
いつ自分もそうなるか分かりませんから、
理解をしてもらえると嬉しいです。
先生だから、子供だから、大人だから、親だから
そういったことは関係なく
辛い時は辛いと我慢しないようにしましょう。
今日はここまで!杏ちゃんでした!
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