じゅくちょー

さてさて、五教科の最後は数学です。

第一回基礎学の数学、傾向と対策のコーナーです。

昨年のこの時期、「意外と傾向やパターンがないようで、実際はちょっとだけあります」と書きました。

今年は、その「ちょっとだけ」を数えてみました。

令和元年度から令和7年度まで、第一回・第二回・第三回の全21回、548問を、1問ずつ分類し直しています。

数えてみると、数学は理科や社会とはまったく違う顔をしていました。

今日は、そんなお話です。

基礎学平均点情報ページは、コチラ

数学は、単元を当てるゲームではない!?

理科の予想では「8つの枠に1つずつ」と書きました。

数学は、もっと固いです。

大問5題。

大問1は12問の小問集合で、1問4点の48点。

大問2から大問5は、「連立方程式の利用」「一次関数」「合同の証明」の3本が固定で、残り1本だけが年によって変わります。

この形、令和元年度から7年連続で崩れていません。

つまり、単元を当てる余地は「変動枠の1本」しかないのです。

では、点差はどこで生まれるのか。

50分の使い方です。

50分の使い方が、すべて!?

じゅくちょーの持論を、そのまま書きます。

大問1の計算問題をいかに正確に速く解くことができるかどうかで、後半の4題に10分+αを加えることができます。

しかし、焦りすぎて大問1をミスしてしまうことも、ダメージとしては大きくなります。

かつ、徳島の数学の問題は、全国の問題傾向から考えても、中の上から上の下のレベル帯で構成されており、満点を取ることはかなり難しいのが特徴でもあります。

基礎学では1問4点配点(入試では異なることに注意!)であるため、5問ミスまでは許容範囲と考え、時間がかかりすぎるような問題に関しては、潔くパスすることも、得点戦略上はかなり大切です。

満点を80点と据えると、戦い方はかなり自由度が高まります。

最悪の悪手は、大問2や3のトリッキーな問題に対して、時間をかけすぎたことで、残りの問題を解く時間がなくなり、大幅に点数が下がることです。

ここまでが持論。

今年は、これを数字で検算してみました。

  • 大問2〜5の「最後の小問」は、21回で84問。そのうち71問(85%)が、複数の知識を組み合わせる「上の下」の難度でした。
  • その難度の問題の配点は、1回あたり平均20点。8点の年から30点の年まであります。
  • 大問1の251問のうち、「上の下」はわずか4問。残りは基本から標準です。

各大問の最後の1問を後回しにすると、ちょうど4問。

大問1でのミス1問を足して、5問。

残るのが80点です。

持論が、そのまま数字になっていました(笑)

じゅくちょー

大問1で落とす1問と、大問5の最後の難問1問は、同じ4点です。取れる順に取る。それが基礎学の数学です。

大問1の12問は、顔ぶれが決まっている!?

第一回の大問1を、7年分並べてみました。

出た年数単元
7年(毎年)正負の数の計算(1)、式の計算(2)
6年平方根、角度(平行線・多角形・二等辺三角形)、立体の体積・表面積
5年二次方程式、比例・反比例、度数分布と相対度数
4年因数分解、確率
3年作図、箱ひげ図、一次関数、整数の性質、数量を式に表す

(1)と(2)は、7年間ずっと正負の数と式の計算。

後半の(8)から(12)は、角度・立体・資料・作図。

落とすのは、たいてい後半です。

計算ではなく、図と表を読む問題だからですね。

公式を確認しただけでは、ここは取れません。

さぁ、大予想……ではなく、見立てのお時間です!?

数学は「予想」より「見立て」の方が正直な言葉なので、そう呼びます。

大問見立て根拠
連立方程式の利用固定。図や表のない文章題7年連続。自分で条件を図示してから立式する型
一次関数固定。面積・面積を分ける直線・回転体7年連続で図形とセット。16点の大問
合同の証明固定。二等辺三角形・正三角形・直角三角形の性質まで令和7年は正方形、令和6年は平行四辺形。続く求値は面積の等式を立てる型
変動枠本命は確率。対抗は文字式の利用(証明の穴埋め)確率は令和5・6・7年度と3年連続。大問1に確率が出た年は大問には出ない、が7年すべてで成立

変動枠は、大問1を見てから決まります。

大問1の中に確率があれば、大問には確率は来ない。

7年間、一度も例外がありません。

試験中に大問1を解き終えた時点で、後半の顔ぶれが読める、ということですね!

残り日数で、どこから手をつける!?

順番は、こうです。

  • 大問1ドリルを毎日。7年分の84問を単元ごとに並べ直したものを、12問12分・ミス1問以内で回します。
  • 固定3本を過去7年分(21題)。一次関数は面積と回転体、証明は「証明→求値」の続きまで。
  • 連立方程式の文章題は、図も表もない問題を自分で図示してから立式する練習に絞ります。
  • 変動枠は確率を先に。3年分を解けば型が分かります。

平均点は、第一回の数学で例年50点前後。

80点は、平均より30点上です。

でも、その30点の中身は「難問を解く力」ではなく、「取れる問題を落とさない力」と「後回しにする勇気」なのです。

詳しい傾向は、昨年の数学の復習の記事と、一昨年の傾向分析の記事もあわせてどうぞ。

じゅくちょー

50分の設計図を先に決めて、教室に入る。

それだけで、80点は見えてきますよ。

では、みなさまの健闘を祈ります!!

ちゃん♪ちゃん♫

徳島市で「読解力」を育てる国語専門塾つばさ

この記事を読んだ保護者の方へ

徳島国語英語専門塾つばさは、徳島市で小学生(小4~小6)から「読解力」を育て、基礎学力テスト・上位公立高校受験を経て、大学受験まで一貫指導する専門塾です。