国語の長文の出題の文章は大きく分けると
・小説文
・説明文
・評論文
・論説文
・随筆文
・古文
その中でも、説明文が高校受験では
かなりの割合で減ってきています。
本日は、論説文・説明文・随筆文についてのお話です。
国語の高校入試問題分析による傾向の変化とは!?
全国の高校入試の問題を分析してみると、
国語・英語・社会への 対応に対する結論は
「抽象語力 × 教養」
ということになるでしょうか。
全教科的に、世の中が分からないと
得点につながらないような問題傾向となっています。
というよりも、文章そのものが読めないと感じます。
「世の中」を知る必要性!?
英語の長文の題材が、そもそも「世の中」のことです。
社会は、地歴はまだしも公民はやはり「世の中」のこと。
国語は、「世の中」も当然大切ですが、抽象語の理解が重要です。
抽象語が多用される文章としては、
論説文が挙げられます。
そして抽象度が非常に高く作られています。
論説文、説明文、随筆文の区別を
次のように言い表してみましょう。
論説文:明確な意見がある。イメージは「研究者」
説明文:事実を正確に描写する。イメージは「専門家」
随筆文:事実を基に筆者の感性を主張。イメージは「芸能人」
どの分野の人たちも「世の中」で活躍している人たちですね。
抽象語を具体的に理解するためには!?
理解とは、
「知識と経験のすり合わせ」
によって行われる脳内の反応だと考えています。
抽象語の理解をするためには、
まずはその手掛かりとなる具体物に触れる経験が鍵となります。
そして、どれだけの感情を経験したかも重要でしょう。
生徒たちとの関わりの中で、
漫画や映画、本や舞台に触れていない子どもたちが
非常に多いことに驚いています。
これらのものは、擬似的にではあっても
自分の心を動かし、感情を揺さぶるものです。
抽象度の高い内容の文章に出会ったとき、
「これはこういう意味なのかな?」
「このことは、今までのこんなことと置き換え可能かな?」
という土台があるかないかによって、
そのような文章と向き合う姿勢が変わってくるのでしょう。
遊びの中から、子どもたちが学んでくれていることを
大いに期待したいところですね!
ちゃん♪ちゃん♫
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