こんにちは!杏ちゃんです!
本日は、10月5日に実施された
「第一回 基礎学力テスト」の社会について
分析していこうと思います!!!
(※10月7日 返却分)
例年と比べて難易度は?!
結局、今年の難易度は
例年に比べてどうだったのか
気になるポイントだと思います。
問題をみる限り、難易度としては
去年と大きな差はなく
そこまで難しい問題ではないと感じました。
しかし、何をもって“難しくない”と判断しているのか。
それはこの後、詳しくお話しようと思います!!!
大問1:世界地理
今年の世界地理での問題では、
複数の地域がアルファベットで表示されており
国名の記載なしで問われるものとなりました。
ここ数年の問題をみると
世界の国々の位置を把握していることが前提で
問われています。
ということは、
まだ主要国の位置が曖昧な生徒さんは
必ず頭に入れておきましょうね!!!
例えば、国際連合の常任理事国は知っているでしょうか?
中国、フランス、ロシア、英国、米国の5カ国あります。
では、この国全ての位置は把握していますか?
国名や位置を別々に覚えるのではなく、
関連させて覚えるとより深い学びになると思います。
では、国際連盟の常任理事国は知っていますか?
なぜ今とは異なるのか説明できますか?
これが今求められている学びです。
普段からこのような学び方ができている生徒さんからすると
今回の社会は難しくないということです。
また、(3)で問われている
氷河によって侵食された谷に海水が入り込んでできた地形
「フィヨルド」については、
「平成26年度 第一回基礎学力テスト」で
出題されていました。
過去問を解いた生徒さんにとっては、
余裕で正解していることでしょう!!
大問2:日本地理
ここでは、実際に地形図を見て
問題を解く構成になっています。
目の前に与えられた情報を元に
正しく判断できるのかが問われている
頻出の問題ですね。
知識が問われる問題としては、
(2)の問題。
宮崎県南部を含む九州南部には、
火山灰が堆積した台地が広がっている。
①このような台地を何というか
②この台地ではかつて稲作に適していなかった
その理由はなぜか
この問題は、基礎学力テスト頻出問題で
平成25・29年度の第三回の過去問にも
出題されていました!!!
生徒さんに聞くと、
ある中学校ではこの②の問題の正答率が
低かったようです。
今まで『つばさ』の生徒さんたちには、
第一回目を受ける場合は、第一回を
二回目では第二回目の過去問を
主に解いてもらっていましたが、
地理・歴史分野だけでも第二回、第三回の
過去問を解いておくことをおすすめします!!!
そこまで出来れば、語句問題に対して
不安を抱かなくても良いでしょう。
大問3:日本地理
こちらの問題でも世界地理と同じく、
日本の都道府県がどの位置にあるのか
知っていることが前提で作成されています。
また、場所だけでなく地域による
産業の特徴や漁業の特徴を問われていますので、
先ほど述べたように名前だけを覚えるのではなく
場所、産業、工業、気候などの特徴を含めて
覚えるようにしましょう!!!
(2)では、飛騨、木曽、赤石の3つの山脈をまとめて
何というのかが問われています。
「日本アルプス」は答えることができましたか??
こちらも平成24・29年度の第二回基礎学力テストに
出題されている問題でした!!!
一問ごとの詳しい内容は、
解答をもらってから教科書や参考書をもとに
きちんと直しをするようにしましょう!!!
総括(大問1~3)
私は『つばさ』にきてから、
過去の基礎学力テストの問題を見るようになりました。
それまでは、社会の勉強から離れていたため
どんな問題が多く出るのかなどの傾向は
一切知りませんでしたが、、、
過去の問題をたくさん見て、
生徒さんの質問に対応することで掴めたのです。
ですが、テストを受ける生徒の皆さんは、
そうすることは出来ていません。
必死に勉強をして、幾つかの過去問を解いて
本番に挑みます。
つまり、全体的な傾向を掴んで
勉強をしているわけではないということです。
試験は「社会」だけではないですし、
時間には限りがあるので仕方ありません。
そこで、次のことを意識してみてください!!!
まず、「社会」の試験で言うと、
地図、データなどの資料が与えられて
問題を解くことがほとんどです。
皆さんはどのような順番で問題を解いていますか?
①問題の文章を読む
②指定された資料を見る
③選択肢を見る
この順番で答えを導き出しているでしょうか?
その②と③の間にある思考を加えて欲しいんです!!!
どんな思考かというと、
指定された資料から読み取れる情報を
書き出して欲しいんです。
具体的には、
大問1(9)で示されている略地図H(インド)を見て
すぐに問題の選択肢をみるのではなく、
インドについて知っている知識を書き込んでみましょう。
例えば、インドの気候は熱帯で、人口は世界第2位を誇る
宗教は、ヒンドゥー教で・・・など
軽く書き込んでみてください。
そして、改めて選択肢を見てみましょう。
こうすることで、選択肢に惑わされず
問題を解くことができます。
もちろん、テスト本番で試すのではなく
日頃の勉強で鍛えないといけません。
慣れないことを本番ですると、焦ってしまい
時間も多くかかってしまいますから。
この作業に慣れてくると、
わざわざ書かなくても頭の中で
知識を整理することができます。
昨年の解説でも書かせてもらいましたが、
もう単なる浅い知識だけでは勝負できません。
普段の勉強で得ることのできる知識を
いかに増やし、深くしていくかを意識しましょう!!!
明日のブログでは、
大問4以降の歴史についてみていこうと思います!!!
今日はここまで!杏ちゃんでした!
いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!