国語学習について

読解の「解けない」の謎とは!?

じゅくちょー

読解方法もよく分かっている。

語彙力もあり意味のいいかもできている。

それでも、国語の読解問題で

正解に辿り着けない生徒も中にはいます。

そうです、最終的な問題として

「解釈ができない」ことが浮き上がってくるのです。

大学共通テストまで、あと134日!!

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解釈ってなんだ!?

早速ですが、下の文章を読んでみてください。

向き合って座る二人の間に、しばしの沈黙が生まれる。

「私」はこわばった手をゆっくりと伸ばし、彼女の肩に手を当てた。

正直なところ、目を合わせることはまだできない。

うつむき、いよいよ彼女の目を見ようとしたその瞬間である。

私の胸の上から3番目のボタンの上に、

あまりの衝撃で一瞬名前を忘れるほど希少で美しい

オオセンチコガネが留まっているではないか!

「あっ!」

もしかすると、気持ち悪いほどの大きな声が漏れてしまったかもしれない。

これと同時に、彼女はとてつもなく勢いでコガネムシを指でふるいさった。

あっけなく、そして儚く美しく砕け散るように光が反射する。

追い打ちをかけるように、彼女は足を伸ばし最後の微かな光を完全に遮断した。

「コガネムシだぞっ!?」

「私」は叫んだ。

さぁ、考えてみてください。

最後の「私」の言葉はどのような心境で放たれたものでしょうか?

根拠を持って解釈をしてみてください!

「解釈」は想像ではない!?

これは実際のセンター試験で出題された文章を

大幅にじゅくちょーなりに手を加えてものです。

設問の傍線部の部分に関しては、同様の部分です。

実際に生徒にもこの過去問を解いてもらっていますが、

なかなかこの「コガネムシだぞっ!?」

どのような心境で叫んだのかご理解してもらえず。

では、生徒たちにはこの文章がどのように見えているのでしょうか?

予想をもとに考察してみたいと思います。

  1. そもそも前文の数行しか読んでいない

    →よって、文脈もひったくれもない
  2. 読んでいる風で、一語一語の表現の意味を考えていない

    →よって、字面だけでしか判断できない
  3. 詳細に読んではいるが、語句それぞれの意味がそもそも理解できない

    →よって、結局字面だけでしか判断できない
  4. 詳細に読んではいるが、語句の言い換えや背景をイメージできない

    →よって、結局字面だけでしか判断できない

生徒たちには、文章を読むという段階で

このような世界がそれぞれの頭の中に

広がっているのではないかと思うのです。

解釈とは、絵で詳細なイメージができること!?

文章が正確に解釈できているかどうかの判断基準は、

その文章から詳細なイメージとしての絵が

思い浮かべることができているかどうか、

これで判断するといいと思います。

上記に示した文章の光景が、

文章を読みながら頭に思い浮かんだでしょうか?

そもそも読解が苦手である生徒たちは

文章を頭の中でビジュアライズしていないという

という点が挙げられます。

本当に目の前の字面だけを追っているのです。

絵やビジョン、イメージに変換するという作業が

解釈と言っても過言ではありません。

だからこそ、見える化の一歩めとして

「文章の言い換え」が効果的なのです。

苦手であれば、まず具体的なやり方を変えてみる。

フォームが悪いにも関わらず、

悪いフォームで努力をしても

無駄ですしむしろ弊害ですからね〜。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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