大学受験について

一方通行で終わらせない

杏ちゃん先生

こんにちは!杏ちゃんです!

本日は、「大学入試 総合型選抜」を受験する生徒さんの

志望理由書の添削に追われていました。

私はこの生徒さんと何度も話をしていますし、

顔も性格も把握できているので

何が言いたいのか拙い文章でも分かるのですが、

志望理由書に点数をつける大学側の教授たちは

そうはいきません。

数十人の志望理由書に目を通し、

書類審査をしていきます。

となれば、『あの子はこんな雰囲気の子で

こう言いたいんだろうなあ』なんて

一人一人丁寧に汲み取ってくれるかと言われれば

難しいと思います。

さらに、面接や質疑応答の時間があれば

志望理由書の内容から質問されることも多いです。

このことから、志望理由書を『こんなものでいいか』という感覚で

自分の想いだけを書き綴るということをしても

相手に伝わりにくくなってしまいます。

今回、添削した生徒さんの志望理由書も

伝えたいことが溢れすぎていて

結局何が言いたいのか、どんな人なのかが

薄れてしまっていました。

志望理由書でアピールできるものが

たくさんあることはすばらしいですが、

それによりうまく伝えることができなければ

本末転倒ですよね。

まずは、相手に寄り添って

聞かれている質問に答えるようにしましょう。

例えば、

「本学に入学したらどんな生活を送りたいですか?」という

質問をもとに志望理由書を作成しなければならないとして、

みなさんならどのように書きますか??

『私は〇〇に興味があります。

将来は〇〇のような仕事に就きたいと考えており、

大学ではこんな勉強をしてみたいです。

また、サークルにも入り、何事にも積極的に活動をしていきたいです。』

いかがでしょうか?

一見、答えられているようにも思えるのですが、

大学側に、読み手に寄り添っている回答だとは思えません。

なぜなら、やりたいことがこの大学でなくても叶うのであれば、

読み手は心を動かされないからです。

想像してみてください。

もし、自分の家に家族以外の第三者を

泊めなければならない状況になった場合、

自ら選んで、前向きな気持ちで来てくれた方が嬉しいですし、

『こんなところが素敵だったので来ました』と言って

自分達が大切にしていることを褒めてくれたら

喜んで受け入れたくなるはずです。

自分が頑張っていること、自慢したいことを褒められたら

誰だって嬉しいですよね。

それでは、質問に戻ってみましょう。

「本学に入学したらどんな生活を送りたいですか?」

=「本学でしかできないことで、どんな将来を描きますか?」

本当に聞きたい質問はこうなのではないでしょうか??

日本、世界にたくさんの大学がある中で

「あなたの大学がいいんです!!!!」という

熱い想いを伝えなければなりません。

単に、こんな生活が送りたいですと

自分のことばかりをぶつけてしまうのは

一方通行になってしまうので注意が必要です。

どうすれば相手に寄り添い、

自分の想いが伝わる志望理由書を書くことができるのか。

私もまだまだ勉強を続けていきたいと思います!!!

ひとまず、今週中に総合選抜の出願が終わり、

受験者の倍率が発表されると思います。

そうなれば、試験まであと1ヶ月。

1日も無駄にしないように一緒に頑張りましょう!!!

杏ちゃん先生

今日はここまで!杏ちゃんでした!

たろー

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