『県立千葉、これヤバくないか。。。!?』
とあるルートから問題を手に入れたのですが、
その情報提供者も興奮気味に
「こんな問題、未だかつてみたことがありません!」
と、問題を提供してくださいました。
県立千葉高校は、千葉県内でのトップ校。
四国の公立高校の甘々なトップ校のレベルとは違い、
正真正銘の難関公立高校として君臨しています。
そして県立千葉では、自校作成問題が出題されるのですが
この問題がエゲツない難しさだったのです。
問題には、「思考力問題」とだけ書かれており
数学・英語・国語と形式的には進んで作成されています。
数学は確かに難問ですし、英語も複線型読解の典型問題でした。
ですが、国語(と呼ぶべきか分類不明)の問題が、
論理思考ができなければ全く手が出ないどころか、
何をしていいかさえも見当がつかないという問題でした。
情報提供されたデータの形式上、
お見せできないのが心苦しいですが
とにかく大人さえも解けないと感じるほどの難問でした。
ざっくりと内容をお伝えすると、
「荘子と恵子が登場する、『荘子外篇第十七:秋水』」
の内容から、現代科学のあり方にまで繋げた
古典でもあり、哲学でもあり、科学的思考を用いた
論理力を試される問題でもあり。
二人の語る論法が、現代科学のどのような考え方に通じており、
筆者がその考えに対してどのような問題提起をしているのかを
解釈し答えを導き出すような問題でした。
じゅくちょーとしては、
高校受験の国語の問題でワクワクしながら解いたのは
本当に久しぶりです!
めちゃくちゃ面白いのです。
ですが、中学生にこれは無理でしょ、と(笑)
お勉強による優秀さでは太刀打ちできません。
常日頃から、体験を通しての論理思考訓練はもちろん
実際に論理的で建設的な議論を経て
何かしらの一致点や結論に達する経験から生まれる
『知性』が問われているように思うのです。
徳島も、受験勉強のための受験勉強を通り越して
このような『知性』を問うような入試が採用されることを願います。
そしてそのときに、そのような指導ができる塾になっていきたいです。
社会に出るための通過点としての教育ではなく、
社会を改善していけるような人材を育む人間教育機関としての
学校教育へと進化してしていってもらいたいものです。
そのためには、全てを変えていく必要があるのでしょう。
まずは、選挙による国会議員の総入れ替えから!
そして、国づくりは人づくり、人づくりは教育から!
新しい時代の変革のファンファーレが、
千葉県から聞こえてきたような気がしますね〜。
ちゃん♪ちゃん♫
学校