いきなりですが、クイズです!
「船には、羊26頭と山羊10頭が乗っている。この船のキャプテンの年齢は?」
さてさて、15秒ほど解答に至る道筋を考えてみましょう。
こういう脳トレ系の問題を考えるのがお好きな方は、1分ほどどうぞ。
解答は↓
答えは、
わからない
情報が十分でない
です(笑)
そりゃそうですよね?質問の内容と年齢は関係ありません。
船長として船を動かしているのであれば、
少なくとも成人になっているという予想はつきますが。
この元ネタは、コチラから。
上記の記事の中には、
しかし、なんと75%以上の生徒が「26 + 10 = 36歳」という 『数字を使って”それらしい正解”を作り上げて答える』と いう行動をとりました。
という文言がございました。
明らかに、学んできた数学的な学問知識が、実社会において活かされていないことが分かります。
数学という論理で物事を考える力が、いかに子どもたちが習得できていないかを物語っています。
質問意識や批判的意識、数学的問題とは無関係に考える能力は、実は読解力と非常に結びついています。
論理的に考える力が身につけば、非論理的なことに気づける能力も高まります。
情報化社会に生きる子どもたちは、膨大な情報を処理しなければなりません。
目の前の物事や出来事に対して、作業的にただこなす機械のような人にはなってもらいたくありません。
作業脳を鍛えれば鍛えるほど、深く思考し精査し比較検討する能力が弱まってくるように考えるのは、私だけでしょうか?
津波のように流れてくる情報を、効率よく処理するためにも、論理的に考える力を高く身につけて頂きたいものです。