本日は最後の作文の分析です。
作文の前に、最近は本当に簡単な
情報を読み取って答えを考える問題が
出題されるようになりました。
しかし、
これはサービス問題と言っても過言ではありません。
作文をメインで考察を進めてみることにしましょう。
大問5-(1):思考力問題
松下さんと竹田さんは、総合的な学習の時間に、自分の地域の課題を調べて、解決策を提案することに取り組んでいる。次の【インタビューメモ】と、【ホームページ】を見て、後の問いに答えなさい。
【竹田さんのインタビューメモ】
インタビュー相手:いとこ25歳
・保育料無料
・子供の医療費無料
・入園後、風邪、ケガ増
→預けられるところなし【松下さんのインタビューメモ】
インタビュー相手:知人30歳
・〇〇地区津波浸水被害予想
→6メートル以上
・避難場所まで遠い
・高齢者の安全確保【ホームページ】
ア:観光
イ:子育て支援
ウ:伝統文化
エ:防災・減災
オ:高齢者福祉
カ:医療
キ:人口減少
ク:農業
ケ:環境問題
特に解説の必要もないほどの簡単な問題でした。
答えは、松下さんが「エ」で、竹田さんが「イ」ですね。
これで点数をもらえるのはラッキーです!
大問5-(2):作文
あなたの地域もしくは徳島県の課題について、次の条件に従って作文を書きなさい。
<条件>
A:題名などは書かないで、本文を一行目から書き始めること。
B:二段落構成で、前後の段落の分量がバランスよくなるように書くこと。
・前段には【ホームページ】のア〜ケのどれかの項目を参考に、あなたの考えるあなたの地域もしくは徳島県の課題を具体的に書くこと。
・後段には、その課題に対する解決策を書くこと。
C:全体が筋の通った文章になるようにすること。
D:漢字を適切に使い、原稿用紙の正しい使い方に従って、二百字以上二百六十字以内の範囲に収めること。
このスタイルが、徳島県の基礎学と入試の作文です。
それほど難しくもない作文形式です。
しかし、「徳島県の課題」という文字を見て
「えっ!?知らんし。。。」
と、感じてしまった生徒は思考が停止する可能性がありますね。
問題はそもそも「ホームページ」を参考にとあります。
であれば、県内の問題かどうかはさておき、
どのテーマであっても徳島県の課題に合致するということです。
ですから、ア〜ケの内容で書きやすいものを選べばいいだけです。
思考力がここで試されているだけかもしれません。
作文の鉄板の型
大学入試の小論文にも使用している、自分の考えを述べる系の鉄板の型があります。
それをご紹介して、国語の基礎学問題分析を終了します。
[ ① ] は、「ア:観点❶」において、【A:観点❷】だと述べている。
しかしながら、「イ:観点❸」に関しては、【B:観点❹】だと言及してる。
このことから、「ア」よりも「イ」のほうが、【C:観点❺】だということができる。
この型を膨らませると、ほとんどの意見・考えを述べる系の作文は完成します。
お試しあれ。
全体の考察
簡単、この一言に尽きます。
以上!
第三回に向けて、
- 慣用句の復習
- ことわざの復習
- 四字熟語の復習
- 和歌・俳句の復習
- 漢文の復習
をしておくといいことがあるかもしれませんね。
あえて時間をとならければ
国語の勉強はしないことがありますよね?
ですが、知らなければ点数にならない問題に関しては
対策しておく必要があります。
第三回はその傾向の問題が強く出ています。
今回が簡単だったからと言って、
足元をすくわれないようにしましょうね〜!
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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