国語学習について

国語の文節の落とし穴

 

小学校では、文節を区切るには「〜ね」で区切ると教えられます。

 

しかし、中学校の文節の問題(中1で習います)は、そうは問屋が卸さないのです!

 

じゅくちょー
じゅくちょー
どーも、徳島国語英語専門塾つばさ、阿部でございます!

 

例えば、以下の文の文節の4番目はどこになるでしょうか?(出題は去年度の中1基礎学力テストの国語からです。)

 

千里は根が生えたようにじっとしていた。

 

この問題のほとんどの生徒が、小学校からの「〜ね」で区切るという思考で解いてしまいます。

 

その結果、「4番目は『ように』です!」と意気揚々と答えてしまいます。

 

残念ながら、中学校(高校も含みます)からの文節の問題では、以下の国文法における品詞の知識が必要不可欠となるのです。

 

 

もう少し具体的にしてみましょう。

 

品詞

  1. 1語で文節として区切られる語句=自立語
  2. その他の語句とセットになって文節として区切られる語句=付属語

 

ということは、『助詞』『助動詞』がセットでひと塊りの文節を作るということです。もう一度、先ほどの文章を見てみましょう!

 

千里は根が生えたようにじっとしていた。

 

「生えたように」は、「生える」という動詞と、「〜ようだ」という例えの助動詞が合わさったひと文節になるのです。よって、

 

千里は/根が/生えたように/じっと/して/いた。

 

と、なります。ですから、4番目は『じっと』になるのですね。

 

ちなみに、「して」は「する」という動詞の上二段活用と、「いた」は「いる」という動詞に助動詞「た」が付いた「過去活用」のかたまりです。共に動詞ですので、自立語です。よって文節に分けます。

 

このように、国語の文法は複雑怪奇になっており、英語ほどシンプルではないのです!国語だから、日本語だから、感覚で「使える」と「解ける」は別次元であるということはわかっていただけるのではないでしょうか?

 

「なんで日本語なのに分からないの?」は、

 

「じゃあ、日本語が話せるなら、あなたは国語100点しかとった事がないのよね?」の返しに答えられなければなりません。

 

ですが、国語こそ「しっかり学べば」ぐんぐん伸びていく教科もありません。

 

早い時期から、国語の勉強をしておき、受験直前に他の教科に時間をかけられる貯金を作っておきませんか?

 

じゅくちょー
じゅくちょー
それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!

 

 

たろー
たろー
こんな特別講座も開講中だよ〜!

 

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