本日、生徒さんの大学志望理由書の
添削をする機会がありました。
といっても、
まずは「客観的な意見を聞きたい」
ということだったので、一度読んでみた上で
感想を率直に伝えさせていただきました。
まだ初回だったということもあり、
よく陥りがちな志望理由書になっていました。
それは、
伝えたいことがありすぎて
情報が点で散りばめられているということです。
今までの経験、今考えていること、
自分の将来像…
たくさん書けることがあると
何を書けばいいのか分からなくなってしまいます。
また、本当は書けることがあるのにも関わらず、
自分で見出すことができない学生も多いです。
今回の志望理由書では、
情報が多くなってしまっているパターンでした。
なぜ志望理由書があるのか
もちろん、大学を志望する学生の思いを綴るものですが、
大学側が何をポイントに見ているのかも
考える必要があります。
大学側は、
「うちに来て、何を学び、
どのように社会で活躍してくれるのか」を
期待して志望理由書を見ます。
では、
「〇〇大学に入って、▲▲になりたいです」と
書けばいいのかというと、それは不十分です。
なぜなら、大学受験の面接官は
何人もの学生の面接を見ています。
上のような志望理由書がダメという訳ではないですが、
他の学生と差をつけることは難しくなります。
みんな同じようなことを
書いてしまうことが多いからです。
また、志望理由書は
面接の参考資料になります。
当日、志望理由書を中心に
面接の質問が出される場合もよくあります。
自分を知る
まず、志望理由書を埋める前に
自分について書き出してみましょう!!
・今までの経験(学校生活、部活、習い事など)
・頑張ったこと(勉強、部活など)
・長所、短所(人柄)
・自分の将来像(職業、したいこと、なりたい自分)
経験したことや、長所などは
もしかすると他の人と同じことが挙げられるかもしれません。
しかし、そこで得たもの、感じたことは
自分にしかない唯一のものとなります。
大学を知る
そして、次は行きたい大学の特徴を挙げてみましょう。
・どこにあるのか
・どんなことが学べるのか
・力を入れていることは何か
・卒業後はどんな選択ができるか
なぜなら、大学側は
「なぜうちの大学を選んでくれたんだろう」
という視点でみてくるからです。
「この大学じゃないとダメなんだ!!」
という想いが伝われば伝わるほど、
合格に近づけます。
志望理由書と面接は、
受験者と大学のミスマッチを
防ぐためにあります。
だからこそ、きちんと分析して
準備する必要があるのです。
私個人としては、
この作業が一番難しく、
時間がかかるものだと考えています。
しかし、この時間をきちんと取ることで
面接でも自分の想いを伝えるための
タネができるのです。
志望理由書や面接に関して
意識し、準備していくことは
まだまだたくさんありますが、
今回はここまでにします!!
少しずつ、受験が近づいてきた
生徒さんが増えてきています。
きちんと準備できるように
私たちスタッフも
全力でサポートしていきたいものです!!