さて、本日からは4回に渡って
第二回基礎学力テストの理科の問題分析を
分野別単元別で行ってまいります。
全体的には、『簡単』でした。
第一回は『生物』です。
残りは、『地学』『物理』『化学』と進めてまいります。
では、みていきましょう!
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大問1<中2生物>:血液循環
基礎基本さえできていれば、
ものの1分ほどで解けてしまうほどの簡単さでした。
逆に問題を読み飛ばして勘違いする生徒もいるかもしれませんね。
(1)は、血液循環の種類に関する問題。
「心臓からでた血液が肺に送られ、再び心臓に戻る道筋を何と言うか?」
超簡単ですね、「肺循環」ですが、パッと見で答えて根拠なく「体循環」と書いてしまった人はいなかったでしょうか!?
(2)は、血液の種類に関する問題。
「酸素を多く含む血液のことを何と言うか?」
久しくこのような純粋な一問一答系の問題は目にしていません。
答えはもちろん、「動脈血」です。
むしろ、もう一歩踏み込んで「動脈」と「静脈」の違いが分かりますか?
これぐらいの知識は楽勝で答えられるようになっておいてもらいたいですね。
(3)は、血液の種類と血管の位置関係を問う問題。
「動脈血が流れる血管を、図1のa~gから全て選べ」
図をお見せできないのが残念ですが、肺を経た血液と各臓器に入っていく手前の血液が該当します。
答えは、肺を通ったすぐ後の「b」、小腸に入るすぐ手前の「e」。
そして、腎臓に入るすぐ手前の「g」の3つとなります!
(4)は、臓器を経た後の血液の特徴を問う問題。
- 酸素を最も多く含んだ血液が流れる血管
…肺を経た後の血液が流れる血管ですから、「b」ですね。
- ブドウ糖やアミノ酸を最も多く含んだ血液が流れる血管
…血液に栄養分を吸収する臓器は小腸ですから、「d」ですね。
- アンモニアが最も含まれていない血液が流れる血管
…アンモニアを無害な尿素に換える臓器は肝臓ですから、「c」ですね。
驚くほど簡単な問題です。
ですが、この分析&解説を作る前に実際に解いた問題では
じゅくちょーでも、答えは分かっていても違う答えを書いてしまっていると言うミスが!
頭の中で分かっていても、実際に書いた答えが食い違うというミスは
起こり得るのかもしれませんね。。。
(疲れてるのだと切り替えます(笑))
大問3<中3生物>:遺伝の法則
遺伝の法則系の問題が出題されると、
少し難易度が他の細胞分裂系より上がる傾向があります。
ですが、拍子抜けするほどの問題数と簡単さでした。
(1)は、細胞分裂の種類に関する問題。
「親Aや親Bが卵細胞や精細胞をつくるときは、植物が成長するときにさかんに行われる細胞分裂とは異なる細胞分裂が行われるが、これを何と言うか書け。」
黄色の下線がポイントとなります。
「生殖細胞」をつくるときには、植物だけでなく人間も染色体の半数を生殖細胞に受け継ぎます。
染色体の数が、元々の個体の数より減ってしまう細胞分裂です。
答えは、そのままの「減数分裂」ですね。
(2)は、先ほどの減数分裂の特徴を答える問題。
「減数分裂の特徴を、染色体の数に注目して答えよ。」
先ほどの解説の中にほぼほぼ答えがありますね(笑)
「もとの細胞の染色体の数の半分となっている」でOKでしょう!
(3)は、生殖細胞と体細胞の染色体の作図問題です。
(1)、(2)のことを踏まえて作図すれば何の問題もありません。
図示したものが下のものとなります。
問題数も、たったの3問。
驚きの簡単さに、大問5の試験中盤のオアシスと感じたかもしれません。
実は、後半の3題に難題が隠れていたのですが。。。
第三回の基礎学の「生物」予想!?
第三回の範囲は、生物に関しては全範囲。
中1の植物分野が出るか、中2の動物分野が出るか、
はたまた中3の細胞分やが出るか予想は難しいでしょう。
詳細な予想は、全範囲の分析が終わってからにしましょうかねぇ。
第二回の予想もほぼほぼ当たったみたいです。
もう、あまり予想は気にしていませんが、
どうしても第三回で点数を取らなければならない生徒にとっては
助けとなっているのかもしれませんね。
ちょっと、明日はゆっくりしてパワーを溜めておきます(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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