「じゅくちょーの雑談」の方の続きとなります。
「地頭がいい」とは「思考の柔軟性が高い」ことだと仮定すると、
思考を柔らかくするにはどうすればいいのでしょうか?
学習能力を高めるための下地である地頭、
塾に入る前に養っておきたい資質を考察します。
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。
- 『つばさ』の夏期講習会の定員は、満席となりました。
- 定員に達しましたので、夏期講習会の募集は締め切ります。
- 平常月の募集は、8月度のスタートとなる8月17日(月)から再開します。
「柔軟性」とは!?
【柔軟性】
- 柔らかく、しなやかなさま
- 考え方に、融通性があるさま
柔らかいものをイメージしてみましょう。
クッションやマシュマロのような感じでしょうか?
色々な知識が、頭の中へと引っかかることなく
シュワ〜っと確実に染み込んでいくような状態ですかね。
しなやかなものはどうでしょうか?
体操選手やバレエダンサー、枝や革など。
どちらかと言うと、芯に強さを含んでいるような
性質のものを指しているような雰囲気です。
様々な知識に出会い、大きな振れ幅で思考が動き、
ですが、しっかりと自分の芯には戻ってくるような
ヤジロベー的な状態を指すのかもしれませんね。
「融通性」とは!?
【融通性】
- その場に応じて適切な対応・処理をする能力
思考が柔軟であるためには、
融通性も高くなくてはなりません。
ですが、その場に応じた適切な対応や処理ができるためには
様々な場を経験しておく必要があります。
ということは、思考の柔軟性は
多くの経験や体験をすることで磨かれるということです。
逆に言えば、経験や体験が少なければ
柔軟性はなく思考は凝り固まっているということになります。
となれば、先の柔らかさやしなやかさもなく、
知識が滲み入ることも振れ幅の少ない狭い思考となるのでしょう。
では、どのような経験や体験が柔軟性を生むのでしょうか?
「具体物」に触れる重要さとは!?
数学において、図形を解いてもらうと
思考に柔軟性があるかどうがよくわかります。
補助線の引き方や、条件から新たな条件を見出すこと。
回転させることや、合同相似など、
目にしたものと知識を結びつけることが大切な単元です。
幼少期からブロック遊びをする傾向が強い男の子は
地図につよく、平面・空間図形ともに得意な傾向があります。
具体物をこねくり回して遊んでおく経験。
一つの物体を様々な角度で見ること。
見え方が違っても同じ物体であること。
このことを通して多面的で柔軟性の富んだ思考の素地が
出来上がると考えています。
「人」も具体物!?
人は具体物ではありますが、
人の思考は超のつく抽象物です。
その人の思考に多く触れておくことは
とても抽象概念を理解する上でも大切なことでしょう。
人の思考に触れるには「会話」「議論」が効果的です。
中でも心理戦ともなる、「ボードゲーム」がオススメです。
ボードゲームには、児童の発達心理にも根ざした視点で
作られているものが多くあります。
人の思考という抽象物にも触れておく経験は
思考のより深く広い柔軟性を育みます。
つまりは、答えのないような遊びを
繰り返し体験することでこそ
型枠のない思考の柔軟性が育っていくのです!
さぁ、明日は日曜日!
子どもたちと何して遊ぼうかなぁ〜(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
2020年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。