現代文にしても、英語の設問にしても
「ああ、二択まで絞れていたのですが。。。」と
何回もそれを繰り返すこと、ありませんか?
それって原因は何なのでしょうか?
今日は、その原因とその対策をお伝えしてみようと思います!
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。
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二択まで絞ってから、なぜことごとく間違ってしまうのか!?
まず大きく分けて、原因は2つあります。
- 二択までは消去法、最後に『正しそうな答えを直感で選ぶ』ことが原因。
原因1:人は、直感を正当化しようとこじつける思考。
原因2:正答への判断材料を本中ではなく、頭の中に求めてしまう思考。
原因3:「間違っていそうなのを削る」という判断ができない思考。
- 出題者の『直感的に正しそうなウソの選択肢』に騙されることが原因。
ウソ1:本文中の答えを、そのまま使う。ウソ2:傍線部の近くの本文引用を、多用する。
ウソ3:意味が理解しやすい文章で、深く考えないように仕向ける。
出題者は、バカではありません。
パッと見て、正解ではないと思わせるように設問を作ります。
それは、『本文中の言葉ではない正しい文章』で答えをうまく隠すのです。
言い換えれば、『書いてない言葉でホントのことを伝える』となるでしょう。
『本文で書いてある言葉でのウソ』に騙されないようにするには!?
『ウソ』を見破る力、それはリテラシーの力です。
「ある特定分野の事象や情報を正しく理解・分析・整理し、それを自分の言葉で表現したり、判断する能力」
これが、少し難しいですがリテラシーの力です。
現代の世の中は、情報過多の時代です。
子どもたちは自然と、『情報をスルーする力』に長けてきました。
一つ一つの情報を精査するには、時間が足りないのです。
深く考えずとも、『直感的に』操作できたり流れていくものが好まれるようになったのです。
ウソに騙されない対策とは!?
二択まで絞れているなら、その二択の内容を精査することから始めましょう!
- その二択の内容が、「似ていない」場合
- その二択の内容が、「似ている」場合
二択の内容が、「似ていない」のであれば、「設問」をよく読みましょう。
「似ていない」にも関わらず、二択に残ってしまっている原因は?
もちろん、「本文に書かれているから」です。
では、そのどちらかは、「設問が問うていること」として相応しくない訳です。
「どうのよう」なのかを問う問題なら、「なぜ」であるかを選ぶ必要はなくなります。
このように「似ていない」選択肢は、設問をよく読むことで消去が可能です。
では、「似ている二択」を削るには!?
意味が「似ている」選択肢は、出題者が意図して作っています。
では、その「似ている」選択肢をどのように削ればいいのでしょうか?
以下の図をご覧ください。
確かに、よく似ている選択文ですね。
ここで、なんとなくで選んでしまってはダメなのです。
まずは、以下のように一致する部分を見比べましょう。
そうすると、「Aは」と「Aが」の部分が仮に表現が違っていたとしても、
同じ範囲のことを伝えているのなら、被りが生まれます。
その被りがある部分は比べても無駄になります。
「Bに対して」と「Bに関して」も、表現が違うだけで同じことを言っています。
このように、「似ている選択肢」の「似ている部分」を細かく分析し、
同じことを伝えている表現を削っていきます。
すると、「似ている部分」の中でも「意味が被らない」箇所が浮き上がってきます。
ここの違いだけを本文の中から洗い出す作業こそが、
二択まで絞った後、確実に答えを見つけ出すための極意となります。
さぁ、分かった気になっていませんか!?
国語でも英語でも、社会でも理科でも、
最近では数学でもこの考え方は利用できます。
今まで、二択で間違った問題を引っ張り出してみましょう。
この方法で答えが浮かび上がったのなら、
それは答えを二択まで絞る読解力が備わっていることになります。
そもそも、この方法を使う前に文を読んでいいないことや、
英文であれば選択文を正確に訳せていない可能性もあります。
正しいテクニックを備えると、その他の学力の基準値も測ることができるので有用ですね(笑)
ちゃん♪ちゃん♬
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