【問題】
0.5mで300円のリボンは、1mでいくらでしょう?
この式は、300÷0.5でいいのでしょうか?
それとも、300×2でいいのでしょうか?
もちろん、答えはどちらも同じになります。
さぁ、算数を『意味で考える』授業の始まりです!
先ほどの問題を深く考えていく前に、
以下の問題を解いてみましょう。
【類題1】
4mで300円のリボンは、1mでいくらでしょう?
【類題2】
15mで300円のリボンは、1mでいくらでしょう?
これらの式は、おそらく皆さん同じだと思います。
1)が、300÷4 となりの、
2)が、300÷15 となったのではないでしょうか?
では、なぜ冒頭の問題には、
2つの式が生まれてくるのでしょう?
もしかすると、300×2の方が多いかもしれませんね。
では、300円にかけた「2」という数字は
どこから出てきたのでしょうか?
もちろん、1m分の金額を求めたいので
1mは0.5mの「2倍」です。
ですから、0.5mで300円のリボンの
「2倍」分を求めたいから出来た式が
300[円]×2[倍]=600[円] となる訳ですね。
では、
300÷4 / 300÷15 / 300÷0.5 の
式で使っている割り算はどのような意味で
使っているのでしょうか?
このように考えてみましょう!
このように考えると、
÷4、÷15、÷0.5の「意味」が見えてきます。
これらは、
÷4[m]、÷15[m]、÷0.5[m]という意味ではなく
1m分を求めたいから、
元の長さと同じ数字を割っただけなのです。
これが分かり出すと、次のような問題も
楽々わかるようになってしまいます。
【応用問題】
0.18mで360円のリボンは、1mでいくらになるでしょう?
もう、あっという間に式が思い浮かびましたね?
0.18mを1m分にするために、
同じ数で割ってあげればいいだけなのです。
よって、
360÷0.18=2000[円]
となる訳ですね。
算数を「意味」で考えること。
これは文章や式がどのような
「意味」であるかを考えることです。
願わくば、私もこんな算数を
習って小学校を過ごしてみたかったです(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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