ご両親がいる家庭での研究結果です。
父親の積極的な『教育』参加により
子どもに与える影響の効果が発表されています。
あくまで、「勉強に対する参加」ではなく
『教育参加』による効果だということを
お間違いなく!
はじめにお断りしておかなければなりません。
私は、子どもの健全な発達には
「父と母」が必要だとは思っておらず
『敬と愛』が不可欠だというスタンスです。
逆に「父と母」または「祖父母」、
「周囲の大人」や「保護者」がいたとしても
『敬と愛』がなくては、安定した健全な精神は
育まれることは難しいと考えています。
それは、子どものみならず
大人でさえ『敬と愛』がない環境下では
精神に歪みをきたすとの考えです。
シカゴのアン・アンド・ロバート・H・ルーリー小児病院の
主治医であるガーフィールド博士と、
ハーバード大学医学部の臨床小児科学准教授の
マイケル・ヨグマン博士の研究によると、
父親が育児に携わった子どもには
以下のような特徴が見られたそうです。
- 言語能力が優れている
- 自尊心が高い
- 学校の成績が良い
- 鬱や不安症になりにくい
- 学校をずる休みしたり、
10代で親になる割合が低い
との調査結果が得られたそうです。
ここで立ち止まって考えるべきは、
何故そのような結果となるのか?
ということです。
父が教育に積極的に参加することで
得られる子どもたちの変化を考えましょう。
まず、第一に「積極的参加」という言葉の裏には
母親主体で育児をしているということになります。
主体が母親なのであれば、父親が参加するだけで
『普段得られる刺激』と異なります。
脳は通常得られる刺激に対しては
『慣れ』を起こします。
慣れない父親という刺激に対して、
過敏に脳が反応すればするほど、
脳は学習をはじめます。
私は、単純にこれだけだと考えますが、
あなたはどう考えるでしょうか?
そして、積極的に父親が育児に参加できる
経済的な余裕と、それに伴う時間的な余裕。
この余裕が父と母の関係性にもゆとりを持たせ、
子どもに対する接し方にも余裕が生まれる
という可能性もあります。
喧嘩や口論、辛辣な言葉使いのない
家庭環境下において、子どもの精神的な
落ち着いた発達は予想に難しくありません。
信頼関係が築けている家族環境においては
鬱や不安症も比較的起こりにくいでしょうし、
言語心理学においては、
『論理的で建設的な会話』が
最も大きな子どもの言語能力を司るとされています。
ということは、
以上のことが子どもたちに刺激として
豊かに与えられる環境であれば、
特に大きな発達上の違いはないということでしょう。
というよりも、
不完全な人間同士が結婚をし
家庭を築いていくわけですから
うまくいかないことが当たり前です。
しかし、そのことに開き直るのではなく
不完全を許し合い・認め合い・補い合うことで
一つの家族という集まりが完成するという
視点を人間全体が持つようになることが
大切なのではないでしょうか?
相手の否をあげつらうのではなく、
不足に対して嘆くのではなく、
不完全に寄り添うという『心』こそ
大人子ども関係なく、
健全な『人間』を育むと思うのです。
今日は、ちょっとカタい内容になってしました(笑)
言ってる私こそ、できていないことだらけで
不完全だらけなのですが。。。
人生、コレ隙だらけ!
だからこそ、好きだらけ!
ちゃん♪ちゃん♫
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