じゅくちょーの雑談

R6年度 第1回基礎学力テスト 国語の問題分析(5)

じゅくちょー

本日は最後の作文の分析です。

最近の作文の傾向としては、

作文の前に簡単な情報を読み取り

答えを考える思考力問題が

出題されるようになりました。

難しいわけではありませんが、

生徒によっては難しく感じるようです。

問題は時間をかけてしまうこと。

今日は、そんなお話です。

大学入学共通テストまで、あと94日!!

徳島県公立高校入試まで、あと121日!!

R6年度 第二回基礎学力テストまで、あと28日!!

基礎学平均点情報ページは、コチラ

大問5:設問分析

次のグラフは、「言葉の使い方について自分自身に課題があると思うか」についてのアンケート結果の上位5項目である。このグラフを見て、あとの条件に従ってあなたの考えを書きなさい。

<条件>
A:題名などは書かないで、本文を一行目から書き始めること。
B:二段落構成で、前後の段落の分量がバランスよくなるように書くこと。
・前段には、グラフから読み取ったことと、それに関する体験について書くこと。
・後段では、前段をふまえて、今後どのように言葉を使っていけば、課題が解決できるかについて、あなたの意見を具体的に書くこと。
・項目を書く際には、番号のみで示すこと。
「例:①について…、⑤のように、…。」
C:全体が筋の通った文章になるようにすること。
D:漢字を適切に使い、原稿用紙の正しい使い方に従って、二百字以上二百六十字以内の範囲に収めること。

というような、

例年の問題よろしく

グラフや表、新聞記事やなどの情報ソースから

読み取れることとその内容に対する言及が

テーマの作文となっていました。

特段難しさも感じない、書きやすい内容だったかと思います。

大問5:情報ソース

(「令和3年度国語に関する世論調査」より作成)

<言葉の使い方について自分自身に課題があると思うか>
①:改まった場で、相応しい言葉遣いができないことが多い
 「63.5%」
②:敬語を適切に使えない
 「46.4%」
③:漢字で書くべきか仮名で書くべきか、適切に判断できない
 「27.1%」
④:自分と違う意見や考え方を見聞きすると、つい感情的に反応してしまう
 「20.8%」
⑤:年齢が離れた人に意味が通じるか気にせず発言してしまう
 「15.7%」

前段落は、

「グラフから読み取ったことと、それに関する体験について書くこと

との条件があります。

まずは、最も多いデータの情報と

最も少ないデータの情報に関して言及し、

自分の体験談について書ける題材を選びましょう。

後段落は、

今後どのように言葉を使っていけば、課題が解決できるかについて

です。

解決できそうな意見が持てるテーマを選び、

どのように言葉を使っていくかを書けば良いだけです。

このテーマに関して言えば、言葉というものを

相手がいるコミュニケーション上での使用に限定しています。

どんなときでも丁寧な言葉遣いを心がけることで

漢字であれ敬語であれ、使いこなせるにようになるでしょうね。

作文の鉄板の型

大学入試の小論文にも使用している、自分の考えを述べる系の鉄板の型があります。

それをご紹介して、国語の基礎学問題分析を終了します。

[ ① ] は、「ア:観点❶」において、【A:観点❷】だと述べている。

しかしながら、「イ:観点❸」に関しては、【B:観点❹】だと言及してる。

このことから、「ア」よりも「イ」のほうが、【C:観点❺】だということができる。

この型を膨らませると、ほとんどの意見・考えを述べる系の作文は完成します。

お試しあれ。

全体の考察

全体的には、今回の基礎学国語は

非常に簡単だったと言えるでしょう。

平均点も60点を超える状態ですから、

偏差値55を超える高校へと進学を

考えている生徒さんであれば、

8割オーバーを取っておきたいところです。

第二回は、漢文漢詩が出題されます。

復習もしつつ、韻などの音での理解も

重要となります。

書き下し文を作れるように練習もしておきましょう。

また、作者に関する言及は多く出題されます。

孔子・孫子・孟子など、

関連作品の知識は身につけておきましょうね。

語句知識に関しては、

  1. 慣用句の復習
  2. ことわざの復習
  3. 四字熟語の復習
  4. 和歌・俳句の復習
  5. オノマトペなどの和語の復習

をしておきましょう。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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