数学にしても英語にしても、
国語にしても理科にしても、
「問い」に対して「答える」
という作業を永遠と繰り返している訳です。
シンプルに表すならば、
「A = ?」
の「?」を答えるのが受験勉強の本質です。
すなわち、あらゆる教科において
等式を組んでいる訳ですね。
今日は、そんなお話です。
「どういうことか説明せよ」も結局は等式を組んでいる!?
等式を組むという作業。
すごく深い言葉です。
国語の指導をしていても思うことなのですが、
「梯子を外されたような気がして息巻いた。」
という言葉がどういうことかを説明するというような問題で、
等式を組むということができずに
正解に辿り着けない生徒が多くいます。
そもそもの設問の問いである、
「どういうことか説明する=等式を組む作業」
ということも理解できていないことも。
そして次のステップである、
「等式を組む作業=別の形で意味が同じものをつなぐ」
つまりは、
「等式を組む作業=別の表現で言い換える」
ということの前提がわかっていない場合もあるのです。
「等式を組む作業=別の表現で言い換える」!?
「梯子を外されたような気がして息巻いた。」
これが、どういうことかを説明する。
等式を立ててみると、
「梯子を外される」=「?」
「息巻いた」=「?」
となります。
しかし、国語が苦手な生徒にとっては、
そもそもの「言い換える」ということが
「等式を組む」ということと
イコールになっていない場合があるのです。
そして、等式を立てるということが理解できても
「梯子を外される」=「裏切られる・孤立する」
「息巻いた」=「息づかいを荒くして、怒る」
という、「?」に答えられない子も多くいます。
これでは国語が伸びていくはずもありません。
言い換えられる力こそが、
語彙力だということもできるでしょう。
等式を組むことができれば!?
先ほどの問題に戻りますと、
「梯子を外されたような気がして息巻いた。」
これが、どういうことかを説明するならば、
わざわざ本文を読むまでもなく
「裏切られたような気がして、興奮して怒った」
ということを導き出すことができます。
これに準じたような選択肢があれば、
その選択肢を選べばいいだけですし
本文に似た表現があればそこを抜き出せばいいのです。
実は、国語もかなりガチガチの理系的な教科なのです。
数学や理科では、数式を持って等式を組みますが
英語や国語や社会では、言葉を使って等式を組むのです。
国語を伸ばしたければ、
設問や傍線部をとにかく言い換えることが
一番の近道になります。
結局、国語にしても数学にしても
得意な子たちは無意識で
「つまりどういうことか?」
と問い立てをし、等式を組んでいるのですから。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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