高校受験について

2024年度徳島県公立高校入試、社会の考察

じゅくちょー

さぁ、本日は社会の問題分析から。

スタッフたちが問題を解き、

考察をしてくれました。

医学部スタッフは他県出身者が多く

徳島県の公立高校入試に関しては

あまり知識は多くありません。

しかし、素晴らしい分析をしてくれたと

感じています。

どうぞ参考程度にお読みください。

今日は、そんなお話です。

国公立大学後期試験まで、あと日!!

徳島県公立高校入試まで、あと365日!!

基礎学平均点情報ページは、コチラ

地理はどうだった!?

大問3)日本地理

日本の気候、地形、インフラ、農業、産業

これらの範囲を一問ずつ出題された形で

深いところまで聞かれていないため

答えやすい問題でした。

(1)〜(4)は知識問題なので正解率は

高そうだと感じます。

ただ、(3)の京阪神と淀川を選ぶ問題は

川がどこを流れているのかを把握できていなければ

難しいかなと思います。

(5)は思考問題ですが、

鉄鉱石と石炭の自給率の表だけでなく

問題文に「輸入」という語句を使ってとあり

思考問題の中でも簡単な問題なのではないかなと思います。

大問4)世界地理

全体の難易度から考えて、

一番正答率が高いと感じました。

ただ、数学、理科等でも同じですが、

表の見方を身につけられていない子が多く感じるので、

そういった子たちは(5)には苦労したと思います。

高校入試というより共テに出てきそうな問題で、

中国の人口の多さや面積の大きさが

1人あたりの国民総所得や

国土面積に占める農地面積の割合に

どのように関係しているのかを

考える必要があるので難易度が高いと思います。

歴史はどうだった!?

大問1)日本史

歴史に関しては、

全体を通しても捻った問題はなく

正答率も高そうだと感じました。

時代ごとにキーワードさえ分かっていれば、

一問一答の覚え方でも解ける問題が多い印象です。

(6)は鎌倉、室町、江戸の幕府のしくみの違いを

おさえて置くことが必要なので

違いがわかる状態まで覚えていないと

間違えてしまうのではないかなと思いました。

大問2)近現代史

歴史において重要な

「時代の流れ」についての問題が

大問1.2合わせて、一問しかありませんでした。

国際連盟と国際連合についてや

出来事の時期を整理出来ていなかった子にとっては

混乱したかもしれませんが、

一問一答のような問題もあり

あまり難しくないと思います。

公民はどうだった!?

大問5)私たちの経済の生活

生徒たちにとってはなじみのない

難しい用語が多い公民という教科。

意味の部分まで把握している生徒は

少ないのではないかと考えます。

頻出ではない語句が多く出題され、

曖昧に覚えてしまっている子にとっては

難しい問題だと思います。

特に(4)の国際法を答える問題は

難しいと思いました。

大問6)総合問題

大問5とは打って変わって、

総合的な思考問題でした。

前半は一般常識的な問題が並んでおり、

(5)のPL法はあまりテストなどでは

問題にされない法律関連の問題となり、

(6)の記述問題は資料をうまく理解することと、

ニュースなどを見ている子であれば

容易に正解にたどり着くことができる

問題だと思いました。

〇総評
2023年と2022年の問題も少し見ましたが、

全体的に易化した内容だと思いました。

地歴は明らかに入試対策で

ありがちな問題ばかりでしたし

一問一答が多いため解きやすかったと思いました。

思考力問題の記述を書く上でのコツは、

やはり出題者の意図を注目するところだと思いました。

例として、大問6(6)の(a)の内容を挙げると、

「食品ロスを削減するための取り組みについて

全体的な傾向を読み取ると、

「取り組んでいることはない」と回答した人は少なく、

( )という結果になっている。」

の()に当てはまる文章を考える時に、

一見、取り組んでいる人は少ないという

言葉に続けて書くべきかと考えてしまいがちですが、

全体的な傾向を読み取るという言葉があるので、

取り組んでいることはないという項目以外に目をつけて、

どう記述するかを考えられると

出題者の意図が汲めるだろうなと思いました。

文章をよく読んで、

話の流れ的に何を書くべきかを考えられれば、

簡単に鉛筆が進むように思いました。

以上、3名のスタッフによる分析を

ミックスさせていただきました。

ご参考になれば幸いです。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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