学び方

繰り上がりの計算を書かない生徒!?

じゅくちょー

一対一の個別指導をしていると

全ての生徒の思考の流れと

手の流れが見えてきます。

なかなか学習に対して

芽が出ないタイプの生徒さんは

LDでない限りは、どこか学習の初段階で

致命的なミスや勘違いをしていることが

かなり高い確率で見つかります。

今日は、そんな話です。

国公立大学前期試験まで、あと日!!

徳島県公立高校入試まで、あと15日!!

中学校別:基礎学平均点情報ページは、コチラ

計算ミスの元凶!?

受験生ではありますが、

計算問題に対して大きな詰まりがあり

小学校の算数の概念が全くと言っていいほど

身についていない生徒さん。

入塾も中3の夏くらいからで、

英語に関しては中学が基本的にはスタートなので

取り返しもまだなんとかなりました。

しかし、数学の苦手意識やつまりの大きさは

小学算数を背景にして

取り返すための期間や幅が大きく、

時間がかかりすぎることがあります。

対処療法では根治には至りません。

原因究明が求められるのです。

長年積み重ねられた悪癖!?

理解力がないわけではない。

計算力もないわけではない。

しかし、ミスが出続ける。

問題の意味がわからないことはあっても、

ゼロから原理の説明をすれば

理解できるだけの力はある。

ですが、ミスのオンパレードとなる。

頭を捻りながら原因を辿っていきます。

すると、途中式を全て書いてもらいながら、

筆算を別スペースにチャチャっと書いている

ことに目が止まりました。

縦の線が見えない、見えづらい、よくわからない

生徒はある一定層います。

しかし、美しく縦も揃って計算が進んでいます。

ところが、とんでもない致命的な悪癖が見つかったのです!

なぜそれをしない!?

筆算の掛け算。

もちろん、様々なタイプの解法があります。

水道方式では、くり上がりを書かなくていいような

計算方法をとったりします。

しかし、一般的な小学校からの解法であれば、

くり上がりを記述するはずです。

だれにどう教わったのかは分かりません。

この生徒は、掛け算の筆算で

繰り上がりの数を一切記載せず

頭の中だけで計算をしていたのです。

それでは間違うはずです。

私もそんな解き方をすれば間違うでしょう。

この悪癖に気付いてからは、

安易な「できているだろう」という考えは捨て、

まっさらな状態でその生徒を見ることにしました。

そうするとことで、

出るわ出るわの悪癖おばけたちが!

そりゃ間違うよな、

という計算をミスするための解き方が

癖づいてしまっている感じです。

まるで、ミスするための裏技のデパート。

1つ1つただしていきながら、

受験までの最後の日々を過ごしていくことにします。

ちゃん♪ちゃん♫

たろー

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