塾講師として早21年目。
時代の変化も去ることながら、
家庭の変化はもちろん、
生徒の変化も感じるようになりました。
それは、「知的好奇心の欠如」です。
どのような点から感じるようになったのか、
今日はこのことをお伝えします。
学力とも好奇心は関係する!?
よくよく思い起こしてみると、
非常によくできた生徒たちほど
知的好奇心が旺盛であったように思います。
なにかしら、学力との相関関係を
感じずにはいられないほどでした。
そういった子たちの共通項として、
「面白い」と感じる物事に対して
「深み」や「持続的」、「理性的」や「熟考性」を
“funny” ではなく “interesting” として
楽しんだり笑ったりしていることが挙げられます。
知的好奇心が低い子たちの特徴とは!?
逆に、知的好奇心が低くなってきたと
感じるタイプの生徒たちの特徴は
真逆の傾向があります。
「面白い」と感じる物事に対して
「浅く」て「わかりやすく」、「瞬間的」で「感覚的」
に “funny” に笑えることを重要視しているように感じます。
情報過多社会の中で、
子どもたちは膨大な情報の波を乗りこなす術として
「スルーする力」を自然と育んでいるのではないでしょうか?
このため、習ったことがつながる楽しさや
考えてみれば奥深いという興味深さとは
かけ離れた感覚を有している気がするのです。
よって、苦労して分かる楽しさも
歯を食いしばって成長を期待するということも
価値観として持ち合わせていないのではないかと
疑ってしまうほどです。
思考停止にはなっていないか!?
瞬間的に分かることや笑えるもの。
最近のトレンドとして、
TickTokの短い動画や
Instagramのリール動画があります。
Facebookの長い文章の投稿よりも、
瞬間的に目に飛び込んでくる
短文のTwitterの文字数のほうが好まれています。
このため、スマホの使い方としても
「ただ何かを流しているだけ」
時間の浪費のためのツールと化してしまっています。
何かを調べて探って深めていくという使い方は
想定していないのかも知れませんね。
恐らくこのことは、生徒たちだけではなく
非常に多くの大人たちもその状態になっている気がするのです。
大人になって学ばない、読書しない、
というデータを見てもそれが分かります。
子どもたちの好奇心を育てたいのならば、
まずは大人たちも襟を正さねばなりませんね。
ちゃん♪ちゃん♫
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