例え話をしましょう。
仮に目の前に、ナイフを持った人がいたとしましょう。
その人が自分に向かって刺そうと向かってきたとします。
あなたはどのような行動を取るでしょうか?
逃げる・戦う・防ぐ・助けを呼ぶ、など。
いろんな行動を取ると思うのです。
しかし、
「何もしない」
という選択はしないのではないでしょうか?
「嫌だ」という思いは一番強い!?
人間の感情の中で、
「嫌だ」という感情は一番強いものだとされています。
「好きだ」も強い感情ではありますが、
「嫌だ」という感情は簡単に
「好きだ」という気持ちを覆い隠すこともできてしまいます。
例えば、
「やらなければならないとわかっていても、勉強に全く手がつかない」
という、塾あるあるネタ。
これは感情をひっくり返して紐解いてみると、
「勉強が全く手につかなくて、その結果自分が被る状態を嫌ではない」
と理解することができます。
成績が下がり、仮にクラスが下がることも「嫌ではない」
高校に進学できなくても「嫌ではない」
希望しているとする大学に合格できなくとも「嫌ではない」
こんな感情が生徒たちから見え隠れすることがあります。
何を目的として行動をしないのか!?
大昔の生徒の話です。
その生徒は、自分がしたくはない中学受験を
無理やりさせられたことを根に持っていました。
親が自分をブランドバッグのように箔をつけるがために
難関の中学へと送り出そうとしたことを恨んでいたのです。
難関中学受験のハードさは
県内の中学受験のハードさとは比べものになりません。
全ての自分の時間を学習に費やされ、
遊ぶことなど以ての外として3年間
お友達と一切遊ぶ時間なく過ごしたそうです。
そんな時間を過ごしていたとしても、
難関中学受験は合格が確約されたものではありません。
結果的に他県の中学受験では不合格となり、
県内の某中学受験では合格を手にしました。
ここからが彼の復讐劇だったのです。
親の思い通りに生きることが「嫌だ」!?
彼は中学への進学後、
自分の意思で「学習をしない」という決定をしました。
そのことで、親を困らせるという復讐をする選択をしたのです。
彼にとっての「したいこと」は復讐、と一般的には見えるかもしれません。
しかし、「親の思い通りになること」こそが「嫌だ」という感情に火をつけたのでした。
彼の結果はご想像にお任せしますが、
彼にとってはハッピーエンドであったことはお伝えいたします。
仮にそのままの状態が、
自分に対して困ったことを引き起こすとしても
行動を変えられないとするならば、
それはその困ったことが自分にとっては「嫌ではない?」
と考えてみてはどうでしょうか?
このままでは志望大学にいけず、
地元の大学に進学することになる。
果たして、その地元大学への進学が嫌なのか?
「別にどこでも大学に行けるなら嫌でもないな」
と感じているとしたら、モチベーションが
上がらないのも、頷けますよね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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