東京の中学受験専門塾さんとの
情報交換の場において、
興味深い示唆をされている塾長さんがおられました。
「最近の中学受験の国語の小説文は、
現代の子どもたちとのズレをあえて出題している
ような感があります!」と。
さて、これはどういう意味なのでしょうか?
一人っ子が多くなってきたからこそ!?
冒頭の「ズレをあえて出題している」という意味は、
自分の経験していないことを想像力によって
補完させるということになります。
具体的には、最近の中学受験において
一人っ子の子どもたちが多くなってきているからこそ
兄弟をテーマにした小説文を出題していることがあるのです。
また、中学受験生に対して
主人公が高校生や大学生などの小説文なども出題されています。
これは、センター試験や共通テストの現代文において
時代をズラして当時の生きてきた日本人の時代背景をおもんばかり
その人たちの立場に立って考えてみる意図とよく似ています。
さらなるズレも!?
目立ってきた変化として、
女性作家の小説が題材になることも多くなりました。
揺れ動く微妙な女性心理を描いた小説です。
恋愛を経験したことのない子どもたちも
非常に多くなってきたように感じます。
目線や仕草から溢れ出る想いが
理解できずに解答できな場合もあるのです。
これは、
「自分とは違う立場の人の心理を理解する」
という意図があるのでしょう。
今後ますますショート動画などの
分かりやすく説明されたコンテンツや
意味が分からなくとも脊髄反射で笑ってしまう
数秒間の動画が持て囃されるようになれば
小説や映画離れが進んでいくはずです。
危機感が募ってしまいますね。。。
論理国語はどのような方向へ!?
2025年度の共通テスト改革試行問題が
ウェブ上でアップされています。
見かけ上は国語の問題かと目を疑うほど。
複線型読解問題が非常に増えたことで、
より文章量に対する処理速度が求められています。
思考力を求める際に、
処理能力はあって当たり前という世界になりました。
英語もこれは同様です。
加えて、自分とのズレに対して敏感に察する想像力も
必要になってきているのですから、
今の子どもたちはどれだけ大変なのか。。。
先が思いやられますね。
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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