さて、第二回の基礎学の国語の
問題分析を始めていきます。
本日は、全体の雑感と大問1の
解説と分析を行います。
では、みていくことにしましょう!
全体の雑感
今回は生徒の点数から判断すると、
文法系の知識や語句系の知識問題で
点数を落としてしまっていた生徒が多かったように感じます。
ブログ中盤から問題解説を行いますが、
決して難しくはありません。
しかし、前後関係から「意味を考えて」答えを導き出すことをせず
傍線部だけをみて答えに飛びついてしまった可能性はあるでしょう。
これをしてしまうと、全教科において点数が下がってしまいます。
反対に、読解系の問題は
本文中の語句を用いてまとめる問題が少々厄介だったかもしれません。
しかし、決してむずかしくはありません。
やはり、全体的には「簡単だった」と言えるでしょうね。
大問1:漢字の読み書き・文法・熟語・行書の知識
では、問題を見てみることにしましょう。
(1)は、漢字の読み。
a: 注意を喚起する。 b: 肖像画を描く。
c: 旗が揺れる。 d: 厳かに式が進行する。
dで間違う子がいかたkもしれませんね。
文脈から推測できたかもしれませんが。
(2)は、漢字の書き。
a: 川にソって歩く。 b: カガミに映る。
c: ケイカイな音楽が流れる。 d: 世界イサンを見にいく。
ちょっとだけ怪しいのは、cでしょうか。
aを「浴」と書いてしまった生徒もいたようですが。。。
(3)は、行書の部首名を問う問題。
最近の問題は、設問文に工夫がみられますね。
「被(行書で書かれています)」の部首名をひらがなで書きないさい。
行書の場合、「しめすへん」と「ころもへん」は同じ形になります。
よって、どちらかを理解できているかを問う問題です。
もちろん、部首名をそもそも知らない生徒はできないでしょう。
小学生からの基礎基本ができているかが問われている感じですね。
答えは、「ころもへん」ですね。
(4)は、熟語の構成の問題。
「清流」と同じ構成の熟語をア〜オから一つ選び、記号で答えなさい。
ア「帰郷」 イ「地震」 ウ「残雪」 エ「因果」 オ「飼育」
まずは、「清流」。
「清い流れ」というように、上から下へと「どのような名詞」と修飾被修飾の関係になっています。
「郷へ帰る」…下から上へ「どこへどうする」
「地が震える」…上から下へ「何がどうする」
「残った雪」…上から下へ「どのような名詞」
「原因と結果」…上と下が「相反する関係」
「飼って育てる」…上と下が「同じような意味」
よって、ウとなりますね。
簡単と言えば簡単!?
市立理数・城東・城南・脇町・富東などの
上位校を狙う生徒さんたちにとっては、
満点は当たり前にとって欲しいところでしょう。
後に続く設問が簡単だったことも考えると、
ここでのミスにより90点台を取り逃がすかもしれません。
第三回は、慣用句の出題傾向が高まります。
国文法も、助詞助動詞の判断という
難度の高いものも出題されることもあります。
読解ができるようになっていれば、
あとは国語の対策は用語知識だけの演習で済みます。
国語の学習も、しなければできない範囲や
知らなければ点数とならない内容もあります。
第三回も、抜かりなく対策を進めていきましょう!
ちゃん♪ちゃん♫
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校
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