今日のあんちゃん

答えにそれっぽいものを選ぶ?!

杏ちゃん先生

こんにちは!杏ちゃんです!

『つばさ』では、

生徒さんが分からない問題を

すぐに解説をするのではなく

自分で調べられるようにヒントを出しています。

最近は、“分からなければ調べる”

身につけてくれている

生徒さんも増えてきましたが、

また新たな壁が立ちはだかります。

調べてくれるのは良いことなのですが、

きちんと問題を読んでおらず

教科書や参考書に書かれていることを

そのまま写しているだけなのです。

例えば、社会の語句を埋める問題で

江戸時代幕末の出来事について。

できごと:尊王攘夷

内容:①天皇を尊ぶ尊王論と、

外国人を追い払う攘夷論が結びついた考え。

②[     ]により弾圧されるが、

運動は高まる。

上記の問題の[     ]に入る言葉

皆さんは分かりますか?

正解は、

安政の大獄です。

しかし、ある生徒さんは

「吉田松陰」と答えていました。

そもそも尊王攘夷運動とは

天皇の許可を得ず、外国との条約を結んだ

幕府への批判が高まり、

天皇を尊ぶ「尊王」論と、

外国勢力を追い払う「攘夷」論が結び付いた

活発な運動のことです。

そして、生徒さんが答えた「吉田松陰」は

尊王攘夷の考えを持っている側の人でした。

ということは、その「吉田松陰」が

尊皇攘夷運動の弾圧を行うということは、

論が通りません。

このことから、

そもそも尊王攘夷という考えはどういうもので

その考えを唱えた人たちは誰で、

押さえつけたかったのは誰なのか。

その結果、どんな事件に発展したのか

という歴史的流れや言葉の定義

曖昧なまま勉強を進めてしまっている

ということが分かります。

つまり、教科書や参考書を見て、

それっぽい答えを写してしまっている状態です。

それでは、今後ややこしくなる歴史を

理解することは難しくなってしまいます。

調べるという第一ステップを

身につけてくれているからこそ、

その先の言葉の定義を理解して、

問題に合った答え方をするという段階まで

進んでもらいたいです。

本日、中3生は第二回

基礎学力テストが終わりました!!!

・分からないことは調べる

・言葉の定義を理解する

・きちんと問題を読み取って答える

これらのことがきちんとできておらず、

“なんとなく”で勉強してしまっている人は

恐らく厳しい点数が出てしまうはずです。。。

生徒さんたちのテスト返却を待って、

改めて学習方法を見直していく

お手伝いをしていきたいと思います!!!

杏ちゃん先生

今日はここまで!杏ちゃんでした!

たろー

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