学び方

勘違いはうぬぼれから!?

じゅくちょー
じゅくちょー

「ダニング・クルーガー効果」

という言葉をご存知でしょうか?

一言で言えば、

『正しく自己評価ができず、過大評価してしまうこと』

となります。

あなたは、正しく自己評価ができていますか?

今日のお品書き

『勘違いはうぬぼれから!?

  • 大学入試共通テストまで、あと197
  • 中学校別:基礎学平均点情報ページは、コチラ

なぜ正しく自己評価ができないのか!?

以下の図をご覧ください。

ダニング・クルーガー効果

少し強烈な言葉が用いられた研究です(笑)

ですが、本格的な実験を通して得られてた、

人間の持つ「認知バイアス」の偏りを表したものです。

心理学の分野で使われている用語「認知バイアス」は、

人間は、生活習慣や人生経験、

思い込みや固定観念が原因となり

非合理的な判断や行動をとってしまいます。

経験・先入観・直感などの「思い込み」

実際の自分の姿と評価がかけ離れてしまう

「錯覚」が要因と考えられています。

知恵・知識は高台のようなもの!?

この効果の興味深いとろろは、

知恵や知識が乏しい状態で起こることであり、

その先の段階までもが研究されていることです。

人は、知恵や知識が不足している状態では

相手のことや自分のことでさえも

正確には判断できません。

知恵や経験、能力が不十分であるからこそ、

周りが見えずに自信に満ち溢れている状態なってしまい

「自身を過大評価」してしまうこと、

あなたはありませんか?

『自分はまだまだ知らないという事実を知っていること』

つまり、「無知の知」があることが

重要だということになるのです。

段階を経て、人は正しい認識を持つ!?

知恵の成熟度が増加することで、

「自信の質」が変わっていくことがこのグラフから見て取れます。

「馬鹿の山」

人は少しの知恵を得たとき、
完全に理解したような気持ちになり
「自分は優秀だ!」
と思い上がり、勘違いしうぬぼれます。

「絶望の谷

学び進めることで知恵や知識が増えると、
目標の全体像やその深さが理解できるようになり
「自分はまだまだなんだ…」
と自信を失う時期が訪れます。

「啓蒙の坂」

谷底から諦めずに学び続けると、
徐々に自分の成長を実感できるようになり
「自分でも少しはできるようになるんだ!」
と自信の芽が出始めます。

 

「継続の大地」

坂を乗り越えるようにして更に学びを継続すると、
知恵が成熟し身を結ぶようになり
「自分には何ができて何ができないか」
と正確に自分の評価ができるようになります。

ダニング・クルーガー効果の負の影響は!?

生徒たちの指導において、

この効果の影響はとても大きなものになります。

具体的には、

  1. 自身を過大評価してしまう
  2. 成長の機会を失ってしまう
  3. 自他の評価ができなくなる
  4. 問題を他責にしてしまう
  5. コミュニケーションが難しくなる
  6. 騙されやすい

あら、この傾向には身に覚えがありませんか?

思春期や反抗期の子どもたちの傾向に似ていませんか?

そうです!

あの記事の子どもたちは、

自己の存在を初めて意識することで

知恵・知識がまだまだ不足している状態なのです。

自分はまだまだだと感じられるような壁にぶつかることで

自信を再構築していく過程こそが学びの尊さではないでしょうか?

勘違いやうぬぼれから始まる成長も、

悪くはないですよね〜?

ちゃん♪ちゃん♫

たろー
たろー
いろんな質問にもここでお答えするよ!下のLINEからご質問どーぞ!
学校

友だち追加