『分からない、にも種類がある!?』
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生徒たちは安易に「分かりません」という言葉を使います。
もちろん、使ってはダメという言葉ではありません。
ですが、
「何に対して」「どんなことが」「どんなふうに」
分からないのか、自分で明確にしないまま
「分かりません」という言葉を使ったとしても
得られるものが少なくなってしまいます。
やってもやっても伸びない子の特徴としても
「分からない」分析をしないことが挙げられます。
少し具体例を挙げてみましょう。
中3の公民でよく出題される
「需要供給曲線」で例えてみます。
![](https://tokushima-tsubasa.com/ace-striker/wp-content/uploads/2022/05/1.png)
例えば、こんなシチュエーションをイメージしてみましょう。
「先生、需要供給曲線が分かりません。」
「えっ?何が分からないの?」
「全体的に何を言ってるのか分からないんです。」
「ん?じぁさ、需要ってそもそも何なの?」
「。。。分かりません。」
生徒の「分かりません」は、
このレベルの場合が多くあります。
学問的な内容に関して「疑問点がある」という
「分からない」のではなく、
用語の意味すらも「知らない」
という状態で質問に来て「分からない」
という言葉を使うのです。
このような状態であるのなら
もはや学習すらしてもいないレベルと
感じられませんか?
ですが、学習とすら言えない水準であっても
本人としては必死で学んでいるつもりなのです。
学ぶとは、
その中身を自分の言葉に変換できる状態に噛み砕くこと
を指すのではないでしょうか?
字面だけの言葉の読み方だけを覚えたところで、
それは学習しているとは呼びません。
ただの時間の浪費です。
教科書を読み、参考書を通して
以下のような状態に噛み砕いて初めて
学び取っているという状態になるのです。
![](https://tokushima-tsubasa.com/ace-striker/wp-content/uploads/2022/05/2.png)
いっぱい努力して学習したというのならば、
まずは自分が学んだ範囲や内容の用語知識に関しては
自分の言葉で説明できるようになりましょう。
そこから先が、塾の先生が役に立てる領域です。
まずは学習における自分でできる「当たり前」を満たし、
「何に対して」「どんなことが」「どんなふうに」
分からないのかを明確にして質問することで
比べ物にならないほど効果的に
塾の先生を使い倒すことができますよ!
ちゃん♪ちゃん♫
学校