『どれを取ろうか、日本史?世界史?地理?(1)』
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12月が近づく中で、
高校1年生たちは、文系理系の選択だけでなく
社会科目で何を受講するかで悩むこともあるでしょう。
今回は2回に分けて、地歴という教科の分析をしてみようと思います。
社会教科で鉄板の教科書会社といえば、
「山川出版」でしょう。
この山川の用語辞典に掲載されている用語の差を
まずはご紹介してみようと思います。
解説がなされている用語に限ります。
日本史:約6,600語
世界史:約5,600語
地理:約3,400語
となっています。
日本史が圧倒的にはなっていますが、
実は解説がない用語は10,000語を超え、
暗記量に関しては正に圧巻の一言。
仮に理系の生徒で、大学二次試験も視野に入れて
数3の対策もしているとしましょう。
この日本史を選択するという時点で、
よほどのことがない限り
(中学から日本史が好きで、書籍や漫画、映画やアートなどで
テスト以外の膨大な知識に興味関心がある場合は除く)
負け戦をすることになる可能性があります。
共通テストになり、
重箱の隅をつつくような知識偏重の問題は影を潜めました。
用語の暗記に関しては負担は確かに減りました。
ですが、用語の暗記面での「点の知識」は減ったかもしれませんが
逆に「線の知識」は求められるようになりました。
年代の入れ替え問題や、
背景知識があってようやく解ける問題。
知識の正確性だけではなく、
他の知識との繋がりが求められるのです。
もちろん、中学で習った知識の上に
高校での日本史の用語知識はあります。
よって、日本史がかなり得意であった生徒は
「点の知識」においては有利になりますが、
高校になって日本史のテストを受けてみてわかると思いますが、
漢字で書かなければピンになることや、
より深くより広く知識が求められていることに気づくでしょう。
このことから考えると、
用語の知識だけで考えると日本史も世界史も
大差はないように考えられます。
ですが、世界史もクセ者です。
なぜなら、世界の人物や出来事の名前を覚える際には、
「ドイチェ・アルバート・アルタイ」
「プラグマティッシェ・ザンクツィオーン」
などの呪文のような用語を覚えることになります。
加えて、人物名を見てどこの国の人であるかや
男性や女性であるかの判断ができるかも重要になります。
狭くとてつもなく深くが、日本史。
縦の時系列を正確にが求められます。
とてつもなく広く浅くが、世界史。
横の同時進行する地域間のつながりが求められます。
与えられたデータの考察が、地理。
一般常識とそこからの分析力が求められます。
地理は、その場の資料の読み取りなどの
思考力が非常に求められるものではありますが、
その思考力も「点の知識」がなければ生まれてこないと考えると、
相対的には地理がコスパに関しては圧倒的だと言えるでしょう。
ですが、地理選択をすることによる
受験上のデメリットもあるのです。
その内容は、次回のブログにて!
ちゃん♪ちゃん♫
学校