国語学習について

2021年度、第一回基礎学力テスト国語の分析(2)

 

じゅくちょー
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『2021年度、第一回基礎学力テスト国語の分析(2

 

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さぁ、本日は国語の論説文の解説をしたいと思います。

後半は、論説文と古文、そして作文です。

論説文は理科の知識との重ね合わせ。

そして古文は、社会の知識との重ね合わせでした。

難しくはないのですが、新傾向が出ています。

では、見ていくことにしましょう!

 

大問3:論説『はやぶさ2』より:川口淳一郎

 

宇宙の話を中心とした、鉄という素材の歴史と今後の展望の内容。

化学の知識が土台としてあると、内容がより掴みやすくなる文章でした。

文末に、【資料】と【ノート】という、まとめ内容が添付されており

その内容からの補足的な要約問題も出題されている、

最近よくあるタイプの問題となっています。

 

(1)は、接続詞の適語選択問題。

ア: また  イ: だから  ウ: つまり  エ: ところが

四段落目と五段落目の間の( )となっています。

五段落は、前の内容から考えると「反意的な」内容となっています。

逆説の接続詞を考えると、

答えはもちろん「エ」となりますね。

 

(2)は、内容説明問題。

傍線部①「かなり高度な技術」とあるが、筆者はどのような点が高度な技術であると言っているのか。「酸素」という言葉を使って、「点」に続くように十五字以上二十字以内で書きなさい。

この設問では、「〜な点」という形で答える必要があります。

そしてまず、「何が」高度な技術と書いてあるのかを見てみると、

二段落目の冒頭、「鉄鉱石から鉄を作るのは〜、」とあります。

解答の骨組みとして、

「鉄鉱石から鉄を作るのは、〇〇な点で高度な技術である。」

という部分を答えることになります。

 

(3)は、傍線部の理由を問う問題。

傍線部②「それは宇宙から飛んできたわけです。」とあるが、そう考えられる理由として最も適切なものを、ア〜エから選び、記号で答えなさい。

ア 地球上に存在する鉄隕石は、酸素が取り除かれた状態であると考えるのが妥当であるから。
イ 地球上に存在する鉄鉱石は、宇宙空間においてすでに製鉄されていた可能性が高いから。
ウ 地球上に存在しないはずの金属の鉄は、宇宙から来た鉄隕石と考えるのが妥当であるから。
エ 地球上に存在しないはずの金属の鉄は、ヒッタイト文明の頃発見された可能性が高いから。

この問題は分かりやすかったですね。

設問文がすでに解答を誘導している感もあります。

答えは、「ウ」ですね。

 

(4)は、傍線部の内容を問う問題。

傍線部③「こうした隕石」とは、どのようなものを指すか。最も適切な言葉を、本文中から五字以上十字以内で書きなさい。

「こうした隕石」「どのような隕石」

と答えるフォーマットが予想できます。

ということは、「〇〇な隕石」と書かれている部分を探せばいいわけです。

七段落目の冒頭に書かれていました。

よって答えは、「地球に落ちてくる隕石」ですね。

 

(5)は、傍線部の内容要約問題。

傍線部④小惑星の「資源を利用する」ことについて、本文と【資料】からわかったことを、【ノート】にまとめた。

【ノート】
<小惑星に注目>
・利用が期待される資源…( A )
・M型小惑星はいわば( B )である。

<小惑星の資源を利用する利点>
・( C )を経なくても金属を取り出すことができる。
・( D )を節約することができる。

1)【ノート】の( A )に当てはまらないものを、ア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。

 ア:鉄  イ:ニッケル  ウ:鉄鉱石  エ:揮発性物質

これは本文からも【資料】からも、明らかです。

答えは、「ウ」ですね。

 

2)【ノート】の( B )について、M型小惑星を比喩を用いて表現している言葉を、本文中から探し、六字で抜き出して書きなさい。

「いわば( B )である」とあるので、言い換え表現を探すだけですね。

十段落目の一行目に、「いってみれば〜」とあります。

その直後の「天然の精錬所」が答えとしてふさわしいですね。

 

3)【ノート】の小惑星の資源を利用する利点として、( C )( D )に当てはまる言葉をそれぞれ五字以上十字以内で書きなさい。

( C )は、「〜しなくても」とあるので、

本文中で似た表現を探すことから始めましょう。

そうすると、十段落の四行目に

「複雑な精錬工程を行わなくてもよい〜」とあります。

このうちの必要な部分の「複雑な精錬工程」が答えとなりますね。

 

( D )は、「〇〇を節約することができる」とあります。

【資料】の中には、「コスト」という言葉を繰り返し使っています。

単純に「コストを節約する」では字数が足りません。

ベストなものは、【資料】の七行目の「宇宙開発のコスト」ですね。

 

論説の考察:簡単であるの一言

 

超簡単です。

すぐに解答の根拠も見つかるイージー問題ばかりでした。

この問題に関しては満点だった生徒も多いことでしょう。

 

次回は、古文と作文の分析を行うことにしましょう。

お楽しみに〜!

 

ちゃん♪ちゃん♫

 

たろー
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