国語学習について

熟語の構成から語彙力を磨く!?

 

漢検などには決まって出題される熟語の構成。

この問題を解けないどころか、よく分からないという生徒が増えてきました。

二字の漢字の熟語をみて、その漢字の構成を考えるだけなのですが、

普段からそのような思考が働いていないからこそ分からないのでしょうか?

少し深めて考えてみたいと思います。

 

じゅくちょー
じゅくちょー

どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。

  • 新高1生募集は締め切りました新高2生新高3生あと若干名です。
  • 新中3生あと5名新中2生あと3名新中1生あと4名が定員です。

 

熟語の構成を考えられない!?

 

例えば、以下のような熟語と構成をご覧ください。

  1. 個々 …同じ字を重ねる
  2. 生産 …意味が似た字を重ねる
  3. 有無 …反対の意味の字を重ねる
  4. 国連 …長い熟語を省略する
  5. 暗示 …上の字が下の字を修飾する
  6. 地震 …主語と述語の関係のあるもの
  7. 転居 …動詞の下に目的語が来る
  8. 否決 …上に否定の接頭語がつく
  9. 真上 …接頭語がついたもの
  10. 退化 …接尾語がついたもの

 

こういった熟語の構成が分からない生徒にとっては、

何が分からないから解けない状態になるのでしょうか?

仮説を立ててみようと思います。

 

そもそも漢字に意味があるものと思っていない!?

 

ごく稀ではありますが、漢字に意味があるものと思っていないタイプの生徒もいます。

例えば、『寒冷地方』という語句が出てきた場合に、

「先生、こんな言葉聞いたことがないので、どんな地方か分かりません」

という生徒がいまして、ひっくり返りそうになりました。

 

「寒」も「冷」も習っている漢字です。訓読みも音読みも知っています。

ですが、「寒冷」という熟語では初めてだから、意味が分からないというのです。

この状態では、語彙が増えることは決してないこと、お分かりいただけるでしょう。

ですが、これは極端な例というわけでもなく、国語が苦手な生徒のあるあるなのです。

 

繋がりがあるものとして認識できない!?

 

そもそも、熟語に構成などがあるものとして考えたことがないタイプもいます。

または、主語述語と言われても、その意味が分からないタイプや、

長い熟語の元を知らないこと、接頭語接尾語の意味を知らないタイプもいます。

 

二字熟語なのですから、「接頭」と「接尾」という漢字を見れば

どを指すか分かりそうなものですが、そのような思考がそもそも育っていないのです。

読解力を高めるなど、まだまだ先の次元ですよね。

 

願わくは、ご家庭でも二字熟語の構成などに限定せず、

「なぜだと思う?」「どういうことだと思う?」という『問い』から

子どもたちの思考を動かす習慣づけをしていただければと思いますね(笑)

ちゃん♪ちゃん♫

 

じゅくちょー
じゅくちょー
それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!

2020年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。

じゅくちょー
じゅくちょー
Facebookもやってます!

じゅくちょー
じゅくちょー
Twitterのフォローもよろしくです!

たろー
たろー
Instagramでは、ボクも登場するよ!

鳴門教育大学 附属中学校 附属小学校

友だち追加 [CP_CALCULATED_FIELDS][CP_CALCULATED_FIELDS_VAR name=””]