『企業が欲しがる人材を輩出する大学!?(1)』
大学入試共通テストまで、あと146日!
公立高校入試まで、198日!
時代は令和となり、時代の求める価値観も
大きく変化しています。
しかも、その変化のうねりは年々早くなっているような気が。
3年先のことすら、もう分からなくなってきました。
学習塾である以上、
生徒たちの第一志望大学への合格にはこだわりたい思いはあります。
ですが、その出先である社会のことを視野に入れて
生徒たち自身も自分の将来のことを広く見据えて
大学を選んでもらいたいと願っています。
では今、企業側はどのような指標で採用時に重視しているのでしょうか?
の「企業の人事担当者から見た大学イメージ調査」よれば、
4分野12項目で人材を評価しているとのことです。
(さすが日経さんの企業関連の調査ですね!)
- 行動力
1)熱意がある
2)主体性がある
3)チャレンジ精神がある - 対人力
1)コミュニケーション能力が高い
2)ストレス耐性が高い
3)柔軟性・適応力がある - 知力・学力
1)論理的思考ができる
2)高い教養を身につけている
3)理解力が優れている(地頭が良い) - 独創性
1)創造力がある
2)個性がある
3)着眼点が良い
これらの項目を以下の5段階評価で分類。
- 非常に重視している
- 重視している
- やや重視している
- あまり重視していない
- 重視していない・全く重視していない
あなたは企業がどの項目を非常に重視していると考えますか?
予想してみてください!
ではこれらの、❶と❺のランキングを発表したいと思います。
<企業が「非常に重視している」ランキング>
- 54.3%:コミュニケーション能力が高い
- 49.9%:主体性がある
- 42.1%:チャレンジ精神がある
- 36.3%:熱意がある
- 24.2%:ストレス耐性が高い
- 20.9%:柔軟性・適応力がある
- 19.1%:論理的思考ができる
- 15.1%:理解力が優れている(地頭が良い)
- 12.2%:創造力がある
- 5.9%:個性がある
- 5.3%:着眼点が良い
- 3.5%:高い教養を身につけている
<企業が「重視していない・全く重視していない」ランキング>
- 5.5%:高い教養を身につけている
- 3.5%:個性がある
- 2.4%:着眼点が良い
- 2.2%:創造力がある
- 0.8%:理解力が優れている(地頭が良い)
- 0.6%:論理的思考ができる
- 0.4%:ストレス耐性が高い
- 0.1%:チャレンジ精神がある
- 0.0%:コミュニケーション能力が高い
主体性がある
熱意がある
柔軟性・適応力がある
意外ではありませんでしたか?
学習塾では、高い教養を身につけてもらっています。
ですが、企業側の論理からすると
全く重要視していないということなのですね。。。
しかも、人事担当者から見たデータというのも重いです。
かつ、「ここが足りない!人事担当者のホンネ」という箇所においても
- 主体性(自分のやるべきことを考え、行動する)
- 熱意(やってやる!という強い気持ち)
- ストレスに強い(予期せぬ状況にも慌てず対応する力)
- 積極性(とりあえず、やってみようとすること)
- コミュニケーション能力(多様な人々と様々な方法で意思の疎通ができる力)
- 個性(他人と違うキラリと光るもの)
- 意見を言う(自分の考えを発信する力)
- 粘り強さ(途中で途中で投げ出さない)
- 素直さ(他人の意見に耳を傾ける)
- スキル・マナー(働く上で最低限必要なこと)
と言うことが挙げられています。
学力や教養は想像以上に重視されていないのですね!
と言うことは、学生たちは
受験勉強を経て「学力を身につけること」を目的とするのではなく
受験勉強を経て「習得できる力・スキル」を目的として
社会に出ていく必要があると言うことになるでしょう。
次回は、「そうは言っても大学のネームバリューはあるでしょ?」
と言うご意見もあろうかと思いますので、
企業側が選ぶ「大学イメージランキング」をご紹介しようと思います。
乞うご期待!