『色々な相談を受けるけど』
大学さ入試共通テストまで、あと196日!
公立高校入試まで、248日!
前職の卒業生などから、今でも連絡が来たり
相談を受けることがあります。
こんなおっさんに相談する必要があるのかどうかは分かりませんが
それでも学習以外においても生徒のお役に立てるのであれば
人肌脱いでしまうのが講師という生き物の性でしょうか(笑)
営業職についた生徒から、相談(というよりかは愚痴?)を受けました。
「先生〜、上司から来月10本多くの成約を取るようにと言われたんです〜。
無理じゃないですか、このコロナ禍で。。。
徳島はまだ対面に対して抵抗感はあまり高くはないですけど。」
「ふ〜ん。営業職をしたことがないから大変さが分からんけん、
一件の成約取るのにどのくらいの営業回るの?」
「ええと、場合にもよりますけど、大体10件に1件ですかね。」
「なら、かなりいい商品扱ってるんやなぁ。
うちは出してはないけど塾業界のチラシなんかの反応率は、0.03%くらいよ。
校門前配布で1%あるかないかぐらいやし。」
「えっ?そんなもんなんですか?
っていうか、先生のところチラシとかしてないんですか?」
「うん、ブログとページの更新だけ。
チラシどころか、校門前配布も看板なんかも。
紙媒体の広告はゼロやなぁ。」
「え?じぁ、なんでそんなに生徒集まってるんですか?
キャンセル待ちの方も多いって言ってましたよね?」
「知らんし(笑)
先生が考えてることは、教えないスタイルで塾をするということは
受け身なタイプの人はうちの塾とは合わないから、
ミスマッチが生まれないようにしようとしていることかな〜。
ほなって、チラシなんかの広告ってさ、
自分で困りごとを調べようとしてる能動的な方とは
相性が悪い気がするのよね。
困りごとに対して自分で検索して
自分で解決策を探そうとする方に対してだけ
見つかるようにWEBに力を入れてるって感じかな。」
「さすが先生、戦略家ですね。。。
そういえば受験のときも戦略で合格させてもらった感ありますし(笑)
じぁ、先生なら10件多く成約取ろうと思ったらどんな戦略立てますか?」
「うーん。仮にあなたが毎日10件営業回って、
1日1件の成約もらってると想定しようかな。
月25日の勤務があったとして、営業回りが20日間あるとしましょうかね。
とすると、今までが月20件成約として30件にしなきゃいけないと。
となれば、月200件回ってた営業回りを
月300件にしなきゃ達成できないことになるわな。
300件÷20日=15件/日
まず、1日5件の営業回りを増やさなあかんことになるね。」
「わ、めちゃくちゃ具体的な目標が出てきましたね!
そうやって上司も言ってくれたらなぁ。
何をしなきゃいけないか分からないと、
不安になりますしイライラするんです。。。」
「いやいや、いつも塾で言ってたことやん。
目標立てたら、その目標のために必要な総学習時間を仮で出して
その時間を日数で割って、教科別に配分する。
使用する教材の総ページや単元別のページを書き出して、
どのくらいの時間がかかるかを出す。
最低何周するか予定を立てて、時間を見積もる。
いつも、目標は具体的に行動目標にする。
昔も今も言ってること変わらんやろ?
受験を通して身につけて欲しいことが身についてないんやなぁ。
ちょっと寂しいわ〜。」
「あ、確かに。。。
受験勉強で得られることってあるんですね。
考えてもみませんでした!」
「。。。
(森信三先生はおっしゃっておられたな。
『教育とは流れる水の上に文字を書くような儚いものだ。
だが、それを岩壁に刻み込むような真剣さで取り組まなくてはいけない。』と)」
って思いで、教育に携わらせていただいています!
でも伝えるだけではなくて、
このような考えを自分の当たり前にできるような
教育プログラムを見える化していくことが
今後の教務改革となりますね〜。
大変だ、大変だ。