理科の問題分析3回目は「物理」をば!
苦手な生徒も多い分野でもある「物理」。
中1は「光・音・圧力・浮力・バネ」など。
中2は「電気回路・静電気・発熱・磁界」など。
さて、第一回はどの分野が出題されたでしょうか?
あえてもう一度繰り返しますが、理科という教科は
もう暗記だけでできる時代は終わった!
ということを意識の中に刷り込んでいきましょう。
どーも、塾講師歴17年、38歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。
- 本年度の入塾生は、満席となりました。
- 来年度の春期講習会からのご入塾のご予約は10名(仮)の予定です。
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大問4<物理>:音の性質
過去10数年分の問題分析では、
「音」の分野は第三回で出題傾向が強い分野です。
ですが、近年では第一回にも音は出題されてきています。
中1物理の単元では最も簡単な内容となり、
第二回以降は難しくなることが予想されますね。
(1)は、原理から問う語句の知識問題。
「音が聞こえるのは、空気の振動が耳の中にある鼓膜を振動させ、その振動を私たちが感じているからである。」
この現象を何と言うか、を問う問題です。
こう聞かれると、ちょっと戸惑った人もいるかもしれませんね。
もちろん、答えは「波」となります。
(2)も、語句知識問題。
この問題は正直点数を取る問題です。
「振動数の単位を書け」
答えは、「ヘルツ:Hz」となります。
(3)も、語句知識問題。
「振幅を表すのは、図の中のどの部分か?」
ここも点数を取る問題です。
答えは、「エ」となり、ほぼ間違った方はいないでしょう。
(4)は、音の大きさと高さの原理を問う選択問題。
「弦の張りの強さを変えずに、このじの位置と弦を弾く強さを変えて、ことじXの間の中央を弾いたところ、ことじの位置と弦を弾く強さを変える前の音よりも、大きく高い音が聞こえた。」
与えられた波形から考えて、「振動数が増え、振幅が大きくなっているもの」を選べばいいだけです。
答えは、「ウ」となりますね。
(5)は、語句の穴埋め選択問題。
上の(4)のときに行った操作について述べた文章。
ことじとXの間の弦の長さが( ① )なるようにことじの位置を動かし、弦を弾く強さを( ② )した。
音は、高くなっているので弦の長さは、「短く」なっているはずです。
そして、音は大きくなっているので、「強く」弾いたはずです。
答えは、①が「イ:短く」で、②は「ウ:強く」となりますね。
大問1から解説してきました。
ここにきて、大問4でようやくオアシス的な問題。
ここで点数を取らなきゃどこで取る、と言う優しい問題でした。
大問8<物理>:電気回路と発熱量
電気回路と発熱を掛け合わせたような問題でした。
昨年の第一回の基礎学の電気回路は非常に難しく、
今年は昨年ほどではないにせよ、簡単には解かせてくれない
良問だったように思います。
またしても、令子と和夫の会話文からの出題もあります。
(1)は、知識問題。
抵抗器に流れる電流の大きさは、抵抗器に加える電圧に比例する。この法則を何というか?
明らかに、「オームの法則」ですね。
(2)は、作図問題。
これが答えです。
(3)は、対話分の穴埋め問題。
スイッチ1 | スイッチ2 | 抵抗器X[A] | 抵抗器Y[A] | 回路全体[A] | |
Ⅰ | 入 | 切 | 0.10 | ー | 0.10 |
Ⅱ | 切 | 入 | ー | 0.20 | 0.20 |
Ⅲ | 入 | 入 | 0.10 | 0.20 | 0.30 |
令子:ⅠとⅢの結果から、ⅢではⅠに比べて抵抗器Xに流れる電流の大きさは( ① )ことがわかったわね。
和夫:ⅡとⅢの結果から、抵抗器Yについても、抵抗器Xと同様のことが言えるよね。また、Ⅲでは、Ⅰ、Ⅱに比べて回路全体の抵抗は( ② )なったね。
令子:だから、Ⅲの回路全体に流れる電流が大きくなったのね。
実験ⅠとⅢの
ですが、できないんです。
ただ、1年間分の距離を求めているに過ぎないのですが、kmをcmに直すことができない生徒もいるのです。
250,000,000 ÷ 27,700,000 を求めるだけで大丈夫。
答えは、「ウ:約9.0cm」となりますね。
地学は、昔は「覚えるだけで大丈夫」と言われる筆頭でした。
ですが、この2問をご覧になってどのような感想をお持ちになりますか?
もう、暗記単元と言われていた生物と地学は、思考力問題の最筆頭になったのです。
第二回の基礎学の「地学」予想!?
第二回の範囲は、中3地学の「天体」が含まれないため、
中1中2の地学から第一回同様に出題されます。
中1から出題されるならば、「火山(鉱物)・地層(堆積岩)」となるでしょうか。
この範囲を重点的に復讐しておけば、点数は硬いでしょう!
中2地学は、今回同様天気からの出題です。
「飽和水蒸気量(雲の出来方)・天気図(気圧配置)」と
第二回の地学分野においては対策が立てやすくなっています。
第二回の地学分野では満点を取れるように、
演習に演習を重ねておきましょうね!
ちゃん♪ちゃん♫
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