じゅくちょー
本日の雑談は、こんなこと!
今日のお品書き
『差異に敏感であること!?』
第一回基礎学まで、あと12日。
今日は国語の側面から、
ミスが多い子たちの共通点を考えてみたいと思います。
ミスが多い子たちは、あらゆる出来事に対して
「差異を見出すこと」が非常に苦手です。
というより、「ちょっとぐらいの差異」は
学習において関係あるんですか?
というような思考をしている可能性があります。
国語的なミスの傾向として、
- 20文字以上の文字を書き写すことができない
- できない子は10文字でもできない
- チェックを入れない
- チェックを入れるべきポイントを意識せず解く
- 間違っていないかどうかの確認はしない
- 文字数などを数えるときは、空中で数える
- 文字を鉛筆で押さえて印を入れるようなことはしない
- 眼だけで数える
- 使った単語にチェックを入れるようなミスを防ぐ工夫はしない
- それに限らず、ミスを防ぐ工夫はしない
- 何度注意しても、ルールや解法を無視する
- そして、テストでミスが多かったとしょげる
- でもミス防止の工夫はしない
伸びるのが速い子の特徴は、
「あっ、そこがポイントだったのですね!」
と、教えるが早いかすぐに利用していきます。
自分の知っている知識との「差異」に敏感だからこそ、
自分にはできていないポイントに注目できます。
おそらく、ミスの多い子たちは
「自分ができていないと思っていない」のかも知れません。
正確な自分の能力に対して、そのできるできないの
「差異」を感じられていないのです。
だからこそ、データの読み取りや解釈が
非常に苦手なのかも知れません。
相関関係や変化、逆に一定であるデータに
意味を見出すことができないのでしょう。
では、「差異」を見出す能力はどう磨かれるのでしょうか?
それはおそらく、「わかりづらいものに触れる」ということでしょう。
差異が見出せないような一見して複雑なようなものに対して、
差異を見出すことを「面白がる」ことが、この土台となるのかも知れません。
例えば、図鑑をみること。
見るから、視るへ。
視るから、観るへ。
観るから、診るへ。
このような何気ない生活習慣が、
学習の土台を作っていくのかも知れません。
教育は、奥が深いですよね!