学び方

割り算の本質的な理解とは?

 

小学校の算数の中でも、

群を抜いてその概念の理解が大切なのは

『割り算』です。

割合にも、比にも、分数にも

この割り算の概念が複雑に絡んでくるからです。

 

じゅくちょー
じゅくちょー
 どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。

  • 8月14日(金)−15日(土)は、近隣でのコロナ感染を受け延期となりました。
  • 9月10日(木)−14日(日)は、夏期スタッフ研修にて休講と致します。
  • 9月12日(土)は、小〜中学生対象全国模試を実施します。
  • 8月度、座席が数席確保できました。キャンセル待ちの方を優先でご連絡差し上げます。

 

割り算の意味を説明できるか!?

 

16個のみかんを、4人で分ける。

この言葉の意味を、計算というものに変換してみましょう。

16÷4=4

となるのは、それほど難しくないように感じると思います。

 

ですが、

$\frac{19}{4}$ 個のみかんを、$\frac{17}{3}$ 人で分ける。

このようになった途端に、上記と全く同じように

$\frac{19}{4}$ ÷$\frac{17}{3}$ =4

とできるの人は、極端に少なくなってしまうのです。

 

「割り算」は何を求めるための計算式!?

 

少し専門的になってしまいますが、

割り算には2つの目的があります。

それは、

『一つ分当たりを求めるための計算(等分除)』

『いくつ分ができるかを求める計算(包含除)』があります。

 

例えば、

16個のみかんを、4人で分ける。

この問題は、一人当たりを求めますので等分除です。

一方で、

16個のみかんを、1人4個ずつに分ける。

これは、何人分になるかを求めますので包含除となります。

 

当たり前のように感じるかもしれませんが、

割り算にはこの違いがあるということを

理解できていなければ、

割合や比の計算の意味が分からなくなってしまいます。

 

関数の傾きも結局は割り算の理解が大切!?

 

関数で登場する、傾き・変化の割合・比例定数。

傾き・変化の割合・比例定数 = $\frac{yの増加量}{xの増加量}$

と表されます。

この分数の意味を分解して考えると、

yの増加量 ÷ xの増加量

となる訳ですから、

xが1増えたときに、yがどれだけ増えるか

を表しているだけなのです。

 

sinθも同じ考え方ですね。

仮に、sin30°を考えたとしましょう。

sin30° = $\frac{高さ}{斜辺}$

三角形の高さ ÷ 三角形の斜辺

ということは、

『斜辺が1のときに高さがいくらになるのか』

を求めているに過ぎません。

 

sin30°は、$\frac{1}{2}$ですから、

斜辺の長さが分かれば、

三角形の高さは、その$\frac{1}{2}$だよ

と教えてくれているというだけのことなのです。

 

小学校算数の本質的な理解ができていないだけで、

高校の数学はもちろん、理系科目の理解が

全くできなくなる理由が

これでお分かりになっていただけたでしょうか?

 

ちゃん♪ちゃん♫

じゅくちょー
じゅくちょー
それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!

2020年度『つばさ』の授業日程は、ここからご確認できます。

じゅくちょー
じゅくちょー
Facebookもやってます!

じゅくちょー
じゅくちょー
Twitterのフォローもよろしくです!

たろー
たろー
Instagramでは、ボクも登場するよ!

鳴門教育大学 附属中学校 附属小学校

友だち追加 [CP_CALCULATED_FIELDS][CP_CALCULATED_FIELDS_VAR name=””]