基礎学力テスト

令和元年、中1基礎学力テスト分析(2)

 

本日は、数学と理科の分析を。

端的に、数学はどちらかと言うとちょい難し目。

理科は簡単目と言う感想です。

どちらも新傾向が盛りだくさんであり、

数学も理科も、その部分が難しかったと言う

感想になってしまうのかもしれません。

 

じゅくちょー
じゅくちょー

どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、上位公立高校受験・国公立大学受験専門塾、じゅくちょー阿部です。

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数学の、考え方の手順を示す問題!?

 

全部で大問5までありました。

大問1は、標準的な計算問題です。

大問2が、規則性の問題で考え方の手順を導く新傾向。

大問3は、ちょっとだけひねった方程式の利用の問題。

大問4が、比例反比例の複合問題。

大問5が、平面図形の思考力問題という構成。

 

大問2と5が、「お?来たな?」という感じでした。

ですが、決して難しいわけではありません。

どちらかというと、大問3、4の従来形式の問題の方が難しかったです。

 

その場で初めて見るような問題を解くことを求めている!?

 

全国の公立高校入試でもそうですし、徳島県の数学でもそうです。

基礎学の第三回のような問題でも同じですが、

初めて見る問題に対して、今までの知識を総動員させて

「どう解けば良いのか?なにを使って解いて欲しいのか?」を

求める問題が多くなってきています。

 

これこそ、これからの時代が求める「本質的な学力」なのでしょう。

反復演習だけでは得られない、ですが反復演習によって得られた知識を

「どう活用するのか?」という視点を求める問題形式です。

単純に、目の前の問題を解けば良いという短絡的な思考では

太刀打ちできない時代に突入したことを問題から感じます。

 

理科は中3と同じく、大問8形式!?

 

生物2問、地学2問、化学2問に物理2問の合計8問形式。

外観は従来の基礎学と同じでしたが、中身がやはり変わっています。

内容は、教科書主体の『原理原則』を問う問題が多くなっていました。

 

例えば、大問7の音さの問題の(5)。

「発泡室ロールの小球を水に浮かべ、振動させた音さを水につけると、この小球はどのような動きをするか?」という問題。

確かに教科書にはそのまま書いてはあるのですが、太字にはなっていない原理の説明の部分が問題となっていました。

シビれますね、こういう本質的な理科の知識を問う問題は(笑)

 

問いはシンプル、だが迷う!?

 

全ての問題は、非常にシンプルです。

ですが、「あれ?どっちだったかな?」と

いつもと違う角度からの問い方となっており、

解答に対して迷いが生まれるよう工夫してあります。

 

シンプルだからこそ、日々の学業への取り組みが透けて出ます。

普段から理解する学び方、例えばガスバーナーの天下手順にしても

意味があっての手順となっています。

その意味を理解することなく単純な暗記の作業となっていれば

解けないような問題の作りをしているのです。

 

ですから、理解して学ぶ習慣がある生徒さんにとっては

「非常に簡単」な試験となり、

やらされ感や作業感で普段から勉強させられているという姿勢で

学ぶ生徒たちにとっては、「めちゃ難しい」ということになるのでしょう。

 

その思考の土台は、家庭での言葉かけで生まれるものなのですがね(笑)

ちゃん♪ちゃん♫

 

じゅくちょー
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それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!

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