では、今日は昨日に引き続き第二回基礎学の英語の後半の問題考察を!
比較的短めの英文が2つと、がっつり長めの長文が1つ。
その中にはかなり自由度の高い条件英作文が含まれています。
では、いってみましょう!
どーも、塾講師歴17年、37歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。
大問6は「対話文」、波乱はなし!
高校生のたかしさんと、留学生のベッキーさんとの対話です。
164語で、問題数3つという比較的短い対話文。
(1)は、「流れを掴み、相応しい対話を完成させる記述問題」。
Takashi : “( )( ) like to come with me?”
Becky : ” I’d like to.”
ほぼベッキーの答えに、解答が隠されていますね(笑)
“( Would )( you )” ですね。
ですが、ここで大文字で書けずに部分点が引かれることが予想されます。
最後に点数が伸び悩むのは、この手の「全体から部分を考えて、行動に移せない」タイプの生徒です。
(2)は、「対話の内容と合うものをア〜エから1つ選ぶ」問題。
ア Becky knows a lot about the earthquakes in Japan.
イ Becky doesn’t know where to go if a big earthquake happens.
ウ Takashi often talks about the disasters with Becky’s host family.
エ Takashi and Becky are going to meet next Sunday.
まず、アだと「日本での地震のことについて多くを知っている」ことになりアウト。
イは、「大地震発生の際、どこへ行くべきかを知らない」となり、これっぽい雰囲気。
ウは、「たかしがベッキーのホストファミリーと災害の話をしている」わけはないので×。
エは、「二人が日曜に会う」のは内容を読まないと分からないので△。
このように、イとエの内容と本文内容を照らし合わせて解答を考えれば時間短縮となります。
ちなみに、答えはエとなります。
(3)は、本文の内容を踏まえて、家族に当てたe-mailの文章を完成させる問題。
語句知識と文法知識を問う問題ですが、それほど難しくはありません。
(a)は、“Today I went to the town ( ) to learn about the disasters …” のかっこに語句を入れます。
長文本体を読んでいれば、“town library” だと分かりますが、読まずに解こうとするならミスが出るかもしれません。
(b)は、“I learned ( ) to protect ourselves …” の中に “how” を入れれば良いだけですね。
大問6は、非常に簡単でした。
ただし、長文本文を読まずに解こうとするならば、引っかかるように問題を作成していることは感じます。
解法テクニックにおんぶに抱っこの解き方に頼ってしまうと、メッキが剥がれてしまうでしょう!
大問7は、条件英作文が難しいかな!?
フィリピン出身のALTのマリア先生が、英語の授業中にした話しの一部。
185語で、問題数2つと条件英作文という構成。
(1)は、[ ]に入る語句1語を、本文中から抜き出す問題。
Next month, one of my friends from the Philippines will [ ] me and we will go to some temples in this city.
まぁ、探さなくても“[ visit ]” ですね。
(2)は、「対話の内容と合うものをア〜エから1つ選ぶ」問題。
ア Maria thinks Japanese people are very kind to others.
イ Maria wants to have more Japanese friends to talk about trains.
ウ Maria often used trains and buses when she lived in the Philippines.
エ Maria wants to know when trains and buses in Japan were made.
まず、アが一番まともな選択文。
イは、列車オタクじゃないんだから。
ウは、フィリピンでの話は置いておこう。
エは、乗り物マニアじゃないんだから。
答えは、残念ながら本文をあまり読まなくても、アだと予想できますね(笑)
そして、この基礎学でもっともいい問題である(3)です。
問題文をそのまま載せてみますので、時代の変化を感じてみてください!
あなたはマリア先生から、“I want to go to Heisei Museum from Nishi Station next Sunday. How can I get there?” と尋ねられました。調べたところ、2通りの方法があることが分かりました。あなたなら①・②のどちらをマリア先生に進めますか。下の表を参考にして、[伝える英文]の(a)に乗り物を1語で、(b)にはその理由について15語以上25語以下の英語で書きなさい。ただし、文の数はいくつでもよい。数字も英語で書く。符号は語数に含めない。
全国の英作文の基準から言えば、簡単です。
ですが、徳島県の従来の傾向はガチガチの条件英作文で、 どちらかと言えば、和文英訳の色が濃い問題でした。
まず、この問題を解くにあたって、 日本語ですらオススメする言葉が思いつかないという人が いるかもしれません。
「どういう風に、勧めればいいかなぁ?」 と考えてしまえば、ドツボにハマります。
こういう風に考えてみてはどうでしょうか?
「出題者は、この問題を通して何を書いて欲しいのかな?」
こう考えれば、自分にはどんな武器があるかに視点が変わりますね。
- 「it 構文」:
これを使って伝えられないかな?語数も稼げるぞ。 - 「簡単な表現で言い換えられないかな?」:
伝えたい英単語が思いつかないから、別の表現で伝えてみよう。 - 「長文の中からパクれないかなぁ?」:
正しい英文のお手本が並んでいるのですから、そこから拝借できそうな表現をパクってみよう。
例えば、
“It is much easier for you to get to the Heisei Museum than to go by train.”
これでオッケー、17語です。
長くなったので、最後の長文は明日に!
やはり条件英作文は、難しい印象は受けますが、慣れが大事です。
考え方や解き方を知っているだけで、「ああ、いつも通りの問題だ」と思えることが試験中は大きな差になります。
明日は、ラストの長文をやっつけてしまいましょう!
まぁ、本当に入試と同じレベルになってきましたねぇ〜(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
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