まず、2次試験を視野に入れている人と
センターのみの人とでは戦略が
大きく変わってきますが、
8月の全統マーク模試の点数層で
ざっくりとした戦略が別れてきます。
まず、全統マーク模試での分類を始めます。
- 120点未満
- 120〜160点未満
- 160点以上
まず、あなたはどの点数層に該当しますか?
①の120点未満の層
①に該当するのであれば、
まずは急ピッチで『単語&文法』を固めましょう。
必要なものは、何でもいいですから単語帳。
『つばさ』ではターゲットをメイン単語帳にしていますが、
1500まででセンター対策は十分だと感じます。
そしてターゲットには、準拠したアプリはもちろん
ワークブックなどの市販の覚えるための教材が
たくさんあることがお勧めする理由です。
眺めるだけでは覚えられないからこそ、
塾では『Four Shuffle』という
じゅくちょー考案の暗記システムがあり
1回に無理なく100語を覚えられます。
そして学校教材の、Next Stage, Vintage,
Engage, 即ゼミなどの1章の文法項目だけでも
何周も繰り返すことをお勧めします。
実際に点数として反映されるのは
2、3章の語法やイデオムの項目ですが、
6割を取り損ねている場合は
1章と発音アクセントの章をやると
一気に20点ほどのアップは見込めるでしょう。
発音アクセントの配点は14点あります。
意外と苦手な子が多く、やれば点数に直結するので
少しでも点数をあげたい子は発音アクセントは
やることをお勧めします。
②の120点〜160点未満の数層
まず、どこで点数を落としてしまっているかの
分析は必要かもしれません。
ですが、この点数層に該当する子であれば
長文で8割以上を取れないタイプでしょう。
イメージにすると、
大問3〜6でのミスが、
各2問以上あると思われます。
長文でのミスは、大きく分けて3つです。
- 時間配分ミス
- 語彙不足
- 読解ミス
この3つのどれかというわけではなく、
だいたいこの3つともが該当するのではないでしょうか?
逆に160点以上を取っている生徒であれば、
上記の3つのうちどれかだけで点数を落とすことが
多いかなと感じます。
②の点数層のあなたのすべきことは、
2:1の割合で、
長文読解と単語・文法をする必要があるでしょう。
この割合を間違うと点数の伸びに影響が出ます。
長文読解をしながら、その長文で出た単語で
分からなかった単語を自分の使っている単語帳で
付箋を使いチェックをするなど、
普段使っている単語や文法教材に
長文からフィードバックを入れながら
単語・文法を何度も復習するといいでしょう。
もしくは、単語帳や文法書を何度も繰り返し
全部見直しても1時間ほどしかかからないまでに
なっているのであれば、リスニング教材として
全て復習し直すことも効果的でしょう。
長文読解教材は、
市販のもので気に入ったものであれば
正直何でもいいですね。
ただ、解説にはしっかり目を通して
自分のレベルにあった解説であるかどうかを
見定める必要があるでしょう。
東進の安河内先生の長文教材であれば
ハズレはないかと感じます。
「やっておきたい長文シリーズ」に関しては
2次も視野に入れた教材ですから
取り扱いは注意が必要かもしれません。
(解説もそれほど親切ではありません)
③の160点以上の点数層
この時期で8割を超えているのであれば、
志望校にもよりますが、
センターのみであれば赤本のルーティーンで
問題ないでしょう。
毎回時間を測って解くことを必然として、
時間配分やミスの傾向を細かく分析し
足りない部分を重点的におぎなく教材を
見繕っていもいいかもしれません。
ですが、8割取れている状態で
2次試験も視野に入っている生徒であれば
9月からは2次対策がマストです。
志望校となる大学の赤本を取り寄せ、
一度敵を知るためにも
解いてみるといいでしょう。
そこから自分に足りないものを分析し、
記述なら記述対策の教材を購入し
(Z会さんの記述対策教材はレベル別でGOOD)
和訳要約を補うのであれば、
その教材を使って解くといいでしょう。
2次試験の内容と照らし合わせた
具体的な対策が必要になる時期です。
戦略を間違うと、
受験の勝敗は大きく揺れ動きます。
8月で基礎基本を徹底的にしたのであれば
9月からの基本方針を間違わずに
緻密に立てていくことをお勧めします。
体調はまだ戻っておりませんが、
明日には元気に教場に立ちたいものです(笑)
ちゃん♪ちゃん♫