「漢字が覚えれんのよ〜!」
このお悩みを持つ生徒の特徴として、
- 漢字の「つくり」を気にしない
- 漢字の「意味」を気にしない
- 漢字の「書き順」を気にしない
- 小学校で習う漢字に対して、上の3つをしてきていない
この4つが当てはまることが多いです。
上記の4項目に当てはまる、
もう一つの共通項は「語彙力」が乏しいことです。
小学生で見慣れている漢字のほとんどは、
複雑な漢字の「つくり」にもなっています。
そして、その「つくり」は同時に
「意味」も表します。
結局、意味も何も考えずに
漢字を覚えようとするだけでなく
言葉も覚えようとするから、
漢字も語彙も増えていかないという訳です。
例えば、「蔑む」。お読みになれますか?
これで、「さげすむ」と読みます。
高校生では知っておいてほしい言葉では
ありますが、ではどんな意味でしょうか?
辞書では、「人格・能力などが劣った者,
卑しい者としてばかにする。見下す。」とあります。
そして、これを覚えるために、
単純に、手作業で書いて覚えらるのなら
国語の指導は苦労しません。
だって、書きながら子どもたちは
「あぁ、めんどくせーなぁ。。。」
「腹減ったなぁ。。。」
「あの子、どうしてるかなぁ。。。」
と、漢字や意味のことから頭は離れている状態で
手作業をしているのですから(笑)
では、このときに「蔑む」を、
「[草]の下に[戌]を追いやるような[目]で、蔑む」
などと工夫して覚えてみてはどうでしょう?
「[草]の下に[戌]を追いやるような[目]で、蔑む」
「[草]の下に[戌]を追いやるような[目]で、蔑む」
「[草]の下に[戌]を追いやるような[目]で、蔑む」
とブツブツ言いながら、
「つくり」「意味」そして、
「書き順(=総画など)」も
意識して書くとどうでしょうか?
覚えやすくなりませんか?
暗記というものは、
詰まる所いかに「覚えやすい状態」を
作るかで効率が決まってくるのです。
ですから、覚えやすい状態を作るために
小学校の漢字を徹底して復習しておくことは
高校生にとってもオススメなのです。
英単語もそうです。
高校生になれば3000語では足りません。
ですが、膨大な単語を暗記しやすくするためには
土台となる中学英単語の暗記こそが
最も重要です。
国語読解も、目的は同じです。
解きやすい状態を作っておくために
解法があるのです。
ミスしやすい状態にある自分を
ミスしにくい方法で矯正するイメージですね。
常にミスしやすい状態で問題を解くなら、
その教科を好きにもなれませんし、
興味も湧いてこないですよね?
解法テクニックというものは
ただ単純に点数を取るためだけの方法論
というわけではなく、解きやすくするお膳立てを
自分でできるようになることで、
その教科に対するネガティブなイメージを
取り払い、点数が楽に取れるからこそ
その教科が嫌いではなくなり、
そして興味を深くもてるようになるための
最善のツールなのです。
ですが、じゅくちょー自身は、
英単語に比べると
漢字はとても苦手ですけどね(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
『夏期講習会』の日程は、ここからご確認できます。