以前の職場では、
夏の講習は毎日9時間×26日間という
かなり激しい講習会でした。
しかし、その講習の後も塾が閉まるまで残り
とんでもない奇跡のような点数アップを
果たした生徒がいます。
夏前の模試で、
自己ワースト点数を出してしまった
男子生徒でした。
市高へハンドボールをするために
何としても合格を叶えたいと願っていました。
持ち前の体力を武器に、
鬼神の如く演習量をこなし
明けても暮れても問題を解きまくりました。
夏期講習最終日の模試の日、
彼は夏前から178点アップという
快挙を叩き出しました。
380点台だと記憶しています。
長年、受験を指導してきて思うことは
『効率のいい勉強法ほど、
泥臭くめんどくさいもの』
であることがほとんどです。
なぜなら、
『分かる』と『解ける』は別だからです。
体験や経験を通して、楽しく得られる知識も
間違いなくあるのは事実です。
分かりやすい指導や感動するほどの授業もあります。
ですが、受験において
『分かった気になる』ことほど
恐ろしいことはありません。
この『分かった気』を増やす時間を
多くすればするほど、
解けなかった時の落差は大きくなり
「自分なんて、勉強してもムダだぁ」
という最悪の思い込みに走ってしまいます。
学んだことに対して、
『本当に解けるようになったのか』を
必ず試すこと。
これが受験に対する、王道の学習法です。
その試行錯誤の様々な角度からの問題演習を
的確に生徒にお出しするのが
私の務めであると考えています。
はたから見れば、何もしてないように見える
じゅくちょーですが、常に問題を作ったり
学習法をPC上で学んだりしているのです(笑)
ちゃん♪ちゃん♫
『夏期講習会』の日程は、ここからご確認できます。