大学受験について

エビングハウスの忘却曲線、間違って理解していませんか?

 

「KOL」や「YUB」などの

 

ナンセンス音節2300個を無作為に使い

 

ある一定数を覚え切った後で、

 

時間をおいて覚え直しする際に、

 

どれだけの時間を節約できたかを

 

実験で示したものが忘却曲線です。

 

じゅくちょー
じゅくちょー

どーも、塾講師歴17年、36歳3児のパパで認定心理士、じゅくちょー阿部です。

 

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ですので、上の図のような一般的な理解は

 

誤りであることになります。

 

「20分後には42%を忘れてしまう」

 

というものは、実生活で考えると

 

生活上非常に困ったことになりかねません。

 

正しくは、

 

20分後に同じものを覚え直す際に、

 

「58%の暗記時間を節約できた」

 

というものが正しいエビングハウスが

 

実験で得たものです。

 

この実験結果がねじ曲がって理解され、

 

58%の節約ができたということは、

 

42%分だけが覚えられていないことになり

 

42%を20分後には忘れるのだ、

 

というものになってしまいました。

 

 

エビングハウスはこの実験を通して、

 

たとえ無意味なナンセンス音節の

 

暗記であったとしても、

 

その音節によく似た、もともと持つ知識と

 

連想しながら覚えることも

 

実験で証明しました。

 

俗にいう語呂合わせですね。

 

 

このことから考えると、

 

無意味なナンセンス音節を

 

新しく習った未知の知識と置き換え、

 

その暗記にかかった時間を仮に100分と仮定すると

 

20分後に覚え直す際には58%の時間が節約できるよ、

 

すなわち42分で覚え直せるよ

 

ということなのです。

 

 

ということは、

 

一回覚え切った単語や語句の知識が

 

多ければ多いほど、短期間で復習し

 

覚え直すことで楽に覚え直せるという

 

意味になります。

 

 

ですから、忘れる前に

 

なんども復習を短期間ですればいい

 

というものではないのです。

 

覚えたものを覚え直す際には

 

間を空けず覚え直す方が

 

「楽に覚え直せるよ」という

 

実験であることが分かります。

 

 

 

そして加えるならば、記憶の定着は

 

『忘れかかったものを、思い出そうとするとき』に

 

短期記憶から長期記憶の方へと移される

 

性質があります。

 

記憶の再編集というものです。

 

覚えたものを、別の問題で解き直し

 

「あれ、あの覚えたあのやつやなぁ。

 

なんだったっけなぁ?」

 

この繰り返しが、記憶の強化を図ります。

 

 

すなわち、

 

覚えたものを使って

 

短期間で何度も何度も繰り返し

 

別の問題を使って覚えたものを

 

使い倒す=アウトプットすることが

 

記憶の定着の王道という訳です。

 

しかも、その問題の質が良ければ良いほど

 

覚えた知識が様々な角度で問い直しされ

 

知識が多面的にコーティングされた

 

上質の知識と生まれ変わっていきます。

 

 

理論を持って学ぶこと、

 

これが努力を無駄にしない

 

学習法と呼ばるものでしょうね。

 

 

じゅくちょーの減量も、

 

理論に基づいた効率良いものに

 

していきたいものですね(笑)

 

ちゃん♪ちゃん♫

 

 

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それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!

 

 

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