近隣の中学校では、第三回基礎学後の実力テストラッシュとなっています!
今週だけで把握しているのは6中学校!
基礎学力テストが難しかっただけに、出願の命運を握る参考値となりそうな予感です。
中学生の英文法で最も難解なものと言えば、『後置修飾』の単元です。例えば以下のようのものです。
名詞+(前置詞句) | a girl ( with long hair ) |
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名詞+(不定詞) | a pen ( to write with ) |
名詞+(分詞) | a boy ( running in the park ) / the window ( broken by Tom ) |
名詞+(形容詞節) | a cake ( my mother made yesterday ) |
名詞+(関係代名詞) | a woman ( who teaches us English ) |
日本語の形容詞(国語においては連体詞)は、どれだけ長く修飾語が続こうとも、説明したい名詞の前から後ろの名詞へとかかっていきます。
しかしながら、英語ではそうもいかず、1語の形容詞であれば名詞の前に置き名詞を修飾しますが、2語以上の塊(句や節)になると、名詞の後ろにその塊を置き、後ろから前の名詞へと修飾する形になります。
この日本語と英語の違いを理解するためには、日本語での修飾語(形容詞の働き)と被修飾語(説明される名詞)が日本語レベルで理解できていなければ難しくなります。
例えば、「公園でサッカーをしている少年たちは、僕の友だちです。」という日本語を英語にしていくとしましょう。
まず、この日本語の主語(主部)がどこになるかを判断しなければなりません。もちろん、主語(主部)は「(公園でサッカーをしている)少年たちは」になります。
ですので、大まかな文章の作りとしては、”The boys are my friends.” となり、残された「(公園でサッカーをしている)」という語句が、どこに置かれるかの判断になるのです。
ステップとしては、
- 「(公園でサッカーをしている)」は、どの名詞を修飾しているか?
- 「(公園でサッカーをしている)」は、少年たち”the boys”を修飾している。
- 「(公園でサッカーをしている)」は、1語か2語以上か?
- 「(公園でサッカーをしている)」は、2語以上の塊なので、名詞の後ろに置く。
- 「(公園でサッカーをしている)」は、”playing soccer in the park”。
- 「(公園でサッカーをしている)少年たち」は、”the boys playing soccer in the park”。
という手順で作っていくことになります。以上を合体させると以下のような英文となり完成です!
“The boys playing soccer in the park are my friends.”
この主語(主部)がやたらと長くなる英文が、兎にも角にも苦手な中3生が非常に多いのです。それは、日本語レベルでどのように考えれば良いかが分かっていないことに原因があるように思います。
日本語で文節を判断し、修飾被修飾の関係を適切に分け、そこから英語のルールに照らし合わせる練習が必要なのです。
しかしながら、たった2日間でこの苦手分野をマスターしてしまった女子生徒がいます。というより、昨日から対策を始めて、今日で一気にマスターしてしまいました。
頭がいいから?いえいえ、決してそうではありません。むしろ、努力に努力を重ね、それでも基礎学力テストでは3回とも成績が下がってしまったような、不器用なタイプの生徒です。
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もちろん、学ぶ意欲以上に成績を伸ばす無敵の要因はございません。ですが、意欲さえあれば2日で大の苦手で実際難解な後置修飾をマスターできた事実もあるわけなのです。
もし、ピンポイントで苦手な分野・文法があれば、お役に立てるかもしれませんよ!