基礎学力テスト

第三回 基礎学力テスト考察(3)

 

本日は、数学と理科と社会です。

 

今一度、近隣中学の平均点を掲載しておきます。

 

合計平均点 国語平均点 社会平均点 数学平均点 理科平均点 英語平均点
269.7点 53.5点 58.5点 52.2点 44.4点 61.1点

 

 

じゅくちょー
じゅくちょー
どーも、徳島国語英語専門塾つばさ、阿部でございます!

 

まず顕著なのが、理科の平均点の低さです。弊社では、出題予想が100%的中したものですから、61点の平均でしたがそれでも低いと言えます。

 

まずは、一昔前の理科の問題とは違い、一問一答的な『覚えれば解ける』問題はほぼ無くなっています。

 

ただ「知っている」だけの知識では対応できなくなっており、他の知識との違いがどこで、何がポイントなのかを理解できていなければ、対応できなくなっています。

 

社会でも言えることですが、特に昔と違うのが『考えられるものを全て選べ』系の問題や、『回答だと思うものを記号で答え、その理由を簡潔に述べよ』系の思考力問題です。

 

今回の社会は、記述問題が明らかに減り、逆に重箱のすみを突く系の問題が増えました。塾講師から言わせると、「しょーもない問題」で面白みもなかったです。理科は、「うーん、そう問われると生徒たちは答えられないだろうなぁ」という出題傾向でした。

 

理科も数学でも、問題が問おうとしている『意図』を掴めるかが回答までの鍵になっているものが多く、『意図』が理解できればかなり簡単です。特に数学の最後の問題では、解説途中で「あっ!そういう意味か!」と、ヒント一つで一瞬で解いた生徒もいたほどです。

 

と言うことで、基礎学は大きく傾向が代わり、『問いを理解する読解力』が最も重要になってくるのでしょう。読解力の土台は、『語彙力』です。もちろん、日本語の語彙力です。

 

日本語で読み取り、日本語で考え、日本語で回答を作っていく訳です。問題を読んで日本語の意味が分からなければ、問題を解けるようになるはずがありません。

 

反復練習によって、スキルや知識が高まっても、「何を答えればいいか」が分からなければ宝の持ち腐れもいいところです!

 

残り、高校入試まで51日!

 

学力の『質』が問われる時代になった、と考えていいのでしょう!従来通りの「座って授業を聞く」スタイルの限界の足音がひたひたと聞こえてくるようです。

 

自分で考え問い立てし、自分で解答を作る力が求められているのです。知っていることだけ答えられるのではなく、知っていることと知らないことを結びつけ、どのようにすれば解けるのかを導き出せる思考力こそ、これからの時代の学力のスタンダードとなるのかもしれませんね。

 

じゅくちょー
じゅくちょー
それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!