以下の表をご覧ください。
【年齢別平均語彙数】
年齢 | 平均語彙数 | 最上位の語彙数 |
2歳 | 400 | |
3歳 | 900 | |
4歳 | 1600 | |
5歳 | 2500 | |
6歳 | 3600 | |
小学1年生 | 4900 | 7000 |
小学2年生 | 6400 | 12000 |
小学3年生 | 8100 | 17000 |
小学4年生 | 10000 | 22000 |
小学5年生 | 12100 | 30000 |
小学6年生 | 14400 | 37000 |
中学1年生 | 16900 | 44000 |
中学2年生 | 19600 | 52000 |
中学3年生 | 22500 | 60000 |
じゅくちょー
どーも、徳島国語英語専門塾つばさ、阿部でございます!
このデータは、東京のある教育研究所の調査結果です。このデータを頂いた時、非常に背筋が冷ややかになったことを覚えております。
標準の中3生の語彙数と、最上位の小4生の語彙数がほぼ同じなんですよ!?衝撃的ですよね?
しかも、おそらくですが、最上位層の子たちの語彙数は「知っているだけの語彙レベル」ではなく、「その意味もその他の語彙との違いも分かるレベル」の語彙数だとすると、その差はもっと大きくなるはずです。
今日の授業でもそうなのですが、「示相化石」と「示準化石」をどちらかを答える問題で、何度も同じ問題で間違っている子がいました。そうです、聞いたことがあるだけの語彙なので、違いがわかっておらず、問題を読んでもどちらがふさわしいものかが全く分からなかったのです。
子どもたちは、こちらからすると「ほんなアホな!?」という学習方法を選択することが間々あります。全く役立たず、効果的でもなく、だからこそ覚えられないのが当たり前にも関わらず、必死になって時間だけを浪費しているのです。
「示相化石」は、「環境」を特定するのに役立ちます。「環境」という言葉を言い換えると、「様相」になります。その「様相」の『相』を使った言葉である「示相化石」です。同様に、「示準化石」は、年代を特定するのに役立ちます。「年代」を言い換えると、「基準」になります。その「基準」の『準』を使った言葉が「示準化石」なのです。
このように、語彙の『質』を高めることで、国語の力の土台となる言葉が大きく力強く広く深く形作られるのです!
明日に続きます。
じゅくちょー
それでは、今日はこのあたりで。失礼しま〜す!