掃除が好きというより、整理整頓や細かなところを念入りに磨き上げるのが好きなタイプです(笑)よって、時間だけが多くかかり、全体的には綺麗になっていなかったして妻に叱られることも。。。
いやはや、師走とはよく言ったもので、2018年も暮れを迎えております。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
生徒たちを大掃除をするイベントを企画してきた経験から、掃除の仕方からみる学力との相関関係をお伝えしようかと思います。
掃除と言っても、様々な側面がありますよね。
- 掃除機をかける、などの表面なもの
- 雑巾をかける、などの念入りなもの
- ものを運ぶ、などの体力的なもの
- 指示出す、などの監督的なもの
- 埃をとる、などの細やかなもの
- 磨き上げる、などの緻密なもの
生徒たちの掃除をしている姿を見ていますと、見事に性格が現れます。問題の解き方と全く同じ場合がほとんどです。
「掃除機のヘッドを動かすだけ」タイプ
… どこをかけたのかさえも気にせず、とりあえず表面を撫でていく
→ 問題を飛ばし読みして、聞かれていることに答えられないタイプ
この生徒のタイプ、非常に多くいます。「化学式で書け」に対して物質名で答えたり、「記号で答えよ」に対して文章で答えたり(怒)
そうです、『雑』なんですね。何から何まで『雑』になってしまう子が一定数以上います。
しかし、『雑』になってしまうのは、おそらく『型』を知らない、もしくは『型』にはめる・はまること経験してきていないからなのだと考えるのです。
例えば、家庭の中である様々な道具類、皆さまの家庭では配置場所や置き場所、置き方などは決まっていますか?
「あるべき場所」に「あるべきもの」を「あるべき置き方」で配置することを幼少期より躾けられている子どもは、大きくなっても『雑』さとは縁遠いようになるとの相関関係があるとのことです。
それは、『靴を揃えること』で調査された結果のようなのですが、躾の基本は『靴を揃えること』から始まると、教育学者の森信三氏も語るほどです。
なるほど、生徒たちの『靴の揃え方』は酷ものがあります。特にトイレのスリッパを揃えて出てくる者を見たことは、7年間で10回もありません。しかし、私は言いません。私が率先して揃えるのです。入るたび出るたび、気がつくたび永遠に揃え続けました。
結果的には。。。全く変化はなかったですけどね(涙)
それは、家庭でできる躾ですもの。よそ行きではない、誰も見てない家庭内から習慣を変えられなければ、成績という特殊で修練のいる性質のものにはあまり反映されませんからね!